大人気ラッパー射殺、汚職警官との関わりも…事件を追った実在の刑事をジョニー・デップが演じる 「L.A.コールドケース」を採点!

大人気ラッパー射殺、汚職警官との関わりも…事件を追った実在の刑事をジョニー・デップが演じる 「L.A.コールドケース」を採点!

©2018 Good Films Enterprises, LLC.

■〈あらすじ〉

 1997年3月9日、大人気ラッパーのノトーリアス・B.I.G.が射殺された。事件は未解決のまま18年が過ぎたが、当時、担当刑事だった元ロサンゼルス市警のラッセル・プール(ジョニー・デップ)は、今もその真相を1人で追っていた。

 そこに、独自にこの事件を探る記者のジャック(フォレスト・ウィテカー)が訪れる。2人は、過去の手がかりをもとに、事件を究明し始める。すると、B.I.G.殺害の数カ月前に射殺されたラッパーの2パックや、汚職警官たちとの関わりが浮かび上がり――。

■〈解説〉

 実際にあった2人のラッパーの殺害事件をもとに、その裏に潜む警察の腐敗に迫るクライム・サスペンス。『潜入者』のブラッド・ファーマン監督作。112分。

中野翠(コラムニスト)

★★★☆☆実際にあった未解決事件をドラマとして扱う難しさ。J・デップとF・ウィテカーをもってしても。脇役T・ハスに注目。

芝山幹郎(翻訳家)

★★★☆☆『ゾディアック』を思わせる作りだが、警察の腐敗に話を絞りすぎて、映画の風通しが悪くなった。小声の芝居も紋切型。

斎藤綾子(作家)

★★★★☆取り留めなく広がる深い闇に気づく発端と、事件を追い続けるプールの執念が凄い。J・デップの怖い人相が生きている。

森直人(映画評論家)

★★★☆☆やはりジョニデの求心力は凄い。90年代L.A.の裏側を探る興味深い題材だけに、話を転がすパワーがもうちょいあれば。

洞口依子(女優)

★★★☆☆70年代を想起させるウィテカーとデップのマスタークラスな演技。緩いCSIドラマに感じる脚本を愉しむには長い。

『L.A.コールドケース』(米、英)
8月5日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国ロードショー
https://la-coldcase.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年8月11日号)

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