『ウルトラマンジード』いよいよスタート! - どんな設定? 出演者は? 放送直前に総予習

『ウルトラマンジード』いよいよスタート! - どんな設定? 出演者は? 放送直前に総予習

画像提供:マイナビニュース

●『ジード』最大の特徴は?
いよいよ7月8日から、「ウルトラマン」シリーズ最新作『ウルトラマンジード』(テレビ東京系)の放送が開始される。今回の新ヒーローであるウルトラマンジードは、昨年(2016年)放送されて好評を博した『ウルトラマンオーブ』と同じく、歴代ウルトラマン2人の力を融合させてさまざまなスタイルに変化し、多様な戦法を用いる最強ヒーローだ。

カードを使って変身していたオーブと違い、ジードは「ウルトラカプセル」という、歴代ウルトラマンの力を封じ込めたカプセルを変身アイテム「ジードライザー」でスキャンすることにより、フュージョンライズ(融合変身)を完了する。

『ウルトラマンジード』の最大の特徴としては、ジードに変身する主人公・朝倉リクが「ウルトラマンベリアル」の遺伝子を持つ少年だという部分が挙げられる。ベリアルとは、2009年の映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で初登場した、「ウルトラマン」史上初、そして唯一となる"邪悪なウルトラマン"である。

それゆえ、ウルトラマンジードの外見もウルトラマンベリアルに酷似。ベリアルが悪のウルトラマンであることは地球の人々の知るところであるため、怪獣と戦う正義のヒーローであるにもかかわらず、ジードは人々から恐怖の目で見られるのだ。

自分がベリアルの息子だと知って動揺するリクだが、刀剣を手にして怪獣を追う鳥羽ライハ、異星人の調査組織AIBエージェント・愛崎モア、そしてウルトラマンゼロと一体化したサラリーマン伊賀栗レイトたちとの出会いを経て、自らの遺伝子に課せられた運命に逆らい、戦う覚悟を決める。

●リク濱田龍臣が主題歌にも登場
さる6月1日に「東京おもちゃショー2017」内で催されたマスコミ発表会見では、主演の朝倉リクを演じる濱田龍臣をはじめとする『ウルトラマンジード』主要キャストと、メイン監督として第1話ほか主要なエピソードの演出を務める坂本浩一監督が登壇し、新たなるヒーローにかける意気込みや、見どころなどを熱く語った。

「ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!」が決めゼリフの、明るく行動的な少年・朝倉リクを演じる濱田龍臣は、2010年公開の映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE超決戦! ベリアル銀河帝国』(アベユーイチ監督)ではジャンボットと共に戦う少年ナオを演じて以来の「ウルトラマン」シリーズ出演となる。

あどけなさを残す子役のイメージから、すっかりたくましい若者へと成長を遂げた濱田は力強い笑顔であいさつ。今回の主演が決まったときの気持ちを尋ねられると「本当にウルトラマンが大好きで、今回は変身させていただけるとのことで、凄くうれしいです」と語り、念願のウルトラマン役に喜びを見せた。

さらに、手にしたジードライザーを用いて、ステージ上でポーズを取り「フュージョンライズ」を実演。ギャラリーからの注目を集めた。また濱田は、本作の主題歌「GEEDの証」をボーカルユニット・ボイジャーと共に歌うことも発表。レコーディングについて濱田は「緊張しましたが、楽しんで歌うことができたと思っています!」と笑顔で語った。

「ウルトラマン」シリーズの主演俳優が主題歌を歌う例は、『帰ってきたウルトラマン』(1971年)、『ウルトラマンレオ』(1974年、第1〜13話)、『ウルトラマンG』(1995年)、『ウルトラマンマックス』(2005年)、『ウルトラマンメビウス』(2006年)などがあるものの、膨大なシリーズタイトルの中でもそれほど多くない。今後、子どもたちの大合唱と共に濱田がこの主題歌を歌ってくれる機会があることを願いたい。

