初代「リカちゃん人形」を製造した(株)シバが破産開始決定

 (株)シバ(TSR企業コード:290087740、法人番号:8011701003885、江戸川区本一色1−7−15、設立昭和38年8月、資本金2230万円、柴康一社長)は7月26日、東京地裁に破産を申請し同日、開始決定を受けた。破産管財人には岩波修弁護士(桃尾・松尾・難波法律事務所、千代田区麹町4−1、電話03−3288−2080)が選任された。
 負債総額は約4億3000万円。

 昭和20年4月に柴製作所として創業し、セルロイド人形の製造を開始。29年にはソフトビニール製人形の製造を業界にさきがけて開始した。その後、おもちゃメーカーなどからの依頼を受けソフトビニールやプラスチック製の玩具を製造し、42年には(株)タカラ(現:(株)タカラトミー、TSR企業コード:291130909、法人番号:8011801003488、葛飾区)から初代「リカちゃん人形」の製造依頼を受けたことで知られる。
 国内外工場を設置して事業基盤を拡大していたが、平成3年には国内生産をやめ、中国での外注生産に変更し、生産設備を持たないOEMメーカーとして業態を変更。ピーク時の平成10年12月期には売上高22億6830万円をあげたが、その後は消費停滞や同業者との競合厳しく売上は落ち込んでいた。
 近年は、デリバティブ取引に絡み多額の損失を抱え、負債の返済も厳しくなっていた。また、本業でも中国工場で原価が上昇し、製品の仕入価格もあがり資金繰りは逼迫。ここにきて、資金繰りも限界に達し、再建の見通しが立たないことから29年7月20日、事業を停止した。

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