「なんで俺の酒が飲めねーんだよ!」と札束を投げつけブチ切れる客が…36歳の元セクシー女優経営者がとった行動とは?

「なんで俺の酒が飲めねーんだよ!」と札束を投げつけブチ切れる客が…36歳の元セクシー女優経営者がとった行動とは?

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 カナダ人の父と日本人の母の間に生まれ、05年にセクシー女優としてデビューするや、瞬く間にトップ女優となった小澤マリアさん。人気はアジア全域に渡った。

 しかし、5年たらずで引退。その後はストリッパーに転身し、16年にはフィリピンに移住。現在は同地にて高級ラウンジを開業し、そのほかにもカプセルホテルやサムギョプサル店、ダイビングリゾート開発を手掛けるなど、実業家として大成功を収めている。東南アジアを中心に芸能活動も行い、英語でも発信するYouTubeはチャンネル登録者数25万人に迫っている。

 スーツケース一つを手に異国の地に飛び込み、いかにして、成り上がっていったのか。ご本人に直撃した――。

◆◆◆

――現在のメインとなるお仕事は何になるんですか?

小澤マリア(以下、小澤) 今は歌舞伎町のバーとYouTubeがメインの仕事ですね。コロナになって、フィリピンはすぐロックダウンされちゃって、1か月待ってみたんですけど、お店も再開できなそうだったんで、その時に日本に帰ってきたんです。

 ただ、東南アジアで結構、私のことを知ってくれている人は多くて、6月にインドネシアのイベントに呼んでもらったので、行ってきます。タイとか中国とか、ちょこちょこイベントのお仕事があって、何だかんだと毎月違う国に行っていますね。

――海外で手広く事業を展開されていますし、今の小澤さんの肩書き的には実業家ですかね。

小澤 毎度、不安になるんですが、大丈夫なんですかね。私を実業家のカテゴリーに入れて(笑)。

■「いつまでも有名でいられると思うなよ」

――そもそも、16年にフィリピンに移住したきっかけはなんだったんですか?

小澤 最初は普通に旅行として、フィリピンに行ったんですよ。そしたら現地でキャスターをやっている友達がいて、その人に、“ラジオ出てみない?”って言われて。

 で、いざ出てみると“え? 小澤マリアって、あの小澤マリア!?”って現地でざわついたみたいで(笑)。私も、“これ、いけんじゃない?”って思ってたら、ラジオがきっかけで、映画のお話を頂いたり、“一緒に、フィリピンでビジネスしないか?”と声をかけてくれる人がいて、そこでフィリピンに移住することを決めました。

――すごい行動力ですね!

小澤 私、フットワークだけは軽いんですよ(笑)。でも、最初は不安で不安でしょうがなかったです。移住するだけでも不安なのに、私の場合はラウンジをやるってなったんで、日本で稼いで貯めていたお金が全部なくなるくらいのお金が必要だったんです。

 でも、このチャンスを逃したら二度とこないと思って飛び込みました。昔からずっと言われていたんですよ、いつまでも有名でいられると思うなよって。飽きられないためにも常に新しいことやっていかなきゃいけないなっていう思いもあったし、単純に、もしうまくいけば億万長者になっているかもしれないって思う自分もいました。そう思うと、ここで挑戦しなかったら後から死ぬほど後悔するじゃないですか。

■日本で貯めた貯金がゼロに。飛び込んだフィリピンでの“元セクシー女優”への視線は…

――日本で貯めたすべてを投げうって、フィリピンで勝負をしたわけですね。

小澤 ギャンブルでしたね(笑)。でも、最初の2、3年こそ赤字で大変だったんですが、徐々に黒字になって、今はプラスになったので、億万長者にはなっていませんが、勝負して良かったなと思っています(笑)。フィリピンに実際に住んでみたら、すごいビジネスも発達してるし、街もめちゃくちゃきれいなんですよ。

 私、ワインが好きなので、よく行くワインのお店があるんですが、ビルの一番上にあって夜景がすごくて、“フィリピン”っていうイメージが変わっちゃうほどなんですよ。それでいて、物価は安いので日本円にしたらすごいお手頃な価格で楽しめる。住めば都でした。

――フィリピン生活を満喫されていたんですね。ちなみにフィリピンでは元セクシー女優というのはどういう受け止め方をされることが多いんですか?