ウルトラマンジードのフュージョンライズは、現時点では3つの組み合わせが明らかにされている。まず、ウルトラマンの正義の心とベリアルの野性的な戦闘スタイルを融合させた「プリミティブ」、続いてウルトラセブンとウルトラマンレオが融合した、剛力を発揮する赤い戦士「ソリッドバーニング」と、ウルトラマンコスモス、ウルトラマンヒカリが融合した華麗な格闘戦と光線技に長けた青い戦士「アクロスマッシャー」。対戦する怪獣の特性に合わせて戦い方はもちろん、外見をもガラリと変えるのが今回の「ジード」の特徴であると、坂本監督からの説明が行われた。

●個性豊かなキャラクターたち
剣術や武術に長け、リクとともに秘密基地「星雲荘」で生活することになる鳥羽ライハ役・山本千尋は、「歴史ある作品に出演できてうれしく思います。今回はアクションもたくさんあるので、たくましく、強く、カッコいいと思ってもらえるようなヒロインになれるよう頑張ります!」と元気よく挨拶した。

リクのお姉さん的存在で、秘密組織AIBのエージェント。しかしクールな外見に似合わずドジをすることの多い愛崎モアを演じる長谷川眞優は、「私は子どもが大好きで、幼稚園教諭の免許も持っています。大人から子どもまで、宇宙人からも愛されるような存在になれるよう一生懸命やっていきます!」と、にこやかに語った。

リクの親友として行動を共にする、内気で臆病な性格のペガッサ星人の少年「ペガ」の声を演じる潘めぐみは「私も幼いころからウルトラマンが大好きでした。昨年の『オーブ』のときは観客席にいましたが、今年はステージに立つことができて光栄です!」と、出演の喜びを語った。

天文台の地下500m位置する、リクたちの秘密基地「星雲荘」の中央司令室に設置されている報告管理システム「レム」の声を務める三森すずこは、「歴史ある作品に関わることができてうれしいです。人工知能の役ですので、リクたちをちゃんと導いていけるよう頑張っていきたいと思います」と、まぶしいまでの笑顔で抱負を述べた。

平凡なサラリーマン(妻子あり)だったが、交通事故から子どもを助けようとして命を落としたところをウルトラマンゼロに救われ、ゼロと一体化することになった伊賀栗レイトを演じるのは、劇団EXILE所属俳優の小澤雄太。小澤はステージに現れるや、スーツ姿のままで激しいブレイクダンスを披露。そしてウルトラゼロアイを着眼すると、ウルトラマンゼロがさっそうと登場した。

マイクを手にした小澤は、「子どものころは、ウルトラの父になることが夢でした。今回、ウルトラマンゼロ役になれて興奮しています!」と力強く挨拶。レイトのときは頼りない印象だが、ゼロの意識が前面に出ると突然アクティブに豹変。性格が正反対の両者が、一つの身体をシェアするというドタバタコメディ的展開に期待が持たれる。

リクと同じくジードライザーを持ち、怪獣カプセルをスキャンすることでベリアル融合獣(レッドキング+ゴモラで「スカルゴモラ」など、2大怪獣の特性を兼ね備えた強力怪獣)のフュージョンライズを行う謎の男・伏井出ケイを演じる渡辺邦斗は、「ケイはジードライザーを持ち、何度もジードに戦いを挑みます。その上、著名なSF小説家の顔を持つ、謎の多い男です」と、ミステリアスな自身のキャラクターそのままに、謎めいた雰囲気で挨拶を行った。

これら、非常に魅力的なキャスト陣が、どのような物語を作り上げてくれるのか。ファンからの期待が高まる一方の新番組『ウルトラマンジード』は毎週土曜日あさ9時から9時30分まで、テレビ東京系にて放送開始する。番組終了後には、YOUTUBEの円谷プロオフィシャルチャンネルにて、限定見逃し配信が行われる。

(C)円谷プロ

秋田英夫
主に特撮ヒーロー作品や怪獣映画を扱う雑誌などで執筆。これまで『宇宙刑事大全』『宇宙刑事年代記』『メタルヒーロー最強戦士列伝』『ウルトラマン画報』『大人のウルトラマンシリーズ大図鑑』『ゴジラの常識』『仮面ライダー昭和最強伝説』『日本特撮技術大全』『東映スーパー戦隊大全』『ゴーグルV・ダイナマン・バイオマン大全』『鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー大百科』をはじめとする書籍・ムック・雑誌などに、関係者インタビューおよび作品研究記事を多数掲載
(秋田英夫)