破綻した旅行会社「てるみくらぶ」の前身企業、アイ・トランスポート(株)が破産申請へ

てるみくらぶ前身企業破産へ

 アイ・トランスポート(株)(TSR企業コード:291884504、法人番号:7011001000436、渋谷区神宮前5−50−5、設立昭和48年2月、資本金6000万円、代表清算人:土岐敦司弁護士)が破産申請の準備に入ったことが判明した。
 負債は現在調査中。

 格安旅行会社(株)てるみくらぶ(TSR企業コード:296263001、法人番号:6011001044153、渋谷区、山田千賀子社長)の前身企業。「テルミツアー」や「さわやかツアー」などハワイやグアムを中心とした旅行業を展開し、平成4年1月期は売上高約68億円をあげていた。しかし、その後はバブル崩壊の影響など経営が悪化。本社不動産の売却やリストラなどを余儀なくされ、金融機関からの借入金返済に窮することになった。10年12月に分社化する形で、てるみくらぶを設立。海外旅行に関連するなどをてるみくらぶに移管、アイ・トランスポートは事業を縮小し、その後休眠状態となっていた。
 てるみくらぶは、格安旅行会社との競争などから資金繰りが悪化し29年3月27日、東京地裁に破産を申請。数万人の旅行者が被害を受け社会問題化し同年11月、山田千賀子社長が詐欺などの疑いで逮捕された。アイ・トランスポートは30年5月16日、株主総会の決議により解散し、てるみくらぶの破産管財人:土岐敦司弁護士(明哲綜合法律事務所、中央区日本橋茅場町3−12−2、てるみくらぶ管財人室:電話03−3499−7555)が代表清算人に就任した。その後の調査で債務超過であることが判明したため、破産手続きに移行することとなった。
 なお、10月17日開催の「てるみくらぶ第2回債権者集会」で破産管財人は、てるみくらぶの債権額は137億1469万円、預金解放や税金の還付などから財産目録の資産合計(評価額)は5億5840万円となり、一般債権者への配当が見込まれることを公表した。3回目の債権者集会(31年3月13日予定)までに配当額が決まる予定。

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