笹川ひろし&大河原邦夫……タツノコプロを支えたスタッフが語る、「Infini-T Force(インフィニティ フォース)」の魅力

笹川ひろし&大河原邦夫……タツノコプロを支えたスタッフが語る、「Infini-T Force(インフィニティ フォース)」の魅力

左から、笹川ひろしさんと大河原邦男さん

タツノコプロ55周年記念作品であるフル3DCGアニメーション「Infini-T Force(インフィニティ フォース)」が、日本テレビほかにて2017年10月より放送されます。本作では「科学忍者隊ガッチャマン」「新造人間キャシャーン」「破裏拳ポリマー」「宇宙の騎士テッカマン」に登場する4大ヒーローが夢の競演! そこで今回、タツノコプロの第一次黄金期と呼ばれる時代を支えた笹川ひろしさん(「キャシャーン」「ポリマー」「ガッチャマンII」総監督)、大河原邦男さん(「ガッチャマン(II、F)」「ポリマー」「テッカマン」メカニックデザイン)のお2人に、貴重なお話を伺いました。

――「Infini-T Force」の第1話をご覧になられていかがでしたか?

笹川:ビックリしましたよね、とうとう時代が変わったんだなと(笑)。アニメにコンピュータが導入されて以来、いろんなところが部分的に変わってはきていたんですけど、今回はTVシリーズということで。タツノコも、本当に次のステップにたどり着いたと思いましたね。

大河原:私の場合、「キャシャーン」は少し手伝ったくらいですけど、「ガッチャマン」「ポリマー」「テッカマン」にはどっぷりでしたから。やっぱり70年代にやったものがベスト、という想いがあるので、最初に今回のお話を聞いたときは、全編3DCGっていうのは、正直無謀だよなと思っていました。でも実際に観てみたら……第1話から3話までを2回観させてもらったんですけど、これはこれですごいなと。TVシリーズのクオリティとしては、ちょっと異常かもしれない。

笹川:もちろん、これだけのものは社内だけではできませんから、3DCG関係の外部協力者もいてのことなんですが、そうだとしてもいかに大変なことか。だから、私は非常に満足してますね。そのうち、あちこちでこういったものが作られるようになるでしょうけど、今のところはないんじゃないですか?

大河原:ある種の目標になるんじゃないかと思います。特にメカは、かなりのものですね。ただ、人物のCGに関しては、あまりにカッコよすぎるんじゃない? この等身は、日本人の嫉妬を買っちゃうよ(笑)。

――敵メカは、かつて大河原さんや中村光毅さんが手がけた70'sタツノコメカっぽい雰囲気を残したデザインになっていましたよね。

大河原:うん。でも中村さんのセンスは、なかなか真似できないですよ。あの当時に今のような技術があったら、すごいことになってたと思いますよ。

笹川:やっぱり忙しいといいセンスになるのかなぁ。締め切りに迫られて迫られて、そういう状況だからこそ湧いてくる閃きというか。

大河原:そうですね。でも中村さん、ずっと会社に残ってひとりやってましたから。私はもう、すぐ帰っちゃう。定時で帰る主義なんです(笑)。

笹川:ハッハッハ。しかし、今回の作品には新発見みたいなものがあったね。これまでタツノコの作品も含めて、いろんなアニメが実写化されたりリメイクされたりして、その中にはよかったものもあるし、全然ダメだったものもあるでしょう。いったい何が違うんだろうと思うけど、これは「新しいタツノコの映像」として満足していただけると思います。

大河原:あとはお話ですよね。どういう展開にしていくのか、そこが一番難しいところだし、私も気になってるところ。画のクオリティに関しては、何も問題ないと思います。昔からタツノコのアニメが好きな人だけでなく、お子さんも楽しんで観てくれるんじゃないかな。

笹川:僕らが言うのも変ですけど、自信をもってお送りしますよ!

【取材・文:ガイガン山崎】

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