いまベイスターズの4コマ漫画を描くとしたら、主人公は牧秀悟、タイトルは「100日後に日本一になるベイスターズ」

いまベイスターズの4コマ漫画を描くとしたら、主人公は牧秀悟、タイトルは「100日後に日本一になるベイスターズ」

牧秀悟

 はじめましての方ははじめまして! 漫画家のみずしな孝之と申します。1990年代から2000年代にかけて「ササキ様に願いを」というベイスターズものの4コマ漫画を描いていた者です。

 令和の今ではもうビンテージになってしまいましたが、むかし読んでたよ!とか、これでベイスターズのファンになりました!とか言って頂くことも多く、本当にありがたい忘れられない作品です。

 そんな中でもちょくちょく「いまベイスターズの4コマを描くならメンバーはどんなキャラになりますか?」というご意見を頂くことが最近増えてきました。

 僕自身も、ベイスターズ熱はまだまだ冷めておらず、SNSに似顔絵イラストなどを投稿させて頂いたり、日々高ぶってはいるのですが、果たしていま、2022年ベイスターズ戦士の漫画をみずしな流で描くとなるとどうなるのか? 作品を知らない方にはなんのこっちゃかな話になりますが、ご興味ある方はどうぞお付き合い頂ければ……。

■漫画キャラとしてポイント高い牧秀悟

 まず、主人公は誰なのか問題なのですが。旧作では「ササキ様に願いを」のタイトルの通り、佐々木主浩さんという絶対的ストッパーを主人公にしていました。佐々木さんに匹敵する主人公的ネームバリューのある選手となるといまだとやっぱり牧秀悟でしょうか。

 佐々木さんと違いぜんぜん傲慢さのかけらもありませんが(キャラの話です)、選手からもファンからも愛される絶対的信用、ボケもツッコミもいけるクレバーさ、主人公にして回し役という華のある立場を演じてくれそうです。何より似顔絵も描きやすいのが漫画キャラとしてポイント高いです!

 ササキ様には相方というか、パシリ役の斎藤隆という大事なサブキャラがいたのですが、これを今のベイスターズで描くなら森敬斗がしっくり来る気がします。かっこいいのにどこかかわいそうな空気を纏う(個人の感想です)森きゅんと牧のコンビは描き甲斐がありそうです。

「敬斗! みかん氷買ってきて!」
「なんでボクがー!!」(行くけど)

 波留敏夫のような核弾頭キャラはもう文句なしで桑原将志でしょう。誰よりも元気で、勢い余ってフェンスに衝突・球場大破壊。描かなくても目に浮かびます。漫画じゃなくて、もしかしてリアルにそんなシーンあったのでは?と思わせるキャラの強さが桑原さんの魅力です。

 宮ア敏郎はもう、何をやってもかわいい! 打席に立っても、寝転んでも、スターマンのぬいぐるみを抱えても、かわいいかわいいと黄色い声援があがるキャラです(個人の感想です!)。

<例>

一塁ランナー・宮アがまさかの盗塁!
ぜんぜん間に合わず、余裕で二塁タッチアウト……
ここで宮ア転倒!
ころんころんトシロー発動!
ころんころん! ころんころん!!
かわいいーーー!!!
みんなが見とれている間に
なんやかんやで盗塁成功!

 あれ……? おもしろいのかな……これ……。

 身長170mm以下(ミリです)のミニミニキャラは、これはもう柴田竜拓一択です。167mmの小柄さを生かした機敏なプレイをこなし、ときにはボールに押しつぶされたりして、宮アとは違ったかわいさを演出してくれることでしょう。

■佐野恵太は異色のまっすぐキャラ、今永昇太は哲学者キャラ

 佐野恵太キャプテンはなんか球道を極める系のキャラが見えています。みずしなのまた別の作品「混セでSHOWTIME」に登場したカープ前田智徳に近いのかもしれません。顔面にくまどり模様を描きたい系フェイスという共通項もありますし(僕だけですかね)、異色のまっすぐキャラとして活躍してくれそうデスターシャ。

 佐伯貴弘のような、ギャグを連発する系のキャラは、横浜が誇るネタマシーン・入江大生以外に考えられません。2000のネタを持つ男にお立ち台ギャグを披露して頂きます。万一すべっても「ごめんねごめんねー!!」で済ませる突破力もあります。もしくは時を戻してもいいかもしれません。

 一発ギャグキャラは次点でエスコバーでしょうか。「オトコハダマッテナゲルダケ」一点突破ですが、一言呟いて笑いをかっさらってくのは漫画的にもおいしいキャラになってくれることでしょう。

 今永昇太は投げる哲学者と言われているので、哲学者キャラです。ニーチェやカントやソクラテスたちの名言を野球に例えてつぶやくようなキャラクターになります。

「投げるために食べよ。食べるために投げるな」
「打たれる危険が多い球は、ちょうど一つの危険を避けたあとの球だ」
「仲間がヒットを打たないならば、自分が打て」(笑えない)

 やたらと沖縄を推してくる嶺井博希とかどうでしょうか。ペットとしてシーサーを球場に連れてきたり、スポーツドリンクの代わりに海ぶどうドリンクを飲んだり、牧のバッグにぎっしりサーターアンダギーを詰めたりする嶺井に対し、「そんなの沖縄じゃないですよ!」と神里に突っ込ませてみたいです。正直それがおもしろいかは僕にもわかりません。

 や、まだまだあるのに文字数が足りなくなってきてしまいました。ここまでに書いてきたもので、あなたの頭の中にみずしなキャラの絵が浮かんできていたなら幸いです。

 今回は書ききれませんでしたが、ヤスアキ、大和、大田泰示、などなど、いくらでも漫画で活躍してくれそうなキャラの宝庫! それが今のベイスターズなのです!

 何より声を大きくして言いたいのは、旧作で活躍していた斎藤隆さんや石井琢朗さんや鈴木尚典さん、そして何より三浦大輔監督という資産が(敢えて資産と言いましょう)、一堂に会しているというこのタイミングが千載一遇のチャンスなのです! みずしなの肩はあったまっております。どこかの出版社さん、ご依頼お待ちしてます!

 そういえば、連載するとしたらタイトルはどうしましょうね?

 牧が主人公であるなら「シュウゴ様に願いを」になるのか、それとも個人的に気に入っている「牧が好きだと叫び隊!」になるのか……。

 いっそ、牧ひとりにこだわらず、日替わりでヒーローが誕生するいまのベイスターズは全員主人公! 現状のチームの状況もかんがみて、「100日後に日本一になるベイスターズ」とかどうでしょう!

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(みずしな孝之)

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