今季も最下位争いのDeNA “優しい番長”三浦大輔監督、迷采配の行方

今季も最下位争いのDeNA “優しい番長”三浦大輔監督、迷采配の行方

いまだファン人気は抜群だが…… ©共同通信社

 6月12日、ロッテとの交流戦に4対5で敗れたDeNA。これで開幕から日曜日は9連敗となり、ツイッター上では「#日曜日の呪い」がトレンド入りした(※6月19日阪神戦に勝利し、日曜初勝利)。

「土曜も3勝8敗と分が悪く、かき入れ時の勝負弱さに球団営業担当は『客足が鈍くなるから勘弁して』と頭を抱えている」(番記者)

 開幕9連敗を喫した阪神の陰に隠れていたが、今やその阪神にも抜かれて5位。中日を含め、熾烈な最下位争いを繰り広げている。低迷の理由として浮上しているのが、2年目の三浦大輔監督(48)の“迷采配”だ。

「去年は選手の力量を把握したいと、バントやエンドランなどの仕掛けをほとんどしない“動かない番長”で、結局最下位に。今年はOBの鈴木尚典と石井琢朗をコーチに招いて攻撃面を任せたが、今度は2人が考えた打順や選手の起用案に口を出すようになった。若手ばかりを優先し、3年目で実績の乏しい蝦名達夫を『スタメンに使って』とゴリ押しすることも」(同前)

 特に2年目の4番・牧秀悟には“甘々”だという。

「12日のロッテ戦では、2点を追う8回一死満塁でスリーボールから直球に手を出し投ゴロ併殺打。絶好機を逃すも『勝負に行った結果。牧が打てなかったらしょうがない』とかばいました。先輩野手からは『主軸として育てたいならもっと怒るべき』と厳しい声が上がっている」(球団関係者)

■「優しすぎて勝負師になり切れず…」

 日曜日の9連敗のうち、1点差負けは実に6試合。僅差に弱いのは、専門である投手の起用法にも問題が。

「継投の失敗が目立っています。特に守護神・山ア康晃は好調なのに信頼されず、一発を恐れてマウンドに送るのをためらっている。5月29日の西武戦でも同点の9回裏に平田真吾をリリーフさせ、サヨナラ弾を浴びた。選手間では『康晃が振り回されている』と同情されています」(同前)

 一方、記者の間からはこんな不満の声が上がる。

「試合後のリモート取材を監督が『自分の言葉を記者の前で伝えたい』とわざわざ対面に切り替えた。ところが試合に負けると意気消沈して、『ファンに申し訳ない』『悔しさを受け止めます』といった言葉ばかり。語彙力がなく、記者たちは『記事にならない』と嘆いています」(前出・番記者)

 今季は2年契約の2年目で、立場も崖っぷちに。

「阪神の矢野監督や中日の立浪監督は弱くても話題になるが、DeNAは選手も含めて全く注目されない。浮上する気配もなく、球団フロントは『優しすぎて勝負師になり切れず、監督に向いていない』と見始めている。2年連続最下位なら今季限りでしょう」(同前)

“優しい番長”ではチームをシメられない。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年6月23日号)

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