上田麗奈フォトコラム・猫が住む緑の異空間で

上田麗奈フォトコラム・猫が住む緑の異空間で

REINA UEDA column [good colors] Photo-69-1

お絵かきと散歩が大好きな上田麗奈さんによるフォトコラム「この色、いいな」。上田さんがいろんな場所を訪ね歩き、おもしろい「モノ」や「コト」、そしてお気に入りの「色」を探します。

連載69回目に訪れたのは「ムギマル2」というお店。壁一面が蔦に覆われた外見もさることながら、不思議な灯りが彩るお座敷、そして看板猫……などなど、他のお店にはない魅力でいっぱいの「マンヂウカフェ」です。

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リピーターになること間違いなし…! 一度訪れたら最後、もう逃れられません…! 日常を感じながら日常を忘れられる、そんな不思議な場所です。すべての色が独特で神秘的でホッとする雰囲気を放っていました。

お茶もお料理もとても美味しくて、そして寸ちゃんに本当に癒されました。

上田麗奈

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◇撮影を終えて

――神楽坂という場所の印象からは、いい意味で想像もつかないお店ですよね。

上田:確かにこんなお店は他でも見たことがないですね。店主の方もなんだか魔法使いみたいで、その魔法使いの屋根裏部屋とかにお邪魔させてもらっているような感じで、ワクワクするしドキドキするし、本当に異世界に迷い込んだかのようで、素敵ですね。

――お店の看板猫2匹は、最初はどちらも留守でしたが、撮影中に寸(スン)ちゃんが帰ってきてくれました。寸ちゃんは牝の11歳で、人間といえばそろそろお婆ちゃんという年齢です。

上田:凛々しいというか、後ろ姿が「経験豊富」という感じで格好良かったですね。私が飼っている「こたろう」も、いつかあんなに大きくなるんだなと思って。2ヶ月の時にウチに来て、今が4ヶ月目くらいで、来た時と比べるとだいぶ大きくなったなぁと感じていたんですけど、寸ちゃんを見ていると、いやいやまだ子どもなんだなって。でも、あれくらいの大きさになると、どうやって抱っこするんだろう……?

――膝の上には乗せられそうですけど、抱き上げるとなると両手で抱えるしかなさそうですよね。

上田:何キロくらい体重があるんだろう……でも、ずっと身体を撫でさせてくれて可愛かった。こたろうにもあんなふうに育ってほしいです。

――猫を飼い始めたのは何がきっかけだったんですか?

上田:もう、ひと目惚れという感じでしたね。ずっとポメラニアンひと筋で、ワンちゃんが好きだったんですけど、この子と目が合った瞬間に「あ、ダメだこの子だ、この子と一緒に暮らしたい」と思って、お迎えしたんですよね。身体に虎っぽい模様があるから「こたろう」です。

――なるほど。お店のことに話を戻して、お座敷のライティングが印象的でした。ランプ灯いた瞬間にパッと世界が広がるような……。

上田:本当に綺麗でしたね。ランプの種類も豊富ですけど、場所によって、たとえば「ここに緑があるといいな」というところに緑があるし、富士山の絵が飾ってあるところは青空にマッチするようにライトも青くなっていたり、ひとつひとつが世界観を作ってくれていて。照明の効果ってすごいですね。どうやったらこんな素敵な空間が作れるんだろう? これを作った人の頭の中をのぞいてみたいなって思います。あとは何といってもこの蔦ですよね。お店の外からこんなに入り込んで来ているのをとても自然に活かしてあって。すべてのものの配置に意味がある感じがします。

――食べていただいたお饅頭は「よもぎ地にチーズ」でしたが、どんな味でした?

上田:どちらかというと、おやつというよりはおかずに近い印象でした。よもぎの味もチーズの味も立っているけど、香りフワっと広がって、口の中でひとつに合わさるような。くどくないんだけど、ちゃんとお腹にたまる感じがあります。あとはセットでいただいたお茶とアイスクリームとのバランスがすごく良くて。温かいものと冷たいもののバランスもいいし、アイスの中にあんこが入っていたり、洋風のものと和風のものが混ざっていてもぜんぜん違和感がなくて、全部がほど良い感じで美味しかったですね。

――場所の雰囲気もあるでしょうね。食べたり飲んだりする場所って大事なんだなと思いました。

上田:こうやって靴を脱いでお茶をしたり本を読んだり、仕事をしていても捗りそうですよね。カフェって音楽が流れていることが多いと思うんですけど、ここは窓の外から環境音とか、生活音がちゃんと聞こえてきて、音楽がなくともぜんぜん寂しくないんです。

――神楽坂通りの間近にあるというのに、まったくそんな雰囲気がしないんですよね。

上田:どこにあったらしっくりするのかなと考えていたんですけど、きっとどこにあってもしっくりこないと思うんです。和の雰囲気も洋風の雰囲気もどちらもあって、それでいてどちらでもない場所ですよね。だから魔法使いのお家のように思えるのかもしれない。良い意味で浮世離れしていて、それがとても素敵だなと思います。

――そういえば、お店のメッセージノートに何か描いていましたね。

上田:何を描こうかなと思ったんですけど、サインにネコミミとヒゲをつけてみました。このお店仕様です(笑)。実際にどんなサインになっているかは足を運んでご覧になる人だけのお楽しみですね。(WebNewtype)

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