FA関連機器製造・組立の東伸工機(株)(旧:(株)ワイテック)が特別清算

 (株)リンク(TSR企業コード:352719834、福岡市博多区冷泉町5−35、設立平成24年4月、資本金2億3005万円、土佐谷昭社長)は12月9日までに、事後処理を中山栄治弁護士(不二法律事務所、同市中央区薬院1−16−20、電話092−712−2305)に一任した。破産の方向で検討しているとされる。
 負債総額は社債を中心に約9億円が見込まれる。

 (有)東伸工機製作所を前身とし、東伸工機(株)の商号で昭和40年1月に設立、その後、平成3年1月に(株)ワイテックへ商号変更した。
 真空ポンプや半導体製造設備の精密部品加工から溶接ロボットやハンドリングロボットといったFA関連機器の製造組立などを手掛け、3年11月期には売上高約5億3000万円を計上。4年4月には横浜市の誘致を受け、国鉄跡地の利用により設置された工業団地「横浜インナーパーク」に約12億円を投じて本社兼工場を開設し、五面加工機など最新鋭の機械設備も同業者に先駆け導入し、受注拡大を目指した。
 しかしバブル崩壊以降、急激に需要が冷え込んだことで5年11月期は売上高が4億1979万円に減少し1095万円の赤字を計上。以降も受注低迷が続き、14年8月期(決算期変更)は売上高約2億5500万円にまで落ち込み、約6900万円の赤字を計上した。
 こうしたなか、工場建設に関わる設備投資負担が重くのしかかり、弁済も困難となっていた。多額の債務を棚上げした状態にありながらも、大手企業を主体とする顧客からは継続的に受注を得て事業を継続していた。
 このため、30年1月9日に新設分割した(株)ワイテック(TSR企業コード:027150887、法人番号:8020001124631、横浜市瀬谷区)へ事業を譲渡し、当社は同日付けで現商号に変更。3月5日開催の株主総会の決議により解散し、今回の措置となった。

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