小澤 もちろん、よく思わない人もいますよ。でも、基本的に南国だからなのか、みんなおおらかで優しいんです。

 例えば、日本だとアイドルの熱愛が発覚したら、ネットでめちゃくちゃ叩かれるじゃないですか。でも、フィリピンだと、カップルの応援団ができるんです。2人の名前を合体させたハッシュタグができたりして、2人の幸せを応援してくれる。それがすごいなって思いましたね。

 元セクシー女優っていう肩書に対して、いい印象を持たない人も多いですが、フィリピンだと、肩書にとらわれずサポートしてくれる人が多くて、フルオープンでいれらるので、すごい暮らしやすいんですよね。

■「なんで俺の酒が飲めねーんだよ!」と札束を投げつける客が!そのとき…

――とはいえ、文化も慣習も違うし、色々とご苦労されたこともあるのでは?

小澤 それはめちゃくちゃありますね。フィリピン人ってわけじゃないですが、私のラウンジに来るのは海外のお金持ちのお客さんが多いんですよ。もうすごいんですよ、酒の飲み方もお金の使い方も。日本でも悪酔いした男性を散々見てきましたけど、それがかわいく思えるくらい、荒っぽい。

 たとえば、この方は韓国系のお客さんなんですが、テキーラをボトルでいれて、ショットグラスをずらーっと並べて、女の子に“飲め”って。女の子もがんばって飲もうとするんですけど、お酒が強い子ばかりじゃないんで、ひとりが“水を飲んでいいですか?”って聞いたんですよ。

 そしたら、ブチ切れちゃって、“なんで俺の酒が飲めねーんだよ”ってテーブルの上のグラスを全部ガッシャーンって手で払いのけて、札束をバーって投げつけてきたんです。

――映画でしか見たことがない光景ですね……。

小澤 私も目が点でした。でも、夜の店だし普通なら、“すみません、うちの女の子が”っていくんでしょうけど、私も負けず嫌いなんで、つい“代わりに私が飲んでやるよ。その代わりお前も飲めよ”って言ってしまって……(笑)。

 それで、2人で残りのテキーラをバーっと飲んでいって、飲みほしたところでお客のほうを見ると、向こうもこっちを見てきてニヤって笑いながら“よし、兄弟分になったなお前”って。よくわからないけど、最終的にハッピーエンドになって、それ以来、その方は気に入ってずっとお店に来てくれるようになりました(笑)。

 でも、私が下手に出ないから、さらにブチ切れて来なくなったお客さんもいっぱいいます。だから、時には私が大人になって一歩引かなきゃダメなんだろうなってよく思います。

■「私は18歳で家を出ちゃったんで、みんなが集まる場所がずっとほしかったんです」

――なるほど……。ただ、小澤さんの立場であれば、無理にお店に立つ必要もないのでは?

小澤 一応、共同経営者なんですが、私はやっぱり接客の仕事が好きなんです。

 私は、18歳で家を出ちゃったんで、みんなが集まる場所がずっとほしかったんですよ。お客さんのオアシスでもあり、自分のオアシスでもある、そんな場所がすごい居心地がいいんです。

 自分がお店に立っていれば、自分に会いに来てくれる人がこんなにいるんだって思うと、もっとがんばろうって思えるんですよね。本当に、お客さんの笑顔が自分のエネルギーなんです。

――それでは、今後もお店に立ち続けるというのが目標ですか?

小澤 そうですね。芸能と違って、飲食は長い間できるじゃないですか。だから、いろんな国にいって、いろんな修行をして、いろんな場所で“小澤ちゃん”“マリアちゃん”って呼ばれるようになりたいですし、それが極力長く続くようにがんばっていきたいです。

写真=文藝春秋/佐藤亘

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(味道苑)

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