大富豪生活から一気に一文無しに…窮地に陥った詩人は起死回生の詩集を出版できるのか 「ビーチ・バム まじめに不真面目」を採点!

大富豪生活から一気に一文無しに…窮地に陥った詩人は起死回生の詩集を出版できるのか 「ビーチ・バム まじめに不真面目」を採点!

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■〈あらすじ〉

天才詩人のムーンドッグ(マシュー・マコノヒー)は、大富豪の妻ミニー(アイラ・フィッシャー)の無尽蔵な財力に甘え、アメリカ本土最南端のフロリダ州キーウエストで放蕩生活を送っていた。悪友のランジェリー(スヌープ・ドッグ)とつるみ、酒、マリファナ、パーティー、女、日光浴を楽しむ合間に、気が向いたらタイプライターで詩を打つ自由な毎日は、ある事件をきっかけに終わりを迎える。一文無しのホームレスになったムーンドッグは、デビュー作以来となる詩集の出版に向き合うことになる。

■〈解説〉

『スプリング・ブレイカーズ』以来7年ぶりとなるハーモニー・コリンの監督・脚本作。『テッド・バンディ』のザック・エフロンや『mid90s』で監督デビューしたジョナ・ヒルが友情出演。窮地に陥った天才詩人の奮闘を描くコメディドラマ。95分。

中野翠(コラムニスト)

★★★☆☆M・マコノヒーはいい俳優だがミス・キャストでは? 「扮装感」強すぎ。ポップな服が似合わない。ラストはロマンチック。

芝山幹郎(翻訳家)

★★★★☆なにもせずにニコニコしている主人公の姿が実に柔らかい。こういう人がいると、世界は風通しがよくなって愉快になる。

斎藤綾子(作家)

★★★★☆不埒なようでロマンチック。好き放題しているのに自滅とは無縁の活きの良さ。猫好きの逆鱗もスルーの酔いどれ詩人。

森直人(映画評論家)

★★★★★ヘミングウェイ気取りの快楽主義者が行く。時代の喧噪を尻目に、リゾートと路上に哲学の花を咲かせる極上のおとぎ話。

洞口依子(女優)

★★★★★最強のマコノヒー。束縛されない純粋さ。夕暮れに映えるネオンカラー。「キラキラしようぜ!」と、肩叩かれた気分。

『ビーチ・バム まじめに不真面目』(米)
4月30日(金)よりキノシネマほか全国順次公開
https://movie.kinocinema.jp/works/beachbum/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年5月6日・13日号)

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