パナソニックヘルスケアの協力会社、TY商事が特別清算

 (株)TY商事(旧:東予産業(株)、TSR企業コード:810014173、法人番号:7500001007103、千代田区丸の内1−7−12、設立昭和39年6月、資本金1000万円、宮嶋嘉則社長)と、関連会社の、(株)TS商事(旧:CELCO SOLAR ENERGY、TSR企業コード:822061716、法人番号:5500001007575、同所、設立平成21年2月、資本金1000万円、同社長)は5月17日、東京地裁から特別清算開始決定を受けた。
 負債はTY商事が約29億円、TS商事が約27億円、2社合計は約56億円。

 TY商事は昭和39年6月に愛媛県西条市において、松下寿電子工業(株)(現:パナソニックヘルスケア)西条工場の専属協力工場として創業。その後、同社の他工場からの受注も得て業容を拡大、平成9年3月期には売上高約60億6000万円を計上し12年に松山市へ本社を移転した。その後、パナソニック(株)および同社関連会社から液晶パネル、プラズマディスプレイ等部品を受注したことや、エコポイント制度導入による特需でプラズマ関連の受注が急増し、23年3月期にはピークとなる売上高88億3731万円を計上した。しかし、以降はパナソニックグループが製造の海外展開を加速させたことや東日本大震災の影響もあって、27年3月期の売上高は約28億円にとどまり3期連続の赤字となった。
 27年5月、TY商事の下請けとして別途設立していた中予電機(株)を吸収合併、さらに同年7月に事業の大部分を別途設立のCELCO JAPAN(株)(TSR企業コード:822120577、愛媛県大洲市)に移管。TY商事は28年12月、現商号に変更するとともに本社を大阪市中央区へ、さらに29年2月に現在地に再移転し清算準備に入っていた。
 TS商事は21年2月に松山市南久米において太陽光発電用シリコン加工を目的に創業。同年7月には総額約28億円を投じた新工場の完成に伴い本社を松山市大可賀に移転、22年4月から本格稼働した。太陽光発電用シリコンのインゴット・スライス加工を主体に手掛け、国内企業や台湾、韓国企業からの受注も得て、23年3月期には約13億8900万円の売上高を計上していた。しかし、その後は思惑通りの受注ができず、また円高の影響により海外からの受注を抑制したこともあって減収に転じ、工場設備の償却負担等を吸収できず連続赤字計上から大幅な債務超過に陥っていた。25年3月期の売上高は8900万円にまで減少し、以降は事業停止状態となっていた。28年12月期に現商号に変更するとともにTY商事と同様の措置となった。
 同時に特別清算開始決定を受けた関連会社は、以下の3社。負債は関係会社間で相互に相殺されている。
・(株)TJ商事(旧:CELCOJAPAN(株)、TSR企業コード:820147567、法人番号:2500001007124、本社同所、設立昭和50年7月、資本金1000万円、同社長、損害保険代理業)
・(株)TG商事(旧:CELCO GREEN INNOVATION(株)、TSR企業コード:822082748、法人番号:2500001013873、本社同所、設立平成22年9月、資本金100万円、同社長、農産物生産・販売業)
・(株)TSS商事(旧:CELCO SOLAR SOLUTIONS(株)、TSR企業コード:820194514、本社同所、設立平成11年12月、資本金500万円、同社長、電気工事業)

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