「渋谷系だったんです。ギャルとギャル男みたいな」人気ディズニー好きYouTuberが夫を“フェアリーゴッドマザー”と呼ぶ理由

「渋谷系だったんです。ギャルとギャル男みたいな」人気ディズニー好きYouTuberが夫を“フェアリーゴッドマザー”と呼ぶ理由

ディズニー好きYouTuberのあいにゃんさん。この日はこーちゃんさんは顔出しNG。 ©佐藤亘/文藝春秋

「ぶりっこ」「ディズニー来るな」と言われても…元ショップ店員の女性がチャンネル登録者50万人のディズニー好きYouTuberになれたワケ から続く

 東京ディズニーリゾートやディズニーグッズなどの情報を発信するYouTubeチャンネル「AINYANTUBE(あいにゃんちゅーぶ)」。運営しているのは動画にも出演しているあいにゃんさんだ。

 以前はショップ店員や読者モデルの仕事をする傍ら、毎日ブログを更新する生活を送っていたが、ある時からYouTubeに動画を投稿するようになり、今では50万人のチャンネル登録者が更新を心待ちにするディズニー好きYouTuberとなった。

 2021年5月には、動画にも度々出演しているパートナーのこーちゃんさんと結婚。お二人の出会いやディズニーとの向き合い方、今後の活動方針について詳しく話を聞いた。(全2回の2回目/ 前編を読む )

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■「次に付き合う人は王子様みたいな人って決めてた」

――あいにゃんさんがディズニーを好きになったのは、いつ頃からでしょうか。

あいにゃん 元々小さい頃から好きだったんですけど、地元が茨城だったので、頻繁に行ける場所ではありませんでした。なので、熱狂的なファンだったわけではなくて、今みたいな感情が芽生えたのは(こーちゃんさんと)付き合ってからなんですよね。はじめましてのデートもディズニーだったんです。

 それから、記念日になると絶対ディズニーに行ったり、お誕生日のお祝いもディズニーだったりして。元々彼がディズニー好きだったので、そんな彼の近くにいると魅力がすごく伝わってくるのか、より好きになったんですよね。

――そんなお二人の馴れ初めをお伺いしてもいいですか?

あいにゃん 共通の友人同士が仲良くて、皆で話している中で出会って私が一目ぼれして……。

こーちゃん 当時は渋谷系だったんです。ギャルとギャル男みたいな感じで。

――お互いのどういうところが良かったんでしょうか。

あいにゃん 私はとにかく優しかったところ。その当時、次に付き合う人は絶対に一途で優しくて素敵な人、王子様みたいな人って決めてたんですよ。そんなときに会って「あっこの人だ」ってすぐに思って。多分結婚するのはこの人だってわかったんですよね。まだ19歳だったんですけどね。それで付き合うことになってからも、結婚したいとは言ってたので。お互いにそれは頭にあったのかなって。

こーちゃん 僕は第一印象だけで言うと普通でした。可愛いなと思ったんですけど、特に何か気になるとかではなかったです。

――徐々に相手を知るうちに好きになった?

こーちゃん 楽しい子だなって。最初は(あいにゃんさんが当時やっていた)ブログも知らなかったんですよ。存在自体も知らなかった。でも、メールをしたり、話していくうちに好きになっていきました。

あいにゃん むしろ最終的にはこーちゃんの方が熱い思いでした。ちゃんとした初デートがディズニーだったんですけど、そこでもう付き合おうってなったもんね。

■ディズニーの楽しみ方は夫婦で“真逆”

――それからディズニーに頻繁に行くようになったんでしょうか。

こーちゃん ヤバいですよ。さっき、 ショップ店員とブロガーの両立がめちゃめちゃ大変だったみたいな話 をしたじゃないですか。でも、休みが週に1日しかないのにディズニーに行くんですよ。「疲れて体がやばい」って言いながら、1日の休みをディズニーに使って、また次の日から働かなきゃいけない、普通では考えられないスケジュールで過ごしていました。

 さらに、普通はディズニーに行く前日は早く寝たりするじゃないですか。それなのに前日も深夜12時ぐらいまでブログやっていて、そこからお風呂に入って2時くらいに寝て……。でも、僕は朝一から行きたいタイプなので、ディズニーに行く日は朝早く起こしていました(笑)。

