『仮面ライダーアマゾンズ』白倉P、規制と表現を語る - "奇跡の現場"はなぜ生まれた

『仮面ライダーアマゾンズ』白倉P、規制と表現を語る - "奇跡の現場"はなぜ生まれた

画像提供:マイナビニュース

東京・LOFT9 Shibuyaにて23日、平成仮面ライダーシリーズのプロデューサーを務めた東映の白倉伸一郎氏によるトークイベント「白倉伸一郎 プロデュース作品を振り返る。」が開催された。第一回となった今回は脚本家の小林靖子氏を迎え、2人がともに作り上げてきた作品について語った。

現在「Amazon プライム・ビデオ」で配信中の『仮面ライダーアマゾンズ シーズン2』について話が及ぶと、白倉氏は撮影現場の並々ならない士気の高さについて言及。「この仕事ができなかったら二度と東映の仕事はやらない」というスタッフもいるほどで、別現場のスタッフからうらやましがられることも多いという。あるキャストは、『アマゾンズ』の現場を「奇跡のよう」と表現した。

それがどのような理由によるのか、MCが「それは好きなことをやれるからですか?」と質問すると、白倉氏は「ただ衝撃的であればいいという表層的なことではなく、その絵によって何を表現したいかが重要」としつつ、「映像を作る人たちは、『こういう絵を作りたい!』というものがあって、それを表現するために全力投入することを夢見るからみんなスタッフになるんだと思うんです。それが、実際には『これをやったら怒られるかな、こうしたらうまく避けられるかな』と、規制を気にすることが仕事になってきてしまう。『アマゾンズ』では本来の"職分"を果たせるという思いがあるのでは」と推測した。

「仮面ライダー」シリーズ最大の異色作『仮面ライダーアマゾン』のリブートかつ完全新作として、ショッキングな内容やハードアクションが大人ファンの心をつかんでいる『アマゾンズ』。『シーズン2』ではさらにその衝撃はパワーアップしており、白倉氏は「テレビでやれないことをやろうと思ったけど、シーズン1は結局テレビで放送した。シーズン2は本当にテレビではやれない内容になっています」と挑戦的な作品になったことに自信を覗かせた。5月26日に配信されるエピソード8「UNDER WRAPS」から、特にその衝撃の展開が本領を発揮するという。なお、エピソード2で登場する目玉は、ヨーグルトを寒天で固めた小道具スタッフ入魂の「おいしい目玉」になっていることも明かされた。

『アマゾンズ』パートの最後に白倉氏は、「テレビだからできない、配信だからできるというのはおかしな話。『アマゾンズ』を通して、『こういうものもできる、おもしろいですよね』ということを提案したつもりです。そのやり方をテレビにもフィードバックできれば」と思いを語った。
(公文哲)

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