JR山陽線全線開通、貨物の山陰線への迂回解消

JR山陽線全線開通、貨物の山陰線への迂回解消

台風被害の山陽線が全線開通

JR山陽線全線開通、貨物の山陰線への迂回解消

JR山陽線が復旧し、広島貨物ターミナル駅に到着した貨物列車(13日午前、広島市南区で)=野本裕人撮影

 西日本豪雨や台風の影響で一部で不通が続いていたJR山陽線が13日、約3か月ぶりに全線開通した。山陽線は中国地方の東西を結ぶ物流の大動脈。被災後、JR貨物が利用していた日本海沿岸の山陰線の迂回うかいルートなどが解消され、JR貨物全体の輸送量は、豪雨前の9割まで回復した。

 山陽線は7月の豪雨で各地の路線が寸断。復旧作業後の9月30日に全線開通する予定だったが、台風24号の影響で山口県の柳井―下松駅間で土砂が流れ込み、延期されていた。

 JR貨物ではトラックでの代替輸送のほか、山陰線を利用していたが、名古屋―福岡間の所要時間は通常の山陽線ルートの2倍かかるなど物流が滞っていた。

 この日午前9時過ぎ、広島市南区の広島貨物ターミナル駅から、26両の貨車が東京方面へ向けて出発。JR貨物広島支店の小林重聡しげあき支店長は「不通で品薄などの不自由な思いをさせてきた。(全線開通で)豪雨前と変わらず引き続き利用してもらいたい」と話した。