ロボアド提供13社が合同で説明会、ロボアドの普及に向けて運用実績の一斉開示も実施

ロボアド提供13社が合同で説明会、ロボアドの普及に向けて運用実績の一斉開示も実施

資産形成のナビゲートをロボットが実行するロボアドバイザーのサービスを提供する13社は7月7日、東京・大手町でメディア向け合同説明会を開催した。(写真は、ロボアドバイザー合同記者レク実行委員会のメンバー各社、7月7日、東京・大手町のFINOLABにて)

 資産形成のナビゲートをロボットが実行するロボアドバイザーのサービスを提供する13社は7月7日、東京・大手町でメディア向け合同説明会を開催した。「SMART FOLIO」を提供するみずほ銀行、「FUND ME」のカブドットコム証券のようなポートフォリオ提案を行うツールから、ETFラップなど投資一任サービスを提供するウェルスナビ社や「THEO」のお金のデザイン社などが一堂に会して各社のサービス特性などを説明した。また、同説明会を企画したロボアドバイザー合同記者レク実行委員会(事務局:お金のデザイン)は、ロボアドの運用実績等が他社と横比較できる形で8月から情報開示すると発表した。
 
 ロボアドバイザーは、利用者に簡単な質問を投げかけ、その回答に基づいて利用者のリスク許容度を診断し、そのリスク許容度に応じた資産配分方法を提案するツール。資産運用のアドバイスを提供するところから、投信やETFを使った投資一任(ラップ)サービスを提供するところがある。現在までに、大手金融機関からスタートアップまで含め日本国内で17社がサービスを提供している。
 
 みずほ銀行の「SMART FOLIO」は、リスク許容度診断に加えて「65歳までに3000万円貯める」などの目標に応じた運用方法の提案に加え、価格変動に伴う資産配分のギャップを補うリバランス提案、また、投資プランの実現に向けた進捗状況のメール連絡など、資産形成のステップに応じたサービスを展開。勤労世帯である20〜50代が資産運用を始めるツールとして有効に活用しているという。
 
 投資信託選びをサポートする三菱UFJ国際投信の「ポートスター」は、ネット証券や地方銀行など34社が採用し、サービス開始した16年3月末から17年6月18日までに累計アクセス件数が43.9万件に達する利用があった。25歳〜44歳までの世代が利用者の56%を占めるなど、若い世代の利用が目立っている。
 
 カブドットコム証券の「FUND ME」は、リスク許容度に応じたポートフォリオ提案アプリ。資産構成比、地域別構成比、過去・将来チャートの4つの視点から提案するポートフォリオがどの程度のリスク水準なのか視覚的にわかるように表示ができる。また、モーニングスターのレーティング情報を活用し、過去3年、5年、10年のリスク調整後のパフォーマンスが1つ★から5つ★までの5段階で表す分かりやすさ、そして、やわらかなUI(ユーザインターフェイス)の後押しもあって女性の利用が多いという。
 
 一方、投資一任サービスでは、ウエルスナビ(WealthNavi)が正式リリース約11カ月で口座申込3万件を突破し預かり資産150億円を超えた。「THEO」の無料体験者数は30万人を超え、運用実施も1.15万人を超えたところだ。スマートフォンを使って手軽にできる資産形成手段として、20代〜40代という若い世代に浸透し始めている。
 
 そして、ロボアドバイザー合同記者レク実行委員会に参加する一部の企業が、8月から比較可能な形でロボアドを用いた結果の運用成績を開示する。参加するのは、ウェルスナビ、お金のデザイン、財産ネット、松井証券、マネックス・セゾン・バンガード、みずほ銀行、楽天証券。各社は、円建てでの月次リターンを月末基準で開示。複数の資産運用プランを提供している場合は、各社でのリスクレベルが最低・中央・最大の3つを少なくとも開示し、併せて、推定リスクも示す。各社のパフォーマンスを具体的な数値で公表することによって、ロボアドバイザーについて理解が深まることをめざすとしている。(写真は、ロボアドバイザー合同記者レク実行委員会のメンバー各社、7月7日、東京・大手町のFINOLABにて)

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