木製魚箱等を扱う(株)トータルラインパック津山ほか1社[北海道]が破産開始決定 イカやタラ、サンマなどの不漁も影響

 (株)トータルラインパック津山(TSR企業コード:040074757、法人番号:5462502000476、目梨郡羅臼町知昭町429、設立1988(昭和63)年12月、資本金3000万円、津山雅樹社長)と、関連の(株)北海道ニーズ(TSR企業コード:042006074、法人番号:7462501000327、同所、設立2001(平成13)年11月、資本金1億2137万5000円、同社長) は3月1日、釧路地裁根室支部より破産開始決定を受けた。破産管財人には梅本英広弁護士(梅本英広法律事務所、標津郡中標津町東6条南3−15−1、電話0153−72−5670)が選任された。
 負債は、トータルラインパック津山が約2億4700万円、北海道ニーズが約9億5100万円で、2社合計11億9800万円。

 トータルラインパック津山は、創業当初、水産加工業を主力に手掛けていたが、1997年1月より木製魚箱の製造や発砲スチロール箱、包装資材の販売に業態転換。羅臼町にある本社のほか、浦河町にも支店を展開し、水産加工会社や漁協を主力に販路を築いていた。
 2006年9月期には7億2432万円の売上高を計上していたが、不漁と木製魚箱の需要減少の影響から2019年12月期(決算月変更)は売上高が約2億8000万円にまで落ち込んでいた。また、売上低下により採算も悪化し、赤字が続いていたことで、資金繰りのめどが立たず、今回の措置となった。
 北海道ニーズは、漁業資材の販売・レンタル業者。木製魚箱の代用として、環境・衛生問題および産業廃棄物・容器包装リサイクル法への対応を目的としたプラスチック製魚箱のリサイクルシステムを開発。また、移動式製氷装置を積載した車両によりプレート氷、クラッシュアイス、フレークアイスなどの製造販売なども手掛けていた。
 再利用可能なプラスチック製魚箱のニーズ拡大により販売を伸ばし、2007年12月期はピークとなる売上高約9億6600万円を計上。しかし、イカやタラ、サンマなどの不漁により需要が低迷し、2019年12月期の売上高は約3億7500万円に落ち込んでいた。また、プラスチック製魚箱のリサイクルシステムに対する設備投資負担による多額の有利子負債が重荷となり、トータルラインパック津山に連鎖する形で今回の措置となった。

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