最初は“ロッテファン”のファンだった…なぜ生粋の東北人がロッテにハマったのか

最初は“ロッテファン”のファンだった…なぜ生粋の東北人がロッテにハマったのか

筆者・奥山かずさ(本人提供)

 みなさん初めまして。まさか自分がこの企画に呼んでいただけるなんて……光栄すぎます。ありがとうございます。張り切っていかせていただきます。わたくし奥山かずさ、生まれは青森、生粋の東北人です。そんな私はまさかのロッテファン。なぜロッテファンになったのか? 今回はそんなお話をさせていただきつつ、ロッテへの愛を語らせていただければなと思います。

■ロッテファンの一体感に心を奪われた日

 私と千葉ロッテマリーンズが出会ったのは2014年。当時、楽天のチアガールをしていた友達に「私のこと観に来ない? ついでに野球」と誘われたのがきっかけです。大学進学を機に一人暮らしを始めた住居が偶然コボスタ(現在の楽天生命パーク宮城)の近くだったので、楽天が日本一になった翌年ということもあり、盛り上がりは身近に感じていました。「プロ野球のことは詳しくないけど楽しそうだから行こうかな」くらいのノリだったと思います。

 その日の感動は今も忘れません。一面ロッテファンで真っ黒に染まったライトスタンドが、大声で応援歌を歌い、選手より疲れるんじゃないかという勢いでジャンプしてるんです。その迫力と言ったらもう! めちゃくちゃ衝撃を受けました。明らかにビジターの勢いじゃないんです。野球の試合(なんならチアの友達)を観に来たはずなのに、私はライトスタンドで選手のプレーに一喜一憂する黒い塊から目が離せませんでした。それに加えて、選手の皆さんもライトスタンドに向かって帽子を取り一礼するのを見て、「なんて球団想いのファンなの! なんてファン想いの球団なの!」と、魅了されました。 その後、コボスタでパ・リーグ全球団の試合を観ることになるのですが、私の心は完全にロッテ。いや、ロッテファンの一体感に心を奪われていました。どこへでもついて行き、選手と共に闘うロッテファンのファンになってしまったのです。

 そこから、気付いたら千葉ロッテマリーンズというチームが大好きになっていました。 私は小学生の時、男の子たちと少年野球をやっていて、中・高はソフトボール部に所属していたので(どちらもそれなりにプレーできるので何らかのお誘い待ってます(笑))、野球のルールは大体わかっていたということもあり、プロ野球の試合を観ることは楽しくて仕方ありませんでした。コボスタで行われる試合は行けるだけ行き、もちろんマリンにも足を運びま した。

 余談ですがQVCマリン(現在のZOZOマリンスタジアム)に一人で観に行った時、同年代くらいの男の子に「ロッテファンです。よかったら仲良くしてください」と、裏に連絡先が書いてある大学の履修カードをもらったことがあります。今時アナログで履修カードってところが面白くて、とても印象に残っています。彼は今もライトスタンドで飛び跳ねているのでしょうか。

 話は戻って、マリンに初めて行った時驚いたのは、なんと言っても風の強さです。東京湾の潮がダイレクトに運ばれて、この潮風を浴びながら野球を観戦するのが、これまた気持ち良い! しかし、この風はプレイヤーからしたらとんでもない脅威だとも思います。外野フライが上がったと思ったら風で戻されて内野フライになったり、届かないだろうと思った球が加速してホームランになることも茶飯事。しかも聞くところによると、スタジアムの設計上、上空と下空で風向きが違うこともあるらしいのです。暴れん坊の風にしっかり適応している選手の皆様、いつもお疲れ様です。

 球場に行くと、熱いファンの方々と一緒に応援できるのが楽しいし、ユニフォームやタオルがさらに一体感を高めるから身に着けているだけで楽しいし、球場の熱気を感じながらビールを飲んだり球場オリジナルご飯を食べるのも楽しいし、勝っても負けても楽しい、とにかく楽しいのです。他の球場にも遠征したことがありますが、それぞれ特徴が あって、楽しみ方も100通りです。

■「この子たちに美味しいご飯をたらふく食べさせてあげたい!」

 さて、今(9月26日)現在ロッテは5位。残り試合もわずかとなりましたが、最後まで全力で応援します。そりゃ負けたら悔しいし、愚痴だって言いたくなりますが、このチームを嫌いになることはありません。昨年の侍ジャパンに選ばれた選手もいない、スーパースターもいない(今でこそ令和の怪物がいますが)、しかも奥山かずさは東北出身なのに、「どうしてロッテファンなの?」と言われることもありますが……好きなチームなのです!

 現状のことは置いておいて(笑)、若手選手に注目して、今後の活躍に期待を膨らませるのも楽しいです。野球を観始めた頃の私は二十歳、選手の皆さんはほとんどかっこいいお兄さんたちでしたが、あれから8年……若い選手たちが頑張っている姿を見ると、「この子たちに美味しいご飯をたらふく食べさせてあげたい!」という謎の母性が生まれてくるのです。

 特に佐々木朗希投手、松川虎生選手の若手バッテリーがお互いを支え合っている姿は、ご飯をたらふく食べさせてあげたくなってしまうのです。そんな邪な母性の話も置いておいて、今のロッテには期待できる若手の選手がたくさんいます。

 背番号1で再出発した藤原選手、ホームラン数を競い合って欲しい安田選手・山口選手、俊足の髙部選手・和田選手、自分と出身が同じ青森県三沢市である種市投手、あげたらキリがありません。明るいロッテの未来が見えますね。

 もちろんべテラン選手の皆さんも魅力に溢れています。いくつになっても格好良い『トップガン』のトム・クルーズさながら、老けないトップバッター・荻野選手が春からしっかりいてくれて、石川投手・美馬投手・唐川投手・益田投手が安定したピッチングをしてくれて、角中選手・井上選手がたくさん打ってくれて……そこにロッテファンの声出し応援が加わればもう! 今はコロナウイルスの影響もあり全力でパフォーマンスできていませんが、これからどんどん解禁されていって、また最初にロッテと出会った時のような感動を味わいたいです。この声援が選手に届き、ファンとチームがもっともっと一体感を持てますように。12球団一強い絆をまた見られますように。

 あの時のロッテ、ロッテファンとの出会いがなかったら、こんなにプロ野球にハマることはなかったと思います。初めて球場で野球観戦をするとき、ルールや選手のことが分からなくてもいいのかな? 何を持っていけばいいのかな? どんな風に応援したらいいのかな?

 ドキドキしますよね。不安だし、なんだか敷居が高いかもしれません。でも大丈夫です。何も心配せず、勇気を出して球場に足を運んでみてください。人生を彩る出会いが待っているかもしれませんよ!

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(奥山 かずさ)

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    文春の着眼はほんと最悪で知性の貧困地獄だな

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