「仮面ライダー」変身ベルトを作るということ(後編) - 「CSM」開発担当フナセンに聞く、イマジン音声35倍「CS」を超えすぎた進化

「仮面ライダー」変身ベルトを作るということ(後編) - 「CSM」開発担当フナセンに聞く、イマジン音声35倍「CS」を超えすぎた進化

画像提供:マイナビニュース

バンダイが展開する"大人が装着できる変身ベルト"「COMPLETE SELECTION MODIFICATION(CSM)」より、最新アイテム「CSM デンオウベルト&ケータロスセット」が発表された。「仮面ライダー」シリーズと変身ベルト玩具は、原点である『仮面ライダー』の時代から切っても切れない仲。「CSM」は、大人になったライダーファンを中心に人気を集め、現行の放送とは関係なく、最新作のリリース自体がトピックになるほどブランドとして確立されている。

その「CSM」第16弾として商品化された「CSM デンオウベルト&ケータロスセット」は、放送開始から10周年を迎えた『仮面ライダー電王』の変身ベルトをモチーフにしたメモリアルなアイテムになっている。今回は開発者ブログでもおなじみのバンダイ ボーイズトイ事業部ライダーチームのフナセン氏に、「CSM」シリーズ開発に込めた思い、そして大人ファンを納得させる仕様について直撃。ヒットの理由に迫った。後編では「CSM ホッパーゼクター」に続き大ボリュームとなった収録音声や、映画版の変身方法まで再現した「ケータロス」との連動など、熱すぎるこだわりの数々が明かされた。

――"大人向け変身ベルト"というと、前回の「COMPLETE SELECTION」版との違いはあるのか、という声も当然出てきますよね。

サイズこそ「CS」版よりも小さい「DX」サイズですが、それ以外ではすべてが進化しています。まず単純に変身できるフォームの数が多く、前回の5種類に対して今回は10種類。また、イマジンの音声も前回は8種だったのに対して、今回は280種以上と、35倍のボリュームになっています。また、「CSM」シリーズになって追加され始めた「BGM機能」も、今回長尺で収録しておりますので、正直中身は完全に別物レベルになっているかと思います。

――「CSM ホッパーゼクター」を含め、最近の「CSM」は「音声」への強いこだわりを感じているのですが、「音声」をアイテムのポイントにしていく上で大事にしていることは何でしょう。

スピーカー自体も、金属フレームでできた高コスト部材を使用しておりますし、IC容量の許す限り、各種音声の音質を上げるようにしておりますので、聞きごたえはあるかと思います。また、BGMについては、音楽を鳴らしながら、平行して別の音声(変身音やイマジンの台詞)を鳴らすことができますので、通常の玩具では得られないような昂揚感を感じることができると思います。

――形状では大きな変化はあったのでしょうか。

「デンオウベルト」の形状は、番組では良太郎が巻いているものと、ソードフォームが巻いているもので異なる部分が多々ありました。良太郎の巻いているデザインは、当時の「DX」玩具と同じものだったのですが、ソードフォームのベルトデザインは、それよりもなめらかな曲線で構成されております。今回は"変身後"のベルトデザインを再現するべく、ケータロスも含めて造形をリニューアルしております。

――今回、「デンオウベルト」の仕様がてんこ盛りなのと、「G電王バックル」など付属アイテムが充実していることで、肝心の「ケータロス」まで説明が追いつかないこともあるのですが、あらためて「ケータロス」についてもお聞かせいただけますか。

今回は「ケータロス」とセットで出すことで、ベルトとより密接した関わりを持てる仕様にするべく、2つの新仕様を盛り込んでいます。1つは、「ケータロス」側に、ベルトに合体したことを認識する検出を追加したことです。これがあることで、クライマックスフォームの際に「ケータロス」のボタンを押すと、変身後としての新しい音声が聞けるようになりました。

もう1つは、「ケータロス」をセットした状態でパスタッチによるクライマックスフォーム&ライナーフォームへの変身ができることです。これは、劇場版『さらば電王』(2008年)で演出された変身方法で、当時の「DX」版では当然(映画より前の商品なので)出来なかった変身方法です。今回どうしても再現したい仕様でした。

――その仕様はファンにはうれしいですね。最後に、今回の仕様の中でも、気付かないかもしれないけど、マニアックなこだわりなどがあればお教えください。

ソードフォームの必殺技が16種類入っていますが、攻撃音のSEが技によって異なります。容量の関係で、全部が全部映像作品と同じ音は使えていませんが、攻撃音の流れは、劇中に沿って近しい流れを構築しております。ぜひテレビと聞き比べてみてください。

(C)石森プロ・東映
(公文哲)

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