マチ★アソビ名物Pの喜びの登壇も! ニュータイプアニメアワード授賞式「The Moving Pictures Festival 2016」レポート

マチ★アソビ名物Pの喜びの登壇も! ニュータイプアニメアワード授賞式「The Moving Pictures Festival 2016」レポート

ニュータイプアニメアワード授賞式「The Moving Pictures Festival 2016」登壇者記念撮影。中央は笑顔の飯泉嘉門徳島県知事です

徳島で開催中のマチ★アソビvol.17・眉山山頂ステージにて10月9日(日)、ニュータイプアニメアワード授賞式「The Moving Pictures Festival 2016」が開催され、全14部門+新設の乃木坂賞の発表が行われました。

司会は吉田尚記アナウンサーと声優の高井舞香さんが担当。月刊ニュータイプの角清人編集長、月刊ニュータイプ連載中の「Nogizaka Newtype」メンバーである乃木坂46の佐々木琴子さん・寺田蘭世さんも一緒にステージを進行します。

佐々木さんは授賞式に「SAO」シリーズのアスナをイメージした髪型で登場。寺田さんは乃木坂46のオーディションで「うたのプリンスさまっ」について語って合格したほどで、2人とも生粋のアニメファンです。サウンド賞で「心が叫びたがってるんだ。」が上位入賞すると、寺田さんは「(乃木坂46が)主題歌として、あんなに素敵な作品に関われたのは誇りです」と感動の面持ちでした。

今回新設された、乃木坂46メンバーが選ぶ賞「乃木坂46賞」は「ジョーカー・ゲーム」が受賞。ステージには「ジョーカー・ゲーム」の野村和也監督も登壇しましたが、佐々木さんと寺田さんの熱心なアニメファンならではの感想には、監督も驚きを隠せない様子でした。

今回のアワードは、発表順前半では「甲鉄城のカバネリ」がキャラクターデザイン賞・サウンド賞・脚本賞を立て続けに受賞。作品の世界観を形作る設定や脚本、サウンドの面での高評価が目立ち、作品賞テレビ部門受賞も納得の結果です。

後半から強さを見せたのが監督賞・男性キャラクター賞(ナツキ・スバル)・女性キャラクター賞(レム)・マスコットキャラクター賞(パック)とキャラクター部門を総なめにした「Re:ゼロから始める異世界生活」で、魅力的なキャラクターたちがファンの心をがっちりつかんでいることを感じました。

別のフィールドから規格外の爆発力を見せたのが「君の名は。」です。「君の名は。」は劇場公開が8月26日(金)、ニュータイプアニメアワードの投票締切が9月14日(水)という、ほとんど投票期間がないスケジュールでしたが、終わってみれば「君の名は。」が圧倒的な強さを見せた作品賞(劇場上映部門)でした。

授賞式では各賞の上位入賞作品の関係者が登壇したり、受賞コメントも数多く届けられました。会場で登壇した中で強い印象を残したのが「甲鉄城のカバネリ」で脚本賞を受賞した大河内一楼さん。脚本とアクションの関係性について聞かれた大河内さんは「脚本でアクションを細かく書くのはよくないと思ってるんです。いいアクションを描くのはアニメスタッフに任せて、脚本は次に来るアクションシーンが映えるための材料や、絶体絶命な状況、キャラクターの気持ちなどを作るのが仕事なんです」と解答。非常に深みのある言葉でした。

そして、マチ★アソビならではだったのが、「君の名は。」の関係者として登壇したコミックス・ウェーブ・フィルム代表の川口典孝プロデューサーです。川口プロデューサーは、マチ★アソビに毎回のように参加している常連。大歓声で迎えられた川口プロデューサーは「徳島には年に2回酒飲みに来てるので、まさかここに立つとは思いませんでした。空港で歩いている人に祝福されたりしてね、ほんとありがとね」と語り、会場はとても暖かな空気に包まれていました。

また、「君の名は。」の新海誠監督からは「アニメって楽しいんだ、こんなことが語れるんだとシンプルに感じてもらえる映画を作りたいと思っていたので、この賞をもらって、ある程度達成できたのかもしれないなと思いました。こんなに嬉しくて幸せなことはありません」との受賞コメントが届いていました。

メカデザイン賞を受賞した「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のメカデザイナーを代表した鷲尾直広さんが、「ニュータイプという(誌名のルーツにガンダムがある)雑誌のメカデザイン賞をガンダムが受賞できたことにも感激しております」とのコメントを寄せていたことや、女性声優賞の水瀬いのりさんのコメントが、まるで自分とは別の親しい誰かに言葉をかけるようにレムを祝福していたこともとても印象的でした。

授賞式のラストには、トロフィー授与のため飯泉嘉門徳島県知事が登場。受賞作の数々を讃えた飯泉知事は「『甲鉄城のカバネリ』は見ていますよ。怖いという意識がだんだん変わっていくのが面白いですね」と語り、会場中を驚かせていました。

総評に立った角編集長は「実は中間発表から締切までの限られた間に、それまでの合計の4倍の投票があったんです。ニュータイプアワードは皆さんの熱意で決まる賞なんだと思います」と、最後まで結果がわからない白熱の投票だったことを明かしていました。最後は恒例となった受賞者一同の手形取りを行ない、今年のアワードは幕となりました。【取材・文=中里キリ】

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