千葉雄大、「枠を作らずにいろいろなことができたら」“ラジオ”に意欲

千葉雄大、「枠を作らずにいろいろなことができたら」“ラジオ”に意欲

千葉雄大、『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』インタビュー クランクイン!

 俳優の千葉雄大が『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』で、主人公の一人の少年・トウマ役で声優として出演。千葉にとって久しぶりの声の仕事を経験したことで、俳優として考えるところがあったようだ。また朝ドラ、月9出演をはじめ大躍進となった2017年を経て2018年への意気込みも語った。

 本作は『妖怪ウォッチ』シリーズの主人公・ケータの時代から30年後の世界が舞台。恐るべき妖怪ウィルス“鬼まろ”が、人の悪意に感染して無限に増殖していく中、新しい妖怪ウォッチの継承者が誕生する。最も恐るべき妖怪“鬼王・羅仙”も姿を現し、ナツメ、トウマ、アキノリの3人が妖怪史上最大の戦いに挑む。

 仕事で多忙な両親のため孤独感を抱えたトウマは、“鬼まろ”に取り込まれながらもやがて戦いに挑んでいく。千葉は演じるにあたり「役柄に振り幅があり最初と最後で全然違うキャラクターなので、そのメリハリは意識して演じました。戦うシーンでは男の子が観てカッコいいと思えるように演じられたらいいなと思いました」と語る。

 トウマと自身の少年時代を比べ振り返る千葉、「うちも共働きで、いわゆる鍵っ子だったんですけど、寂しいなと思ったことはあまりないです」という。「子どもの頃って親の愛情はなかなか伝わらない。親からすれば『大人になったらきっとわかってくれる』と思っても、子どもの立場からしたらわかるも何もない。だけど自分が大人になってから働くことの大変さがわかってくると、また違う感情が生まれるのかなと。『寂しい』と言えない環境にいるトウマはつらいだろうなと思いながら演じていました」。

 俳優デビュー作『天装戦隊ゴセイジャー』でも声をあてる仕事を経験している千葉。「戦うシーンでは共通する部分もあって懐かしくもありました」と述懐。また舞台挨拶など子どもたちが多く集まるイベントに出演することもあり、「そういう雰囲気は久しぶりでした」と微笑んだ。

 デビューして来年で9年目。「2017年は振り幅が大きな1年でした。ドラマ、映画、舞台、そしてアニメ声優もできて、ものすごく恵まれた1年になりました」と振り返る。

 今年は出演映画が7本公開されるなど大躍進の年に。NHK連続テレビ小説『わろてんか』にも出演、ヒロインの兄・新一役を演じたが、劇中新一が亡くなる際にはネットでも大きな話題になり、現在は月9ドラマ『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜』でも活躍、ファン層を一段と広げた。「朝ドラだからとか月9だからとか関係なく、やることは変わりません。その中で課題が見えてくることもあるので、それを踏まえて来年もっと頑張りたいなと思います」と前を見据える。

 そんな千葉が今考えていることとして、「今回アニメ声優の経験をさせていただきましたが、逆に声優さんがドラマなどで顔を出してお芝居をしたり、舞台の人が映像で活躍されることもある。俳優の仕事は垣根がどんどんなくなっていると思うので、自分の中で枠を作らずいろいろなことができたらいいなと思います。また、それ以外のジャンルでも。特にラジオはずっとやりたいと思っています」と意欲を見せる。声優業についても「映像中心の僕がやるからこそいい部分もあると思うので、また機会があればチャレンジしたいですね」と意気込んだ。

 最後に作品について、「感動してグッとくる場面はもちろん、それだけでなくウィットに富んだ部分や、アニメと同様ギャグ要素も入っていたり、エンターテイメントのいろんな要素が詰まっていると思います。中でも見てほしいのはやっぱり仲間の大切さに気づかされるところ。作品を通してそれが伝わればいいなと思います」と語った。(取材・文・写真:田中裕幸)

 『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』は絶賛公開中。

関連記事(外部サイト)