あいにゃん 絶対オープン前に行くんですよ。それだけはどうにかなんないかなと心の奥底で思っていました。

――そういう時は何時起きなんですか。

こーちゃん 6時とか7時とか。

あいにゃん スケジュールを分単位で決めてるもんね。性格はわりと真逆で、彼はしっかり計画を立てるタイプで、私は自由に行きたいタイプなので、海外ディズニーに行くときもすごく楽です。下調べの鬼です(笑)。

こーちゃん 初めましてで楽しむのもいいんですけど、帰ってきてから「これあったんだ」と思うのが嫌なんですよ。それで僕は下調べして、ここに何があるってちゃんと知ってから行きたい。 彼女は何も知らないフラットな状態で行くんですけど、対して僕はちょっとした答え合わせみたいな感覚です。「あ、これだー!」みたいな。ただ、それでも感動するからディズニーはすごいですよね。

あいにゃん これはYouTube動画にも反映されていて、やっぱり私はファーストリアクションが一番大切だと思ってるので、絶対先に見ないんですよ。ネタバレ厳禁で。彼が調べておいてくれるので、私はもう本当にその場にポッと行くだけっていう。

こーちゃん 「あいり(あいにゃんさんのこと)、あそこあるよ見てごらん!」みたいな。

あいにゃん で、私が初めて見るので「うおお!」ってリアクションして。それが、YouTube動画にぎゅっと詰まると、見る方が楽しいって思える部分に繋がってくるというか。

■プロポーズの裏側「めっちゃぶつぶつしゃべってましたよ」

――2020年3月に投稿されたプロポーズの動画、かなり練りこまれたシチュエーションだったと思うんですけど、結構前からご計画されてたんですか?

?

こーちゃん それが、彼女の誕生日が3月2日で、3月1日からホテルには泊まってたんですけど、その2日前にディズニーがコロナで休園することが決まってしまって。本当は全く別のことを考えてたんですけど、それができなくなってしまって、2日間で誕生日に合わせてプロポーズを考えたっていう感じです。急遽変わって、あの形になった。なので僕はもう、プロポーズ迎えるまでは大忙しっていう感じで、ちょっとバタバタ準備をしたっていう。

――それは、あいにゃんさんは気付いてた?

あいにゃん いや、まったく気付いてなくて、こーちゃんって付き合いたての頃から誕生日のサプライズがすごいんですよ。毎回気合を入れて頑張ってくれてたので、また頑張ってくれてるなって。ただ、急遽パークが開かなくなってしまったっていうのでテンパってるのは、感じていて。すごい必死なのだけは伝わっていました。でも毎回サプライズしてるから、「ああ今年は相当悩んでるなぁ」みたいな(笑)。

こーちゃん プロポーズをこの日にしようっていうのは決めていて、別の日に延期にしようっていうのは考えてなかったので、その中でできるプランを考えなきゃいけなくて必死だったのは多分あったと思います。

あいにゃん めっちゃぶつぶつしゃべってましたよ、一人で(笑)。

こーちゃん どうしよう、どうしようみたいなことを言ってたんだと思います(笑)。

――誕生日にも毎年手が込んだサプライズをされてるんですね。これまでに行ったサプライズを教えてください。

こーちゃん ディズニーシーのホテルミラコスタに午後3時にチェックインして、6時くらいに彼女を迎えに行ったんですけど、それまでに400個の風船を自力で膨らまして(笑)。それでホテルの中風船だらけにしたり。

 家で風船ふくらませていって、彼女が家を出たのを外から見て、待ち合わせまでの間に彼女の家に合鍵使って入って飾りつけして、で、待ち合わせの場所に行って、一緒に家帰って、その飾りつけを見るっていう。

 結構いろんなのやりましたね。彼女が付き合いたての時にサプライズが好きと言っていたので、何かしらやろうという思いでやってました。彼女も結構やってくれてたくさん喜ばせてもらっているので、そのぶん返してあげようっていう気持ちもあったりします。

■「夢は信じれば叶う、だから『シンデレラ』」

――あいにゃんさんは、もともとアパレルブランドの運営をされていて、最近ではご自身のブランド「Areeam(アリーム)」などで、ディズニーコレクションも展開されています。最初に念願のディズニーのお仕事を受けたときはどんなお気持ちでしたか?

