アルミ製品メーカーの栄陽実業集団、22年1〜6月期は太陽光・電子製品向けの売上増で黒字転換

アルミ製品メーカーの栄陽実業集団、22年1〜6月期は太陽光・電子製品向けの売上増で黒字転換

アルミ製品の製造、販売を手掛ける栄陽実業集団(02078/香港)が9月16日、2022年1〜6月期の半期決算を発表した。売上高は前年同時期を若干下回った一方で、当期純損益は黒字に転換した。(イメージ写真提供:123RF)

 アルミ製品の製造、販売を手掛ける栄陽実業集団(02078/香港)が9月16日、2022年1〜6月期の半期決算を発表した。売上高は前年同時期を若干下回った一方で、当期純損益は黒字に転換した。
  
 同社は2005年設立で、13年2月に香港メインボードに上場した。アルミ製品の製造、販売を主業務としており、パソコン用放熱器などの電子製品向けアルミ製品、アルミサッシ、建築・工業用部品などを取り扱う。中国本土を中心に、オーストラリア、北米、香港などで業務を展開する。
  
 22年1〜6月期の売上高は9億8197万香港ドルで、前年同時期の9億9280万ドルを1.09%下回った。中国国内での新型コロナウイルス感染再拡大、市場ニーズの疲弊などにより中国市場およびオーストラリア、英国での売上が縮小した。また、売上構成では太陽光パネル用アルミフレームの割合が前年同期の33.7%から42.1%に、コンシューマー電子製品用アルミ製品が16.5%から26.8%とそれぞれ大きく上昇する一方で、工業向け製品の割合が48.6%から26.3%と約半分に低下した。

 そして、売上構成の変化と有効なコスト管理措置が奏功して粗利率が前年同期の7.3%から13.8%に上昇し、当期純損益は前年同期の8539万ドルの赤字から40万ドルの黒字に転換した。

 同社は22年通期の展望について、市場環境が複雑かつ変動性に満ちており、インフレや市場競争の激化、世界的なシリコンウエハー供給不足、金利上昇といった要素により、売上および利益能力に引き続き大きな圧力がかかると予測した上で、太陽光発電を中心とするグリーンエネルギー、電動自動車といった成長著しい分野への市場開拓強化を図り、より付加価値の高い製品を中心とした多元的な製品ラインナップを構築することでさらなる成長を目指すとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)