東北地区有数の造船業者(株)ヤマニシ(石巻市)が会社更生法の適用を申請

 (株)ヤマニシ(TSR企業コード:141012153、法人番号:7370301001364、石巻市西浜町1−2、設立1920(大正9)年3月23日、資本金21億円、長倉清明社長)は1月31日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し同日、監督命令、調査命令および弁済禁止の保全処分が発令された。
 監督委員兼調査委員には高井章光弁護士(高井総合法律事務所、東京都港区西新橋1−15−5、電話03−23519−7800)が選任された。
 負債総額は約120億円(2019年3月期決算時点)。

 1920(大正9)年創業の老舗の造船業者。貨物船、客船、漁船などで豊富な実績を有し、東北地区を代表する造船業者として知られていた。
 東日本大震災では、本社及び工場1階部分が津波被害により全壊するなど甚大な被害を受けたが、その後メインバンクや東日本大震災事業者再生支援機構の協力を得て、復興に着手していた。

 2019年3月期は大型案件の完工で111億7600万円を計上、黒字を確保したが、造船不況により先行きが不透明な状況が続くなか、ここにきて新造船事業の利益が伸び悩み資金繰りが悪化。財務好転の見通しが立たず自力での再建が困難となり、今回の事態となった。  

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