<最優秀ファンド賞>「優良日本株ファンド」、グループの企業調査力を駆使し優良・割安な日本株に厳選投資

<最優秀ファンド賞>「優良日本株ファンド」、グループの企業調査力を駆使し優良・割安な日本株に厳選投資

三菱UFJ国際投信の「優良日本株ファンド『愛称:ちから株』」が、モーニングスターアワード・ファンド オブ ザ イヤー2017で最優秀ファンド賞を受賞した。同ファンドの運用について三菱UFJ国際投信の株式運用部 国内株式第2グループ グループリーダー チーフファンドマネジャーの野崎始氏(写真)に聞いた。

 三菱UFJ国際投信の「優良日本株ファンド『愛称:ちから株』」が、モーニングスターアワード・ファンド オブ ザ イヤー2017の国内株式大型 部門(対象ファンド数:623本)で最優秀ファンド賞を受賞した。2013年に最優秀ファンド賞、14年と15年に優秀ファンド賞を受賞している。同ファンドの運用について三菱UFJ国際投信の株式運用部 国内株式第2グループ グループリーダー チーフファンドマネジャーの野崎始氏(写真)に聞いた。

 ――ファンドのコンセプトは?

 競争力ある優良企業の株式の中から、割安と判断される銘柄を厳選して投資するというシンプルなコンセプトだ。どのような市場環境になっても、このシンプルなコンセプトからブレないように運用している。

 このファンドでは「優良企業」について、3つの観点で判断している。(1)健全なバランスシートを保持している企業である。このことによって、経営陣は必要な時に必要な投資が可能になる。(2)業界内におけるシェアが高い。強い商品やサービスを持つことによって、グローバルな市場で戦っていくことができる。(3)株主還元姿勢が積極的。増配や自社株投資の実施など、株主に向いた経営をしている企業は、ROE(株主資本利益率)の向上にも積極的な傾向がある。

 このような優良企業の選定基準は、全てが将来の利益の伸長につながっている。この条件に合う企業の中から、株価が割安な企業の株式に投資している。株式の割安度は、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、配当利回りのいずれかで割安といえることを条件にしている。

 企業の利益成長によって株価上昇が期待され、かつ、株価の割安修正によってプラスαの株価上昇を得るチャンスもある銘柄群に投資している。オーソドックスなやり方ではあるが、設定来でみると参考指数であるTOPIXを上回るパフォーマンスを残しているのは、投資判断の基礎となる企業分析がしっかりしている結果だと思う。

 ――調査体制は?

 10名でチームを組んで運用にあたっている。うち9人が、私も含めてアナリストを兼務するファンドマネジャーという体制をとっている。東証の33業種とJリートを9名で分担し、年間2700社程度の企業訪問を行っている。

 9人それぞれが自分の担当ファンドの運用をしながら、アナリストとして担当業種を持っているが、一般のアナリストが専門的に深く掘り下げるということに対し、横断的に他の業種との比較などを行う客観的な視野を持てる。機動的に投資判断ができるという柔軟性がメリットといえる。

 また、三菱UFJ信託銀行が年金運用を受託する中で育ててきた19名のアナリストチーム(平均経験年数約20年)の調査情報を活用できるメリットもある。自らがアナリストとして企業訪問等の取材をしていると、個人的な思い入れや思い込みが生じやすい。そこに信頼できる第三者の意見を参照し、情報交換をできるメリットは大きい。このような企業調査に関するグループ力は、運用成績にも活きていると思う。

 企業分析に基づいて50銘柄程度の組入銘柄を選んでいるため、業種に中立、また、大型株、中小型株など企業のサイズのリスクも取らないポートフォリオを作ることができている。そして、特定のテーマにもこだわらず、ひたすら個々の企業の成長性を見極め、優良かつ割安と考えられる銘柄に投資している。

 ――どのような投資家に相応しい?

 ファンドのコンセプトが「優良」「割安」「厳選」と、シンプルで分かりやすいことから、投資が初めてという方にも投資していただけるファンドだと思う。当ファンドでは、月報で組み入れ銘柄は全部開示し、組み入れ上位30銘柄については個々の銘柄を選んだ理由などのコメントを公表している。継続的に月報を読んでいただくと、個別銘柄について理解を深めていただくとともに、株式投資の視点についてもわかっていただけるようになると思う。私たちが銘柄を選んだ理由に共感していただけることが理想だ。

 また、投資先のリストを見ていただくと、投資経験の長い投資家の方にも、日本を代表する企業以外にも、「小さいながら良い銘柄に目をつけている」と納得いただけることがあると思う。

 中味が見えるファンドは、長期にわたって保有し続けていただけると思う。特定のテーマなどに集中しているわけではないので、何かの機会に飛びぬけて高いパフォーマンスが出るという性格のファンドではない。投資タイミングを問わず、いつでもエントリーしていただける。長期に継続保有するファンドとしてご検討いただきたい。(情報提供:モーニングスター社)

関連記事(外部サイト)