1日10時間ゲーム、配信で世界視聴者数1位…「最近は毎日娘と『あつ森』」ケイン・コスギ(47)の“意外すぎる素顔”

1日10時間ゲーム、配信で世界視聴者数1位…「最近は毎日娘と『あつ森』」ケイン・コスギ(47)の“意外すぎる素顔”

ケイン・コスギさん ©石川啓次/文藝春秋

「モンスターボックス22段を跳べたのは池谷さんが…」ケイン・コスギ(47)が語る『スポーツマンNo.1決定戦』の“舞台裏” から続く

 1994年に『忍者戦隊カクレンジャー』のニンジャブラック役で注目を浴び、1997年に初出場した『芸能人スポーツマンNo.1決定戦』で一気に知名度を上げたアクション俳優・タレントのケイン・コスギさん(47)。最近は映画やドラマ、バラエティ番組だけでなく、ゲーム配信者としても人気を博すなど、多彩な活躍を見せている。

 そんなケインさんがゲームにハマったきっかけや、ゲーム配信を始めた理由などについて、話を聞いた。(全3回の3回目/ 2回目から続く )

◆◆◆

■18歳の時は「ストリートファイターII」ばかりやっていた

――アクションやスポーツの印象が強いケインさんですが、実は昔からゲームが大好きだったとか。

ケイン・コスギ(以下、ケイン) 4、5歳くらいの時からやってましたね。昔は「スペースインベーダー」や「パックマン」が好きでした。

 弟や妹もゲームが好きだったので、家族で旅行に行ってもずっとホテルの中でゲームをしている時もありましたよ。弟とは僕が日本に来てからも、一緒にオンラインゲームをしながら会話したりしてましたね。

――日本に来てから“ゲーム好き”に拍車がかかったそうですね。

ケイン 日本に来て1人暮らしをしている時は、仕事とトレーニングしかやることがなかったので、ゲームをしている時間が多かったです。18歳くらいの時は家でもゲームセンターでも「ストリートファイターII」ばかりやっていました。

――仕事が忙しくなってからはゲームをする時間が減ったのでは?

ケイン 20代半ばから30代の時は『スポーツマンNo.1決定戦』や『はぐれ刑事純情派』をはじめ、いろいろな番組に出ていて休みがないくらい忙しかったんですけど、ゲームは続けていましたよ。ゲームは移動時間にできますし、テレビの収録は待ち時間が長かったりするので、待っている間にもゲームができるんですよね。

ケイン だから撮影がある時はゲームボーイを持ち歩いたり、撮影の合間に車の中でプレイステーションをやったりしてました。それにいまは携帯でもゲームができますしね。

■仕事がない時は1日に8〜10時間くらいゲーム

――常にゲームを持ち歩いていたんですね。

ケイン 一番大事なので(笑)。海外で映画の撮影をする時でも、最初にスーツケースに入れるのはゲームです。

――いまは1日何時間くらいゲームをしているのですか?

ケイン 仕事がない時は8〜10時間くらいしています。午前中はトレーニングして、そのあとはゲーム、みたいな感じです。

――ケインさんをそこまで虜にするゲームの魅力は何なのでしょう。

ケイン ゲームはスポーツと一緒なんですよ。勝ち負けがありますし、負けている時に最後のプレイで逆転した時の達成感もスポーツと同じです。あとはやっぱり、いろんな人とプレイできるのが楽しいですね。

■2018年頃、「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」に“ドハマり”

――そんなゲーム好きのケインさんが本格的にゲーム配信を始めたのは、2018年頃ですよね。何かきっかけがあったのでしょうか。

ケイン 友だちがPCゲームの「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」を紹介してくれて、すごいハマってしまったんですよ。ゲームをやりながら「どうやったらうまくなるんだろう?」と思って、いろいろな配信者のプレイを見ながら勉強してたんです。その時に「僕もいつか自分で配信したいな」と思うようになって。

 でもほかの配信者はめちゃくちゃうまくて、僕は全然そのレベルじゃないので最初は遠慮してたんです。けど、「LoL」を始めて1年半くらい経った時に「とりあえず配信しながらみんなから教えてもらうのもありかな」と思ったんですよね。それで初めて配信しました。

■初めてのゲーム配信で世界視聴者数1位に

――初配信は1万6000人が視聴して、世界視聴者数1位になったそうですね。

ケイン 「あのケイン・コスギが本当にゲームできるの?」みたいな感じで見に来てくれたんだと思います。それに当時は、いまみたいにお笑い芸人の方やタレントの方は配信してなかったので、珍しさもあったんだと思います。

