秋のコーディネイトで気をつけたいのは「色問題」

秋のコーディネイトで気をつけたいのは「色問題」

今回のコーディネイト例

ファッションブロガーのMBと申します。2014年度に続き、2015年度まぐまぐメルマガ大賞を受賞した「最も早くオシャレになる方法」などを中心に、誰でもわかる「おしゃれの教科書」的な情報を発信しています。

■色合わせはどうする?

夏が終わり秋になると、途端に「色合わせ」で悩む人がでてきます。

「何色と何色が相性が良いんでしょうか?」

「お気に入りのデニムがあるんですが、青色と合うトップスは何色ですか?」

などなど。色の組み合わせに関する疑問質問は、皆さん結構お持ちのはずです。

ここでちょっと大胆な話をさせていただくと、色彩論において「色の相性」は確かに存在します。洋服に限らず、種々のデザイナーであれば皆理解していると思いますが、カラーチャート上の色の相性というものは確かにあるんです。

しかし、それはあくまで「AとBの色は相性が良い」という話であって、「AとBの色を合わせるとオシャレになる」という話ではありません。ここを大多数の人が誤解しているのです。

ファッション色彩論者は「緑と赤は捕色の関係にあるから相性が良い」なんて言いますが、それをそのまま理解して「緑のカットソーと赤のパンツ」を組み合わせてしまったりする人が実際に出てしまっています。想像するだけで理解できるでしょう。いかに緑と青の色相性が良いからといって、「緑のカットソーと赤のパンツ」の組み合わせでオシャレに見えるでしょうか?

「色の相性」と「オシャレに見えるか」はまったく別問題です。青いデニムを穿きこなしたいからと言って「青と相性の良い色」なんて色彩論を考えても、あまりオシャレには機能しません。

■使うべきは「ダークトーン」と「ペールトーン」

では、色合わせはどのように考えれば良いか。まず基本中の基本をマスターしましょう。

それは「黒と白のモノトーンはスーツの色」「鮮やかな真っ赤や真っ青などの強い派手な色はカジュアルな色」とこの二極を覚えましょう。

色の鮮やかさを示す「彩度」という単位がありますが、彩度が高いほどカジュアルで子供っぽい印象になります。彩度の高い「真っ赤」は子供っぽくカジュアルに、彩度の低い「黒」などは大人っぽくドレスライクになるのです。

例えば、秋らしく「緑や赤を使いたい」と思っても、「彩度の高い色」ばかりを並べてコーディネートしてしまうと「近所の小学生」のような元気いっぱい少年なイメージになってしまうでしょう。客観的にそれがオシャレだと判断されるかと言われると…はなはだ疑問です。

では、色を使いたい時はどうするか? 少し彩度を抑えてあげるのです。

今回の写真で着用しているのは、トップスは緑は緑でも「濃いダークグリーン」。ボトムも赤と同じ暖色系の色でも「薄いベージュ」。

彩度が低い黒に近い濃い色=「ダークトーン」か、白に近い薄い色=「ペールトーン」。この2種類であれば色を複数使っても子供っぽい印象にならずに大人なイメージを担保できるのです。

実際に写真を見ても子供っぽい印象はまったくないでしょう。これが真緑や赤などであれば、まるで印象は変わるはずです。

秋になって「色」を使う場面が増えてくるでしょうが、使うべき色は「色の相性」で考えるのではなく「彩度の強さ」で選んであげるのが正しいのです。

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