ビートたけしが語った黒澤明 ベストにあげた作品とは?

ビートたけしが語った黒澤明 ベストにあげた作品とは?

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〈最近ね、黒澤さんが夢に出てきたり、お墓参りに行きたいなって考えるけど、亡くなられて20年なんだね〉

 黒澤明監督が亡くなったのは1998年9月。没後20年のメモリアルイヤーの掉尾を飾るように、“世界のキタノ”ビートたけし(71)が“世界のクロサワ”を語った。

 2人は93年に対談しているが、現在発売中の「 週刊文春エンタ! 」ではそれを再録するとともに、たけしが独占インタビューで当時の様子を振り返っている。

〈顔を合わせてすぐ「ビート君は思い切りがいい」って黒澤さんが言うわけ。俺が撮ったカットの画がダメだと思った瞬間に全部、フレームからパッと人物や風景を外しちゃうことを潔いって褒めてくれたの〉

 今年3月に事務所を独立して以降、たけしは旺盛な創作活動を続けている。12月12日には新作小説『 フランス座 』を上梓。10日にオンエアされた「ビートたけしのオールナイトニッポン」では“舌好調”ぶりを披露した。

「多忙なたけしさんが70歳を超えても新しい表現に挑戦していることに驚きますが、たけしさんといえばやっぱり映画。北野武監督の新作を待ち望むファンは内外に多いはず」(映画製作者)

■北野武監督の次回作はどうなる?

 新作映画について、たけしは最近、伊集院静氏との対談でこう言及している。

〈いま、ずっと映画にしたいと構想している、本能寺の変を題材にした『首』って歴史物を、小説とシナリオで同時に進めてるんです〉( 「文藝春秋」19年1月号

 前述の「エンタ!」では黒澤映画のベストに『蜘蛛巣城』を挙げて絶賛。

「北野監督は次回作で、黒澤明に倣うような画作りにこだわり、なおかつモノクロに挑戦するかもと発言しています。もし血みどろの戦国絵巻の傑作『蜘蛛巣城』と北野映画がクロスしたら、題材的にも世界的に注目されるでしょう」(映画評論家)

 とはいえ現在は、来年のNHK大河ドラマ『いだてん』の撮影と執筆で日程はびっしり。『首』の本格始動は来年秋以降になる見込みだという。

「天国の黒澤さんに笑われないようにしなきゃね」と「エンタ!」で抱負を語ったたけし。ファンは“首”を長くして待っている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2018年12月20日号)

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