ついに完結!「秋本治・こち亀」40年秘話を漫画界の重鎮が語り尽くす!(3)「ゴルゴ13」パロディキャラ誕生秘話

ついに完結!「秋本治・こち亀」40年秘話を漫画界の重鎮が語り尽くす!(3)「ゴルゴ13」パロディキャラ誕生秘話

ついに完結!「秋本治・こち亀」40年秘話を漫画界の重鎮が語り尽くす!(3)「ゴルゴ13」パロディキャラ誕生秘話

「こち亀」には、「ボルボ西郷」「後流悟十三」「星逃田」など、さいとう・たかを氏の「ゴルゴ13」の主人公・デューク東郷を思わせるキャラクターが、名前を変えて繰り返し登場する。理由は、秋本氏はさいとう氏に憧れて漫画家になったこと。本家「デューク東郷」が、「こち亀」劇中に登場する合作もある。

 さいとう氏に聞いた。

「最初に『パロディキャラを出してもいいですか』と聞いてきたのは編集でしたね。当時はまだ秋本さんとつきあいがなかったけど、おもしろそうだな、と思ってOKしたんですよ。そのキャラが床屋に入って、店員に『俺の後ろに立つな!』と言うんだけど、同じゴルゴのセリフなのに思わず笑ったよ」

 その後、漫画家や原作者のゴルフ仲間が集まる“イージー会”に秋本氏が参加するようになり、知己を得たそうだ。「ゴルゴ13」も開始から約50年。同じ長期連載作家として、さいとう氏が「こち亀」のすごさを解説する。

「ドラマを練りに練って作る『ゴルゴ13』とは質が違って、作者の感性がモノをいう『こち亀』のような作品こそ長く続けることが難しい。ここまで続いたことには本当に頭が下がります。作家というのは、常に『新しいものが描きたい』という意識を持っているもの。秋本さんもきっとそのつもりなんだと思います。うらやましいなあ、という気持ちもありますね」

 秋本氏自身は、連載終了発表の会見で、

「読み切りや月刊誌で描いていた作品もあるので、そちらを進めて(『こち亀』とは)別な面を出したい」

 と新作への意欲を語っている。

 堀江氏も、秋本氏の新たなチャレンジに期待を寄せる。

「40年間も週刊漫画誌で連載するのは、野球に例えると、いちばん競争の激しい大リーグで40年間やり続けるようなもの。普通の漫画家であれば、もうアイデアを出し切っていると思うんですよ。でも、秋本先生という人は、おもしろいものを見つける天才なんです。だから、『次はどんなおもしろいものを見せてくれるんだろう』と、一読者として楽しみにしています」

 日本一有名な警察官・両さんの活躍は、9月17日発売のジャンプでひとまずの区切りを迎える。が、秋本氏の次の「お祭り」に、期待は膨らむ一方である。

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