あいにゃん シンデレラのことを思い出しました。夢は諦めなければ叶うんだと思って。最初の1回だけじゃなくて、毎回「本当に私でいいのか」って思って、嬉しくて涙ぼわーって泣いちゃいます。ファンの方への感謝の気持ちもすごくありますし。毎回、集中して全てに愛を注ぎ込んで頑張ってます。

――「メゾン ド?フルール」でシンデレラをイメージしたお洋服を制作していましたが、やはりシンデレラには特に思い入れがあるのでしょうか。

あいにゃん 映画作品の『シンデレラ』はもともと好きでした。キャラクターでは、ミニーちゃんとラプンツェルの方が好きだったんですけど、プロポーズをきっかけにシンデレラの好き度がかなり上がっています。

 これには結構意味があるんです。彼は私を変えてくれたんですよ。ショップ店員になるのも、YouTubeを始めたのも、導いてくれたのは彼で。私の中で“フェアリーゴッドマザー”であり、王子様でもあって。私自身も子どもの頃から『シンデレラ』を見て、夢は信じれば叶うって思ってたのが本当に通じて。日ごろから彼にこのことを伝えていたので、それも踏まえて彼からのプロポーズも『シンデレラ』だったという流れなんです。

 着た方がシンデレラになった気持ちになれるといいなって、私がフェアリーゴッドマザーになった気持ちで作ってました。みんながその映画の主人公になれるものを出せるといいなって毎回思ってやってます。

■「ディズニーが作れればいいんですけどね(笑)。」

――今後、どの活動に力を入れていきたいですか?

あいにゃん 私は一人しかいないじゃないですか。だから保つのが大変なんですけど、YouTubeとアパレルを「5:5」にしたい思いでやってます。今はブランドを大きくしていきたいのもあるんです。「あいにゃんのブランド」じゃなくて「アリーム」として売れて欲しい。今はその転換期を迎えていて、商品数やコンセプトを変えている最中なので、ちょっとブランドの比重が大きいんです。

 でも、YouTube更新頻度だけは上げたいと思ってます。とりあえず二人しか今いないので、人を増やしてやっていけたらいいねっていうのを今年の目標にしています。

??新しく挑戦してみたいことはありますか?

あいにゃん ディズニーまではいかないと思うんですけど、ディズニーのように人が笑顔になれる場所を作りたいなっていうのが最終着地点です。ブランドはブランドで、もちろん店舗は欲しいんですけど、それともまた別に。この「あいにゃん」としてやってきたことの集大成として作りたい。

??具体的にどんな場所をイメージしてますか?

あいにゃん 「名物店主」的な人になっていきたいです。飲食店とか旅館とか何かしらのお店をもって、そこに皆が遊びにきてくれるような、そんな場所ができたらいいなという感じです。

??YouTubeやSNSなどのWEB上の活動ではなく、実際にファンの人が「いつでも会いにこれる」場所がほしいのはなぜでしょうか。

あいにゃん 以前はショップ店員をやってたので、会いに行ける存在だったんですよ。ファンの方とはすごい近い距離感で今もずっとコミュニケーションをとりながらやっていて。イベントも好きなので、このスタンスのままやりたいなあと。今は会えない人の方が多いので、もっと会っていけたらなあって。WEBもいつまである媒体かわからないので、やれる限り続けて。活動はおばあちゃんになってもやりたい。やりつつも、どちらかというと直接会える方を多くしていきたいというのが目標です。

 ウォルト・ディズニーさんも言ってますけど、ずっと夢は持ち続けたいです。叶ったらまた次の夢を叶えていきたい。年齢的に子供も欲しいですし「子供がいても何歳になっても夢は叶えられる」を実現していける人間でいたいと思う。それを目指しながら、会える場も作りたい。笑顔になれるような……まあ、ディズニーが作れればいいんですけどね(笑)。

(「文春オンライン」編集部)

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