一般生活者が財産形成に使える安心のファンド! さわかみファンド20周年の今

一般生活者が財産形成に使える安心のファンド! さわかみファンド20周年の今

「さわかみファンド」が今年8月、設定から20周年を迎えた。さわかみ投信代表取締役社長の澤上龍氏(写真)にこれからの展望を聞いた。

 「さわかみファンド」が今年8月、設定から20周年を迎えた。独立系の投信会社で直接販売によって長期投資に理解のある投資家を募るという独自の経営で時代を切り開いてきた同ファンドは、その後に続く独立系・直販運用会社の道しるべでもあった。さわかみ投信代表取締役社長の澤上龍氏(写真)にこれからの展望を聞いた。

 ――「さわかみファンド」は、今年8月に設定から20周年を迎えました。この20年間を振り返り、現在感じていることは?

 まずもって、20年という歴史の中には多くの方の思いやご尽力があったということです。「さわかみファンド」だけの力で果たした歴史ではなく、関係するすべての方に深く感謝申し上げたいと思います。もともと、「一般生活者の財産形成をサポートする」という思いで立ちあがったのが「さわかみファンド」です。この精神は変わらず、20年間愚直に追求してきました。一般の方々がお金の不安から解消されたら、世の中が土台から明るくなるだろうという思いで、全社一丸となって日々の業務に励んでおります。

 長期では、運用は受益者と歩みを一緒にしないと成績も出ません。リーマンショックやITバブル崩壊のような相場急落時に「さわかみファンド」には多くのお金が入ってきます。「こういう時だから、世の中で必要とされている企業を応援しよう」という、私たちが常日頃から申し上げているメッセージをご理解いただいているのだと感じています。その結果が20年の長寿ファンドとなった理由であり、またメッセージを直接多くの方に届けられる直販体制であり続けたからこそだと考えております。

 毎月末のレポートで全ての投資企業、金額やコストなどを開示してきました。一般的には結果を伝えるだけで、今何を買っているのかという情報はブラックボックスになっていますが、「さわかみファンド」は全て開示しました。この取り組みも、皆さまから信頼いただける理由なのでしょう。

 ――お客様を「ファンド仲間」と呼ぶ理由は?

 金銭面の不安、将来不安を解消し、夢に向かおうという同じ目的地を共有する「仲間」だからです。先ほどもお話ししたとおり、運用は運用者とお客様の思いをひとつにしてこそ成績につながります。嵐のときも凪のときも、同じ船に乗る仲間なのです。そういった意味では、私たちは単にファンド仲間の皆さまにお金持ちになってもらうことを目標としておりません。将来に対するお金の不安からの解消の過程で、企業を通じて世の中をよくしていく長期投資の考え方、そして、お金の不安がなくなったときのカッコよい使い方などを共有し、仲間の皆で、日本を明るくしていこうと訴えています。

 「さわかみファンド」を購入していただく方の大半は、30代、40代のサラリーマンや主婦が大半で、これまで預貯金だけで財産づくりをなさっていた方々です。金融についてまるでご存じない方もいらっしゃいますが、そのような方々に投資について理解してもらうには、まずもってファンドがシンプルでないといけません。その上で、直接会って、顔を見て、こういう人に託しているんだということを分かっていくことは必須なのです。最初は、セミナーを開いても1人や2人ということもあったのですが、「あそこの話は本質的だ」「面白い」という評判になって、クチコミで広がっていきました。

 相場が良くなると、足の速い資金も入ってきます。人気などで購入しておこうかと考える方が出てくるのです。しかし、急落すると、そういう方がいなくなって純度が高くなってきます。結局、残っておられる12万弱の皆さまは、長期投資の考え方をご理解いただいている、まさに仲間ばかりではないかと感じています。

 ――全国セミナーを繰り返すことで投資家の方々は変わってきていますか?

