イデアインターナショナル、ブランド力を生かしたハイブリッド戦略で成長加速

イデアインターナショナル、ブランド力を生かしたハイブリッド戦略で成長加速

イデアインターナショナル代表取締役社長の森正人氏(写真)は、「広告宣伝強化による認知度の向上によってブランド認知度が高まった。また、RIZAPグループのメディアマーケティング分野での連携によってEC販売の強化など成長戦略を加速する」と、一段と前向きな施策を打ち出すとしている。(写真の手前が、ヒット商品のホットプレート)

 イデアインターナショナル <3140> (JASDAQ)は、17年6月期決算の見込みを上方修正した。今期に初配当を予定している。同社代表取締役社長の森正人氏(写真)は、「広告宣伝強化による認知度の向上によってブランド認知度が高まったことをテコに、直営店による複数ブランド取扱いを実施するハイブリッド型出店、また、RIZAPグループのメディアマーケティング分野での連携によってEC販売の強化など成長戦略を加速する」と、一段と前向きな施策を打ち出すとしている。(写真の手前が、ヒット商品のホットプレート)
 
――17年6月期の業績見通しを上方修正した。
 
 キッチン雑貨の「ブルーノ」が絶好調で、第3四半期までに売上高は前年同期比10増の50億37百万円、営業利益は同約3倍の1億63百万円になった。自社ブランドによる卸売事業が好調で自社商品売上比率も高まっていることから利益率も高まった。
 
 特に「ブルーノ」のホットプレートは欠品が出るほどの販売好調が続いており、増産体制を整えたことで、来期以降は一段の注文アップに応えられるようにした。また、小売り事業は、今期はこれまで4店舗増で直営店25店舗に拡充したが、依然として雑貨を中心に出店要請が強いことから、来期も4店舗の出店を計画している。また、EC小売事業は、対前年比18%増の勢いで伸びている。
 
――17年6月期の業績見通しは?
 
 売上高は前年同期比25%増の77億円、営業利益は86%増の3億4千万円を見込んでいる。そして、18年6月期は、売上高90億円、営業利益5億円へと一段と成長できる見通しだ。
 
――今後の成長戦略は?
 
 主力3ブランドに集中し、各ブランドの特性を生かした成長戦略を実施する。インテリア雑貨ブランド「ブルーノ」は、ホットプレート、グリルポット、アイスクリームメーカー、発酵フードメーカーなど、キッチン商品のラインアップを拡充し、ライフスタイルブランドへの転換をめざす。自動車のシートカバーなどカーグッズにODM商品供給も開始して販路を広げている。
 
 トラベルグッズブランドの「ミレスト」は、アーバンリサーチ社他とのコラボ商品を強化することなどで市場の拡大をめざす。そして、イタリアのオーガニックブランド「テラクオーレ」は、従来のスキンケア、ヘアケア、ボディケアに加えフレグランスの新ブランド「ノーツ」を開発し、ラインアップを拡充した。
 
 また、この3つのブランドを掛け合わせた複数ブランドによるハイブリッド型店舗は、集客、および、収益性の面で効果が高いため、出店を強化する。出店要請が強く、また、来店客数の多い雑貨ショップに客単価や粗利益率の高いトラベル、または、オーガニックショップを加えて出店することがポイント。そして、贈る人が自らラッピングすることに特徴を持たせたギストショップ「GOOD GIFT GO」も実験店の評価が高く、多店舗展開を図っていく。
 
 一方、ECモールへの出店を加速する。小売店舗等の売上拡大には、RAIZAPグループの力を得て広告宣伝力を強化した効果によるブランド価値の向上効果があった。現在、売上高に占めるEC売上高比率は5%に満たない水準だが、EC戦略の強化によって20年6月期にはEC売上比率を3倍に引き上げる計画だ。さらに、RIZAPグループのアパレル各社との卸売に関する提携によって、販路を拡大していきたい。
 
 今後、成長を加速するための投資も積極化する。店舗開発、マーケティング・広告宣伝の強化、新商品の開発等に3年間で総額25億円の投資を計画している。
 
 また、17年5月末を基準日として1株を2分割する株式分割を実施。今6月期には初めての配当を実施する予定だ。加えて、株主優待についても100株以上の株主に対して6000円相当のRIZAPグループ商品を提供するものを9000円分に増額。株式分割後も基準となる所有株式数を変更しないため、既存の株主に有利な株主優待を実施する。

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