rakumo、今22年12月期第1四半期の営業利益は14%増

rakumo、今22年12月期第1四半期の営業利益は14%増

rakumo<4060>の22年12月期第1四半期の連結営業利益は前年同期比14.4%増の4900万円と好調なスタートを切った。(イメージ写真提供:123RF)

 rakumo<4060>の22年12月期第1四半期の連結営業利益は前年同期比14.4%増の4900万円と好調なスタートを切った。今後は、3月に買収した社内SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)型日報アプリ「gamba!」を手掛けるガンバ社(神奈川県横浜市)の貢献が期待される。また、新規プロダクト開発にも注力しているとのことであり、新たなプロダクトの展開に期待したい。

 同社はスケジュール管理や電子稟議(りんぎ)などの業務支援ツールを企業に提供するSaaSのサービスや、DX(デジタルトランスフォーメーション)の導入支援を手掛ける。SaaSは米グーグルの業務用プラットフォーム「グーグルワークスペース」とセールスフォース・ドットコムのプラットフォーム上で展開している。

 第1四半期はSaaSサービスが全体のけん引役となり、売上高は2.5億円(同11.2%増)となった。第1四半期末時点のユニークユーザー数は45.2万人(前年同期は43万人)に積み上がり、顧客企業の成長と製品ラインナップの強化によって1社当たりの販売額も継続的に増えている。今期は販売部門強化に伴い投資を積み増す一方、営業増益基調を維持した。

 今後の販売増に寄与するのが、社内SNS型日報アプリの「gamba!」だ。日報にSNSの仕組みを取り入れ、スマートフォンを通じて手軽に更新できるほか、米グーグル社の製品との連携機能など多種多様な機能を持つ。rakumoは第3四半期(7−9月)より連結業績へ取り込む方針だ。

 「gamba!」を展開するガンバ社は400社以上の豊富な顧客を抱え、今後はrakumoとのサービス連携が期待される。「gamba!」のリード情報の活用およびウェブを活用した販促に長ける「gamba!」との共同セミナーなどにより、シナジー(相乗)効果が期待できるものと想定される。rakumoの展開する社内掲示板サービス「ボード」も、「gamba!」との連携による販売増が期待できそうだ。

 rakumoは、22年12月期連結営業利益予想の2.5億円(前期比8.8%増)を据え置いた。ただ、これには「gamba!」の収益は含まれていない。ガンバ社は前21年10月期に営業黒字に浮上したことで利益創出フェーズに転換しており、今後の利益貢献が予想される。rakumo内でも大口顧客向けの営業の専門部隊を設置して体制強化を図っており、業績への貢献が見込まれる。

 グロース市場全体が大きく下落する中、rakumoの株価も調整を余儀なくされている。ただ、rakumoはグーグルワークスペース向けの安定的な売上が期待される上に、収益体質の向上も図られ、安定性と成長性を兼ね備える。全般相場の落ち着きとともに、見直しが見込めよう。(イメージ写真提供:123RF)(情報提供:モーニングスター社)

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