 2−3年に1回でも、直接話を聞くことによって、「やっぱり、さわかみファンドは元気でやっているな」ということを知っていただくことが大事だと思います。会うことによって、改めて投資を始めた頃の気持ちに戻って、結果的に保有期間が長期化しているという効果はあると思います。リーマンショックの時などは、不安な顔でセミナーに来られる方もいらっしゃいましたが、今になって、やっぱり続けていて良かったと言ってくださいます。「さわかみファンド」のファンド仲間の皆さまの平均保有期間は10年以上なのですが、保有期間が長い理由の一つは、何年かに1回は顔を見ているということなのではないかと思います。

 私たちが、毎月半ばに発行している「長期投資だより」というレポートには、「さわかみファンド」を長期で保有している方々の投資経験記をご紹介しています。また、10年保有された方々の感謝会を開いているのですが、そこで聞かれる話は、長期投資をやってきてよかったという話ばかりです。家族で世界一周旅行に行くという方もいますし、軽トラックを買い替えた、ポルシェを買った、アジアに学校を作ったなど、いろんな方がいらっしゃいます。また、ファンド仲間の方が、何かの入用でファンドを解約されるときに、わざわざ事前に、これこれという理由があるから申し訳ないけど一部を解約すると言ってこられる方もいます。この距離の近さが、さわかみ投信の財産だと思っています。

 ファンド仲間がどんどん増えていくと、直接会える機会は減ると思うのですが、会いに行く努力は続けます。現在の関係を続けている限りは、暴落があった時に、新規の資金を投資していただけると思うのですが、この努力をしなくなると、そういうこともなくなり運用もままならなくなっていくと思っています。

 ――企業との関係は変わりましたか?

 ファンドの投資先企業も「仲間」だと思っています。ですから、投資先企業を「銘柄」と呼ぶことはありません。企業も人と同じように生きていると考えます。その株式を買うということは、付き合いを始めるということですし、売り切るとは縁を切ることです。長年にわたって付き合いが続けられる仲間と思うからこそ、ファンド仲間の大事な資金を投資できるのです。

 また、リーマンショックを共に乗り越えたということもあります。あのとき、多くの運用会社が解約のために資金を引き揚げたのですが、私たちは徹底的に買い向かいました。そのことも覚えていただいています。企業訪問ツアーでファンド仲間を連れていきたいといっても受け入れていただけ、信頼が高まってきたと思います。

 本当の企業とのリレーションとは、実際に何をしてきたかということの積み重ねだと思っています。2019年8月末時点で投資している107社のうち7〜8割くらいは、保有期間が10年以上になり、長期にわたって関係を作っています。

 ――これからの展望は?

 ファンド仲間の皆さまは、安心や信頼をベースに財産形成をしていきたいと考えている方が多いです。昔の預貯金のように、ここに置いておけば安心ということを求めておられます。財産形成という1つの目的のための商品は1つです。いつでも同じ船に乗って、同じ目的地に着ける。必要に応じて、いつでも降りてくださってもかまいません。この1本を突き詰めていくことが本当のサービスだと思っています。どのような時代になっても、安定させて成績を向上させていく1本を命がけで良くしていくことが最善だと思っています。

 投資している企業の努力、未来の可能性を、私たちは調査を通じ理解しています。そのワクワク感や、株価の裏にある本質などを、多くの投資家と共有したい。投資は財産形成の手法だけでなく、未来づくりという視点を日本の文化にしたいと強く願っています。そうすれば、皆が必要とする企業は努力を続け、そうでない企業は姿勢を見直すか、または市場から退出する。そういった、一般の生活者が投資家の顔も持って、皆で世の中をつくっていけるような社会の黒子に、さわかみ投信はなりたいと考えております。当面はファンド仲間100万人をめざしていきます。国民のおよそ1%が、長期投資の思いを持ったファンド仲間になれば、社会を前向きな世の中に変えていく力になるでしょう。(情報提供:モーニングスター社)

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