漫画家・桂正和、キャラデザのこだわり “平安人”の細やかな描写を熱弁

漫画家・桂正和、キャラデザのこだわり “平安人”の細やかな描写を熱弁

(左から)桂正和氏、浪川大輔、中山麻聖、朴ロ美、西村聡監督 (C)ORICON NewS inc.

『ZETMAN』『電影少女』などで知られる漫画家の桂正和氏が27日、都内で行われた劇場アニメ『薄墨桜-GARO-』(10月6日公開)完成披露上映イベントに、俳優の中山麻聖、声優の朴ロ美、浪川大輔、西村聡監督とともに出席した。

 同作は、平安時代の栄華を誇る美しき都「京」が舞台。雷吼と星明らは人知れず「火羅」と呼ばれる異形のものから人々を守る使命を逐行していた。そんな彼らの前に美しい女・明羅や闇の中で暗躍する時丸が現れ、哀しくも儚い復讐劇を繰り広げる物語。

 メインキャラクターデザインを務めた桂はスクリーンに映し出されたキャラ3体を見て「主人公の雷吼は、平安時代なのに『魔戒騎士』特有のコート的な物を着せないといけないのが大変だった。でも、コートに見えるよな…仕方がない」と少し完成に物足りない様子。

 「全員にいえることですが、和顔を非常に意識した。外国人に見えないように。大概、星明と言ったら男ですが、女ということで面白かった。時代的に白い衣装を着ますが、魔戒の人だし黒にしました」と振り返り「(胸を指さして)固いのか柔らかいのかわからない、この辺のパーツ。個性を出した感じですね」と、『電影少女』『I"s』で“美少女キャラ”を描いてきた桂らしいこだわりも明かした。

 これを聞いて朴は「時代背景も勉強したのですか?」と質問すると「調べるほどに、このスタッフはクレイジーだなと」と爆弾発言。その理由については「平安時代のパーツが面倒くさい。刀とかヒモで垂らさないといけなくて、差してはいけない。差すと江戸時代っぽくなる。そこのさじ加減が難しくて」と説明し「線がとにかく多くなって、アニメには向いていないなと思いながらもデザインしました」と語った。

 そんな苦労とこだわりが詰まったキャラクターを演じた浪川は「その辺は意識してお芝居させていただきました」とボケて、中山は「めちゃくちゃ格好よかった」と感想を伝えた。

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