楠木ともり、自分との“デュエル”続けるデビュー4年目 声優は「誰かの好きに向き合う仕事」

楠木ともり、自分との“デュエル”続けるデビュー4年目 声優は「誰かの好きに向き合う仕事」

アニメ『遊☆戯☆王SEVENS』に出演中の楠木ともり

テレビ東京系列で放送中のアニメ『遊☆戯☆王SEVENS』(土曜 朝7:30〜)に出演している新人声優・楠木ともり(20)。声優デビュー4年目で既に多くの作品に出演し、主役も務めている。今年6月にソロでメジャーデビューを果たしたが、今作では主人公のクラスメイトで小学生バンドのギタリストであるヒロイン・霧島ロミンを演じており、自身とは“音楽”という共通点も。声優業、アーティスト活動ともに充実している今の心境を聞いてみた。

■アニメ放送から半年、現場慣れるも「『デュエルしましょう!』と言えません…(笑)」

 アニメシリーズとして第7作目、20周年記念作品に参加しているが、放送されてから半年が経過した。長年愛され続けているシリーズ作品に出演できた喜びとともに、世の中の反応を見ると責任感が日を重ねるごとに強くなっているように思える。

 「歴史あるシリーズの20周年という、とても大切な時期に出演させていただき、光栄に思うと同時に未だに信じられない気持ちもあります。子どもから大人まで幅広い世代に楽しんでいただいている作品ですし、全てのエピソードが何歳になってもずっと心に残り続ける30分になれたらうれしいです」。

 演じる霧島ロミンは、成績優秀・スポーツ万能という役柄。聞くところによると、中学時代には生徒会長を務めていたそうで、キャラクターに共感する部分がありそうだ。

 「いとこの影響で、興味があった遊びが男の子っぽかったこともあり、クラスの男子がデュエルを楽しんでいるのを羨ましく思っていました。私も当時遊び方を教えてもらえていたら、ロミンのようにハマっていたのではないかなと思います(笑)」と照れながら振り返る。

 役作りは「ロミンは少し大人びていて、かつミステリアスなところからのスタートだったので、小学生らしさとのバランスをとるのが難しかったです。最近は年相応な可愛らしい反応も増えてきているので、難しさはあまり感じなくなってきました」と役と向き合い楽しく演じられていると説明した。

 ロミンは“音痴”という設定があるが、周囲には隠している。楠木自身にも“秘密”にしていることはあるのか、聞いてみると「イベントやラジオでは初めましての方とも楽しくお話しできるのですが、プライベートだと人見知り全開になってしまいます」と笑いながら告白。「自分の腕に自信がないからというのもありますが、なかなかアフレコ現場で『デュエルしましょう!』と言えません…(笑)」と心身ともに“デュエリスト”になる覚悟を持つのはまだ時間がかかると伝えた。

■数々の作品にメイン出演、目指す声優像は「演じたのが楠木ともりで良かった」 アニメ『遊☆戯☆王』シリーズの見どころは、なんと言っても“決闘(デュエル)”。今までの人生において、一番物事に対して戦ったエピソードは一体なんだろう。

 「声優になりたいと思った日から今までずっと、たくさんのプレッシャーや自分自身と戦い続けています。楽しくて大好きな仕事だからこそ、常に全力です!」と力を込める。

 『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』レン役、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』優木せつ菜役など、デビュー4年目で数多くの作品に出演している楠木。20歳である今、アーティスト活動もスタートし、仕事に対して向き合い方が変わってきたと話す。

 「とてもありがたいことに様々な役柄に挑戦できる機会が増えてきて、演じることをより楽しく感じるようになりました。また、コンテンツ内での演技以外の取り組みも、演じることにいきると実感し、向き合う上での考え方もポジティブになりました。『誰かの“好き”に向き合う仕事だから、責任を持って真摯に取り組む』という姿勢は変わっていないと思います。楽しみつつも慢心せず、自分自身を高めていきたいと思います」と声優として変化する部分、そして変えたくない部分を教えてくれた。

 20年続いてきたアニメ『遊☆戯☆王』シリーズと同じく、楠木の声優人生もこれから続いていく。これから目指す“声優像”はどういったものだろうか。

 「皆さんの日常に自然と寄り添える演技、活動をしていきたいと思っています。『この役を演じたのが楠木ともりで良かった』と言っていただけるように、常に成長していきたいです」とさらなる飛躍を誓う。デビュー4年目、アーティスト活動をスタートさせたばかりの彼女に今後も注目したい。

■アニメ『遊☆戯☆王SEVENS』あらすじ
 ゴーハ第7小学校に通う主人公・王道遊我は、自分の発明を「ロード」と呼び、日々いろんなロードを開発する小学5年生。大人たちが管理するデュエルをキュークツだと感じていた遊我は、誰もが楽しめる新しいルールを完成させていた。

 そんなある日、隣のクラスのルークが「デュエルの王」の噂を伝える。興味津々の遊我とルークがたどり着いた先に待っていたのは、いかにも意味ありげな石碑の前に現れた謎の人物…。そしてデュエルの王として認められるためには、限られた時間内にデュエルで勝利しなくてはならなかったが、「僕の考えたロード、“ラッシュデュエル”ならできる!」。遊我とルーク…2人の少年が、新たなデュエルでキュークツな世界を変える物語が始まる。

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