27個のアウトですべてが終わるからこそ…オリックスの猛牛たちに期待したいこと

27個のアウトですべてが終わるからこそ…オリックスの猛牛たちに期待したいこと

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 このコラムを書いている今日この日、我々が住むここ大阪市に“まん延防止等重点措置”が適用された。世の中は“マンボウ”などとおちゃらけてはいるが、事態は深刻だ。我々はコロナと、あとどれくらいの期間、必死で向き合えばゲームセットとなるのだろう。コロナは、延長のない今年のプロ野球と同じく、27アウトを取ればゲームセットとなるのだろうか。

■9回終了はBsの為のレギュレーションか

 と、この場は個人のブログではないので、プロ野球の話に移そう。ご存知の通り今年のプロ野球、9回終了でゲームセット。延長は一切無いというレギュレーションでの開催が発表された。どうにもこれは、Bsの為のレギュレーションじゃないかと思えてならないのだ。戦い方によっては各球団に優勝のチャンスがあるとも言えるが、Bsに、というより(多少貧打であっても)、左右の中継ぎ投手の層が厚いチームに圧倒的に有利に働くレギュレーションなのではないかと思うからだ。

 これまでの「勝利の方程式」なる不確かな数式が、絶対的有利には働かない。延長がないのだから、敵の打順の左右の組み合わせとその日のブルペンの調子を鑑みて、好調なリリーフ投手から順番に出していけば良い。緊急事態だろうと、まん延防止だろうと、どんどんリリーフを投入すれば良い。

 そのリリーフ陣は、失点しても構わないとも言える。勝ち越されなければそれで良い。27アウトを取ればゲームセットなのだから。勝っていようと負けていようと試合は終わる。27個のアウトカウントで全てが終わる。ならば先発投手は6イニングをしっかり投げてくれれば良い。6イニングの登板なら、先発投手は中5日のローテーションだって可能になる。現にBsの2大エース、山本由伸と山岡泰輔は、ここまで中5日のローテーションで登板した。そして先発以外の投手がベンチに8人程居る。平野、能見、ヒギンス、山田、鈴木、富山、漆原、竹安。あれ? オリックス優勝してしまう?

■27個のアウトカウントで全てが終わるからこそ

 結局、「勝ち星」よりも「勝率」を争う現在のペナントレースに於いては、「引き分け」が「勝ちに等しい」のも事実だろう。さらに今年に限っては27アウト取れば試合が終わる。27アウト取るまでに限りなく0に近い失点で相手打線を抑える事が、結果的には最善の戦法だと言えるのではないだろうか。

 そう考えると、平野佳寿と能見篤史は余りに大きな補強。実績十分な左右の中継ぎ投手の獲得は、まるで今年のレギュレーションを知っていたかのような適切な補強ではないのだろうか。さすがの福良GM、いや福良さんGJ!か。

 昨年から一気に戦力の若返りを目指すオリックス・バファローズ。社会人1年生とか2年生とか、そんな年頃の若者を多く抱えて戦っている。これが平時のペナントレースならば、恐らく今頃は超満員で大歓声に沸く(?)京セラドームで溌剌とプレーしていた事だろう。今の世の中は彼らにそれを許さなかったが。

 だが、できることはある。みんなで27個のアウトカウントを取りに行こう。27個のアウトを取れば全てが終わる今年だからこそ、成し遂げられることがある。

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(DOMI)

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