金投資とポートフォリオ−マトリックス的な思考の必要性

金投資とポートフォリオ−マトリックス的な思考の必要性

皆さんもご存知のカリスマ投資家の投資スタイルについては多くの著書が出されており、お読みになったかたもいらっしゃるのではないかと思います。(情報提供:SBIゴールド)(イメージ写真提供:123RF)

■著名投資家と金

 皆さんもご存知のカリスマ投資家の投資スタイルについては多くの著書が出されており、お読みになったかたもいらっしゃるのではないかと思います。常に世界の長者番付の2位前後に入るウォーレン・バフェットは、その華々しい業績の裏でプライベートは質素な生活を送っているのは有名ですね。

 以前コラムで書いたように、ジョージ・ソロスは、昨年、金ETFに巨額な投資をしました。一方、そのソロスとヘッジファンドを運営していたジム・ロジャーズも、金に目を向けています。株式中心か、あるいは金ETFの組み込みか、金保有か? それぞれ金に対するスタンス、考え方はそれぞれの個人と時期、戦略によって違うようです。

 カリスマ投資家の投資スタイル、金投資へのスタンスなどをながめ、それが個人投資家にどのように役立つかシンプルですが考えてみたいと思います。

■マトリックス的ポートフォリオ

 まず、カリスマ投資家たちと私ども個人投資家の大きな違いは、投資する資本の額が大きく違うことでしょう。当然のことながら、リターンも大きく違ってきます。そうした巨額ポートフォリオを自分の投資哲学で運用し、その歴戦の経験から導き出される運用方法、ポートフォリオ、情報収集能力、着眼点といったものは、そうした人しか至りえない領域のものかもしれません。

 では、個人投資家はそうした運用はできないのでしょうか? 投資に関して難しいのは、おそらく定石となる方法は特定できず、個人投資家のトライアンドエラーによって生み出されたところが大きいと考えます。株主優待の利用で生活しているといわれる桐谷さんなどもそうしたひとりかもしれません。ケインズなどもそうでしょう。クラシックのピアニスト、グレン・グールドも株式投資で得たお金で自分の好きな演奏を録音していたといいます。しかし、工夫によって個人投資家がよりよいポートフォリオを生み出すことは可能と考えます。

 個人が投資する上でのひとつの考え方として、ポートフォリオにおける「マトリックス的な思考」ということに触れてみたいと思います。こちらはあくまで、ひとつの考え方です。それは、株式、債券、投信、金・プラチナ、その他(先物)など、自分の考え方、好み、経験から導き出されるポートフォリオの組み直しを都度調整しながら投資していく方法といってもよいでしょう。著名投資家のスタイルを合成したものといえるかもしれません。イメージとしては以下のようになるかと考えます。また、この方法は、あまり資金がないという方でも、NISAや純金積み立て、投資信託を組み合わせることでイメージに近いものに近づけることができると考えます。その際、やはり要素として入れておきたいのは金投資ではないでしょうか。

■株高の現在と金

 このところ、株高が続いています。「この株高はいつまで続くの?」など素朴な疑問もあるのではないでしょうか? 「バブル?」、「いやいやまだまだ続くだろう」、いろいろな見方があると思います。

 ただ、いかなることがあろうと、リスクを避ける資産も組み込んだポートフォリオ、マトリックス思考を基礎とすると、そうした危機に対する姿勢、対応、調整も可能なのではないかと思うのです。

 株高、為替の乱高下に左右されることが少ないポートフォリオの確立、こうしたことは相場がよいこの時期だからこそ、改めて考えたいことです。その際、金をポートフォリオに組み込む戦略は、地政学的リスクも考慮すると大変重要になってきます。(情報提供:SBIゴールド)(イメージ写真提供:123RF)

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