自腹購入の局員も…日本郵便、物販ノルマ廃止へ

 日本郵便は13日、全国の郵便局で扱う物販事業について、2019年度分の営業目標(ノルマ)を廃止することを決めた。全国の郵便局に文書で通知した。かんぽ生命保険の保険契約の営業ノルマ廃止に続く措置で、日本郵便は「かんぽ生命の契約者対応に専念するため」としている。

 郵便局の物販事業は、カタログやチラシで商品の注文を受け、ゆうパックで配送するサービスだ。コメや果物、ビールなど、お中元やお歳暮向けのギフト商品なども用意している。

 関係者によると、郵便局員には年度初めに、商品ごとのノルマが割り振られるという。年賀はがき同様、ノルマが達成できない局員は、自腹で購入する例もあるとされる。ノルマの廃止は9月以降となる。日本郵便は物販事業自体は継続し、20年度以降のノルマについては、算定方法を見直す考えだ。

 当面、不利益を受けた契約者への説明などを優先して行う。かんぽ生命で不適切な保険販売が多数見つかった問題では、過剰な営業ノルマなど、営業管理体制に問題があり、顧客軽視につながったとする見方が広がっている。