【中国本土IPO】26日は4社が公募開始予定、鉄道検査システムのハルピン国鉄科技集団は1.2億株発行予定

【中国本土IPO】26日は4社が公募開始予定、鉄道検査システムのハルピン国鉄科技集団は1.2億株発行予定

中国本土の株式市場では9月26日、深セン証券取引所創業板で1社、上海証券取引所科創板で1社、北京証券取引所で2社の計4社が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する予定だ。(イメージ写真提供:123RF)

 中国本土の株式市場では9月26日、深セン証券取引所創業板で1社、上海証券取引所科創板で1社、北京証券取引所で2社の計4社が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する予定だ。
 
 深セン創業板への上場を目指している深セン市美好創億医療科技(301363/深セン)は4427万株を発行予定。2010年設立の民営企業で、19年に株式会社化した。家庭用呼吸装置、人工内耳インプラント部品など医療機器精密部品や製品の設計、開発、販売を主業務としている。また、世界の医療機器メーカー向けに、医療機器製品の受託生産サービスも手掛けている。ジョンソン・エンド・ジョンソン、シーメンス、アボット・ラボラトリーズ、GNリサウンドなどの大手医薬品、医療機器メーカーに対して製品やサービスを提供する。売上の7割前後が家庭用呼吸装置部品となっている。
 
 21年12月期の売上高は11億3744万元(前期比28.10%増)、純利益は3億1010万元(同20.21%増)。22年1〜6月期の売上高は6億7399万元(前年同期比32.67%増)、純利益は1億8569万元(同40.00%増)。
 
 上海科創板への上場を目指しているハルピン国鉄科技集団(688459/上海)は1億2000万株を発行予定だ。1996年設立のハルピン威克科技有限公司を前身とし、2017年にハルピン鉄路科研所科技有限公司となり、21年に株式会社化して現社名となった。軌道交通の安全モニタリング検査、鉄道向け情報化・スマート設備の提供を主業務としている。非接触赤外線温度測定技術、RFID技術、音声診断技術、画像検査技術などの重要技術を活用して、機動車、客車、貨物車、地下鉄などの地対車、車対地、車対ネットワークの安全モニタリング検査システムを提供する。多くの軌道交通モニタリング検査システムで業界1位のシェアを獲得しており、中でも線路脇音響検出システム(TADS)では約90%のシェアを誇る。

 21年12月期の売上高は8億7175万元(前期比8.77%増)、純利益は1億1782万元(同8.85%増)。22年1〜6月期の売上高は1億8489万元(前年同期比7.92%増)、純損益は298万元の赤字(同74.16%の損失減)。

 北京証券取引所に上場を目指すのは、無錫億能電力設備(837046/北京)と海能未来技術集団(430476/北京)の2社だ。

 無錫億能電力設備は1500万株を発行予定で、公募価格は5元。08年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。電力配電用乾式変圧器、インダクター、スマートボックス式変電所、高低圧セット設備、軌道交通電力設備の製造、販売を主業務としている。21年12月期の売上高は2億5372万元(前期比22.55%増)、純利益は2632万元(同12.10%増)。22年1〜6月期の売上高は8170万元(前年同期比7.13%減)、純利益は1058万元(同8.27%減)。
 
 海能未来技術集団は1000万株を発行予定で、公募価格は10.88元。06年設立で、21年に株式会社化した。実験分析装置の研究開発、生産、販売を主業務としており、食品、薬品、農作物、環境汚染モニタリング、大学や研究機関などの科学研究などの分野向けに実験分析装置を提供している。中国における、有機元素分析装置、サンプル前処理装置の主要メーカーの1つである。21年12月期の売上高は2億4700万元(前期比17.59%増)、純利益は5119万元(同76.67%増)。22年1〜6月期の売上高は1億5031万元(前期比20.44%増)、純利益は721万元(同0.77%増)。(編集担当:今関忠馬)(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)