『ゴジラ:キング・オブ・ザ・モンスターズ』でゴジラとモスラ、ラドン、キングギドラが激突! ほか最近のゴジラ事情まとめ

『ゴジラ:キング・オブ・ザ・モンスターズ』でゴジラとモスラ、ラドン、キングギドラが激突! ほか最近のゴジラ事情まとめ

左:『GODZILLA ゴジラ』Blu-rayジャケット、右:アニメ『GODZILLA -怪獣惑星-』公式サイトより

 米国の映画制作会社、レジェンダリー・ピクチャーズが19日(現地時間)、2014年のヒット作『GODZILLA ゴジラ』の続編にあたる『ゴジラ:キング・オブ・ザ・モンスターズ(原題)』の撮影を米アトランタで開始したことを発表。

『ゴジラ:キング・オブ・ザ・モンスターズ(原題)』は、ゴジラをはじめ、ゴジラと激突するモスラ、ラドン、キングギドラが登場するというアクション大作で、制作を手掛けるのは、『クランプス 魔物の儀式』(15年)のマイケル・ドハティ監督×脚本家ザック・シールズ。

 昨年大ヒットとなった『シン・ゴジラ』の印象も新しいが、日本映画界が生んだ最大のスーパースターだけあって、“ゴジラ”関連のプロジェクトは現在も多岐に渡って展開中。ネット上では、普通に映画が好きでたまにはゴジラも見るという映画ファンが混乱をきたしているような声を挙げていたりもするので、現在進行中の『ゴジラ』作品情報をまとめてみた。

 まず、今回新たに撮影が開始された『ゴジラ:キング・オブ・ザ・モンスターズ(原題)』は、レジェンダリー・ピクチャーズが東宝と提携して製作、ワーナー・ブラザーズが配給を担当する「モンスターバース」シリーズの次回作。そして「モンスターバース」とは、ゴジラとキングコングを軸に、怪獣映画のクロスオーバーを実現するためのシェアードワールド構想(同一の世界観設定やキャラターを複数の作者が共有して、物語を創作する作品群)。

「モンスターバース」シリーズ第1作は、渡辺謙が芹澤猪四郎役で出演したことでも話題となった、14年公開の『GODZILLA ゴジラ』。監督をギャレス・エドワーズが務めたことから、ファンから“ギャレゴジ”などと呼ばれているのがこれだ。ゴジラはちょっとズングリ、肉食恐竜を意識したようにも見えるが、基本的なデザインはこれまでのゴジラを踏襲したもの。

 サイズは108mで当時は歴代『ゴジラ』最大(『シン・ゴジラ』が118.5m)で、核兵器攻撃にも耐えるタフさ。2体のムートー(MUTO)と激闘や、随所に見られる『ゴジラ』シリーズのリスペクト(オマージュ?)が好評を博し、世界の興行収入が500億円を超える大ヒット(日本国内での興行収入は約32億円)。

 ゴジラをただのデカいトカゲのように描き、国内外のゴジラファンからの激怒を招いた98年公開の『GODZILLA』と綴りや発音(『ギャレゴジ』出演の渡辺謙は、作中で唯一『ゴジラ』と普通に発音、ファンを喜ばせた)は一緒だが、監督やスタッフ、制作会社、配給会社、出演キャストもまったく違うので注意しよう。

 そしてシリーズ第2作が今年3月に公開された『キングコング: 髑髏島の巨神』。こちらはキングコングを主役とし、南太平洋に浮かぶ未知の孤島・髑髏島を舞台に、キングコング、スカル・クローラー(足が前足2本しかないトカゲっぽい爬虫類)、バンブー・スパイダー(巨大クモ)、スケル・バッファロー(巨大水牛)、リバー・デビル(イカとタコをあわせたような生物)などといったモンスターたちが暴れまわる! という作品。こちらも大ヒットとなり、世界全体で5億6,620万ドルの興行集を記録している。

『ゴジラ:キング・オブ・ザ・モンスターズ(原題)』は、『キングコング: 髑髏島の巨神』に続く「モンスターバース」第3弾として19年公開予定。なお、20年公開に向けて企画中となっているシリーズ第4弾のタイトルは『Godzilla vs. Kong』。3年後にはついに2大怪獣が激突となりそう。サイズが全然違うが(キングコングは最新作で31.6m)、大きさを合わせてるのか、それともキングコングが頭脳プレイを見せるのか、といったところも楽しみ。

 日本では『ゴジラ』初の長編アニメ映画・全3部作が制作中だ。第一章は『GODZILLA -怪獣惑星-』、今年11月に公開予定。監督を静野孔文、瀬下寛之、脚本を『魔法少女まどか☆マギカ』などで知られる虚淵玄、制作はポリゴン・ピクチュアズが担当する。

『GODZILLA -怪獣惑星-』は、21世紀半ば、巨大生物“怪獣”との戦いで敗走を重ねた人類は宇宙へ進出。しかし20年かけてたどり着いた惑星も、生存には適さない土地だったためやむなく地球へと戻ることに。その間、二万年もの時間が経過していた地球はゴジラを頂点とした未知の世界となっていた――という、これまで語られてきた『ゴジラ』の枠から大きく踏み出した、ハードSFな物語。

 公開された映像、画像はまだ少ないが、気になるゴジラは“ギャレゴジ”っぽいデザインとなっているようだ。静野監督、瀬下監督とポリゴン・ピクチャアズといえば、『シドニアの騎士』、『亜人』など、高クオリティな3DCGアニメを制作してきた組み合わせだが、虚淵玄脚本をどう映像化するか。ゴジラ&アニメファンの期待が集まりそうだ。

 一方、『シン・ゴジラ』以降、日本国内からは『ゴジラ』新作に関する情報がなかなか出てこない。『シン・ゴジラ』の続編的なものになるのか、それとも新機軸を打ち出すのか。本家本元の奮起も楽しみに待ちつつ、多様なゴジラたちの活躍を期待できそうだ。

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