映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」初日舞台挨拶レポート!

映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」初日舞台挨拶レポート!

映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」初日舞台挨拶より

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などのアニメにとどまらず、「暗黒女子」といった実写映画の脚本も手がける岡田麿里さんが監督・脚本を務める映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」。その初日舞台挨拶が、2月24日(土)に新宿バルト9で開催されました。

本作は、岡田さんの初監督作品。これまで脚本で少年少女たちの青春を細やかな心理描写で描き上げてきた彼女が、P.A.WORKSとタッグを組んで贈る、老若男女の心に響く「泣ける」感動巨編です。10代半ばで外見の成長が止まり数百年の寿命を持つ、“別れの一族”と呼ばれるイオルフの民である少女・マキアと、幼くして両親を亡くした男の子・エリアルの絆が描かれます。全国縦断試写で実施された観客へのアンケートでは、90.2%もの方が「感動した」と感想を述べていましたが、その結果と同様に、会場には涙して目元が赤くなっている方が多く見られました。

上映終了後、マキア役の石見舞菜香さん、エリアル役の入野自由さん、クリム役の梶裕貴さん、主題歌「ウィアートル」を担当した歌手のrionoss(リオノス)さん、岡田さん、プロデューサーの堀川憲司さんが登壇。感動で胸いっぱいの観客の前で、制作がスタートした当時の秘話や、アフレコ時のエピソードなど、作品に関するさまざまなトークを展開しました。そして各キャスト、スタッフのコメントも到着したので紹介します。

最後に岡田さんが「アニメ制作は、ヒビオル(本作における、日々の出来事を織り込んだ布のこと)を織るようなもの。スタッフ、キャスト、関係するすべての人たちのおかげで、ひとつの作品が織り上がったと思っています。こうして皆さんに見ていただくことで本当の意味で完成したんだなと、幸せを感じています」と観客に感謝の言葉を述べ、舞台挨拶は終了しました。

「さよならの朝に約束の花をかざろう」は2月24日(土)から新宿バルト9ほかにて全国でロードショー。

【キャスト&スタッフコメント】

<マキア:石見舞菜香さん>

初めての劇場版アニメへの出演で、とても不安があったのですが、たくさんの尊敬する先輩に支えていただきながら、マキアに向き合っていけたと思います。台本をいただいたときから「早く全国の方に見ていただきたい」と思っていたので、こうして初日を迎えられて幸せです。

<エリアル:入野自由さん>

(「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」で宿海仁太役を演じて)岡田さんの作品にいつかまたかかわれたらな、と思っていたのですが、こんなに素敵な作品で、しかも監督という立場でやられている作品に参加できるのがすごくうれしかったですね。台本をいただいて読んだら、ものすごく感動して、その場で岡田さんに「めっちゃ感動しました。絶対に素敵な作品になりますね」とメールをしました。初日を迎えて、(岡田さんに)ありがとう、という気持ちと、おめでとう、という気持ちでいっぱいです。

<クリム:梶裕貴さん>

僕も(入野)自由くんと同じで、岡田さんの脚本作品にいろいろ出演させていただきましたが、毎回役者として楽しいものばかり。今までの感謝の意味を込めて、何かお手伝いさせていただければという思いがありました。クリムという役をできてとても嬉しかったし、楽しかったです。キャラクターの気持ちや物語の展開に胸を刺されるような思いがして、みんな涙をこぼしながら収録したのを覚えています。そのときの感動を多くの方にご覧いただけているのがうれしいです。

<歌手:rionossさん>

この作品に触れ、人生には、一度しか咲かない花のような瞬間が確かにある、ということを強く思いました。別れはすごく悲しかったり苦しかったり、その瞬間は辛いものになることもある。でも、いつか私がおばあちゃんになったとき、かけがえのない日々を思い出して、悲しかった別れも含めて、すべてはいいことだったんだと、全部これでよかったんだと思えるまで生きたい……そんなふうに思わせてくれる、生きる力を、希望を与えてくれる、そんな作品だなと思いました。

<プロデューサー:堀川憲司さん>

僕らは作品をつくることが自分が生きた証だと思っています。何が今まで記録できただろうか、これからどんなものを作って記録できるだろうかと考えさせられるアニメになっていたと思います。制作過程ではいろんなことがありましたが、ヒビオルのように、きれいなだけじゃなくてデコボコとした、さまざまな出来事があったほうが深いものに仕上がります。自分にとって、いい布(作品)が1枚できたんじゃないかなという実感があります。

<監督:岡田麿里さん>

企画が始まって5年。なかなか企画が通らず、制作に入ってから3年。TVシリーズと違って映画はつくっている間に見てくださった方の反応がないので、時に不安になりながらもスタッフとお互い声をかけ合って、皆さまに見ていただく日のためにみんなで頑張ってきました。今は嬉しい気持ちと、緊張とでいっぱいです。(WebNewtype・取材・文:有路昇)

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