――実際にゲーム配信をされてみて、いかがでしたか。

ケイン ゲームをやっている時は本当の自分を出せるから、楽しかったですね。

――ゲーム配信中のケインさんは、結構はしゃいでいますよね。

ケイン 初めて配信を見てくれた方にはびっくりされます(笑)。『スポーツマンNo.1決定戦』とかでは全然喋らないイメージだったと思うんですけど、ゲームをやっている時はずっと喋ったり、ジョークを言ったり、歌ったりしているので。配信している時は弟と一緒にゲームをしているような感覚なんですよね。

 だから配信中は視聴者の方ともかなりコミュニケーションとっていて。最近は皆さんと会話しながら一緒にプレイするのがメインですね。

――視聴者の方と一緒に?

ケイン そうです。皆さんと「エーペックスレジェンズ」や「フォートナイト」をやることが多いです。「フォートナイト」は小学生くらいの子どもたちに人気で、家族で楽しんでいるご家庭も多いんですが、僕がそこに入って一緒にやったりしてます。お父さん、お母さん、お子さん、僕の4人でゲームをするみたいな(笑)。それがめちゃくちゃ楽しいです。

 この前は18歳の女の子と、そのお父さんとプレイしたんですが、ほのぼのした雰囲気の親子でいいなと思いました。

 昔は母親と父親に「ゲームをするのは控えなさい」ってよく言われてましたけど、いまはお母さんもお父さんも一緒にやっている。最近はゲームが家族のコミュニケーションツールになっているんですよ。僕にも3歳になる娘がいるんですが、いつか一緒にゲームをしたいなと思いますね。

――いまゲーム業界は世界的に盛り上がっていますよね。

ケイン 本当に。例えば、年に1回開催されている「LoL」の世界大会は、NFLのスーパーボウルと同じくらい世界的に見られているんですよ。そしてアメリカのeスポーツのトッププレイヤーは、1年間で20億円くらい稼いだりしている。すごいですよね。

――ケインさんも最近はゲーム関係のお仕事がかなり増えています。

ケイン ここ3、4年はゲーム関係の仕事が多くなりました。コロナ禍になってからはテレビや映画の撮影ができなくなってしまった時期がありましたけど、ゲームの仕事の場合は、現場に行かなくてもオンラインでイベントとかに参加できてましたね。

 そういうのもあって、芸能界でもコロナ禍になってからゲーム配信とかを始める人が増えているような気がします。芸能事務所にもeスポーツ部とかゲーム部ができているくらいですし。それくらいゲーム業界自体が盛り上がっているんだと思います。

■「竜巻旋風脚はできないけど、それに近い技は練習すれば…」

――ちなみにゲームの仕事がほかの仕事に生かされるということはあるのでしょうか。例えばアクションゲームの動きを、実際のアクションシーンで真似してみるみたいな。

ケイン それはありますね。僕が日本に来たばかりの時に格闘ゲームをたくさんやっていたのは、自分のアクションで使えるものがないか、ゲームからヒントを得ていたというのもあるんですよ。それでいろんな格闘ゲームをやってみて、新しいアクションとか技のコンビネーションを研究していました。

 18歳くらいの時、ストリートファイター以外に「バーチャファイター」も結構やっていたんですが、そこでブレイクダンスっぽい動きをするキャラクターがいて。「こういう動きをアクションでもできないかな?」と思って、2年間くらいブレイクダンスを習ったこともありました。

 さすがに「ストリートファイター」の竜巻旋風脚はできませんけど、それに近い技は練習すればできるようになる。だからアクションで使えるものが何かないかなと思った時は、いまでもゲームからヒントをいただいたりしていますね。

――ありがとうございます。ケインさんは今後、ゲーム関連でやってみたいことはあるのでしょうか。

ケイン いまはとりあえず、娘と一緒にゲームをするのが夢ですね。最近は毎日娘と一緒にNintendo Switchの「あつ森(あつまれ どうぶつの森)」をやっているんですけど、すぐに飽きちゃうんですよ(笑)。だから少しずつ進めています。でも子どもはすぐに上達するから、そのうち僕よりうまくなっちゃうかもしれませんね。

写真=石川啓次/文藝春秋

(「文春オンライン」編集部)

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