同級生から「え、おまえって宮迫の息子だったの?」と…宮迫博之の息子(21)が語る、“親父”の二度の騒動と身バレした瞬間

同級生から「え、おまえって宮迫の息子だったの?」と…宮迫博之の息子(21)が語る、“親父”の二度の騒動と身バレした瞬間

"宮迫の息子"身バレした瞬間

同級生から「え、おまえって宮迫の息子だったの?」と…宮迫博之の息子(21)が語る、“親父”の二度の騒動と身バレした瞬間

宮迫博之さんの息子・藤井陸さん(左)と山口将さん(右)

 昨年11月24日、宮迫博之氏(52)のYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』で『【親子初共演】「大人になったら酒を飲もう」と約束をした息子と宮古島へ【前編】』を公開。宮迫氏の息子で漫才コンビ「フライドポテト」の藤井陸氏(21)が、相方の山口将氏(22)と登場し、宮迫氏とトークを繰り広げて注目を集めた。

 現在、大学生でありながらプロのお笑い芸人として活躍するフライドポテトのふたりに、宮迫氏の闇営業問題、宮迫家の経済感覚、「親子初共演動画」ロケの様子などについて、話を聞いた。(全3回の1回目/ 続き を読む)

◆◆◆

■父親の不祥事で密かに注目されるのを期待

ーー藤井さん、そして藤井さんの友人でもある相方の山口さんは、どういった思いで宮迫さんの闇営業問題や2019年7月に行われた亮さんとの記者会見を見ていましたか。

藤井陸(以下、藤井) これが不思議と僕としてはなにも感じなかったというか、ショックを受けたわけでもなかったというか。そもそも親父は2回やらかしてますからね。

山口将(以下、山口) “オフホワイト”ね。

藤井 親父の好感度の低さが露呈したことには驚きましたね。「ここまで嫌われてんのか」と。実際に褒められるようなことはやってないですし、「ギャラはもらってない」なんてガッツリ嘘をついてましたからね。

山口 僕のほうは別になんとも。ほかのタレントさんがスキャンダルや不祥事を起こしても「へー」くらいにしか思わないんですけど、それと同じで。“オフホワイト”の時は、正直僕らのこともニュースになったのが美味しくて。闇営業のときも「また注目されるんじゃないか」と密かに期待していましたね。

■高校に入学して1週間で「宮迫の息子」というのがバレる

ーー藤井さんは「宮迫の息子」だと“身バレ”しませんでしたか。

藤井 大学でバレました。親父の名前を出して「スネをかじってる」なんて思われるのがイヤだったんで、お母さんの旧姓である藤井で芸人の活動をやってきてたんですけどね。

 大学のお笑いサークルの人に「え、おまえって宮迫の息子だったの?」みたいな。ただ、ネガティブな反応をする人よりもビックリしてる人ばかりで。何人かは「なんだか大変だね」と言ってくれましたけどね。

ーーお父さんの名前を持ち出されたくないのは昔からですか?

藤井 ちっちゃい頃からです。高校に入学して1週間くらいしたら、同じ中学から高校に来たヤツが誰もいないのにバレちゃって、「宮迫の息子だ」ってのがバッと広まったことがあって。

 僕のクラスの連中はいいヤツばっかりでなにも言ってこなかったけど、ほかのクラスのやつが「宮迫の息子なんでしょ」って言ってきたときはちょっと。ケンカまではいきませんけど「そういうこと言ってくるヤツはキライなんだよ」とはっきり言ってやって。それっきり、そういうのはなくなりましたけど。

ーー闇営業問題後、宮迫さんは活動の場をYouTubeに移されましたが。

藤井 なんとも思わなかったです。ただ、宮迫家の形が変わっていくなと。ユーチューバーになるといっても、不安定な職業じゃないですか。芸人に近いっちゃ近いですけど。収入なんかも含めて、いろいろ変わるんだろうなって。

 うち、ずっと賃貸なんですよ。騒動の時に契約更新だったので引っ越しましたけど、ちょっと小さい家になりましたね。

 その頃にはすでに僕らも現在の事務所に入ってプロとしてやっていたので、親父は親父、僕は僕という感覚でした。

■周りから「牛宮城に連れてってよ」と…

ーー宮迫さんが渋谷に開いた焼肉屋「牛宮城」も、オープン直前の試食会でダメ出しがあり開店日が延期するなど、いろいろとありましたね。

藤井 いちばん反響があったのが牛宮城でしたね。ようするに「連れてってよ」っていう(笑)。

山口 僕だって行きたいもん。

藤井 いや、僕も行ったことないから行ってみたいよ。

ーー僕も行こうとしたけど、なかなか予約が取れなかったんですよ。ほんと、僕も行きたいですよ。

藤井 いや、親父に頼んで店に行ってもいいんですけど、行きたがってるヤツの数が多すぎるんですよ。誰かだけを連れて行くわけにもいかないし。

山口 僕、藤井に「連れてってよ」と言おうか言わないか、ずっと迷ってたんですよ。でも、藤井が周りから「連れてけ、連れてけ」とせがまれてるのを見ていて黙ってようって。

藤井 なんとなく近いうちに、親父のYouTubeチャンネルの企画で連れて行かれるんじゃないかって予感はしてます。そういうんじゃなくて、普通に行きたいですけど。

■家族旅行で息子だけ座席がエコノミー

ーーちなみに宮迫家のお小遣い事情をお聞きしてもいいですか。

藤井 中学だと、1年生で1000円、2年生で2000円、3年生で3000円でした。高校あたりで、友達とご飯を食べに行くなんて言うと1000円渡してくれましたけど。大学からは小遣いをもらってないので、百均でバイトを始めて。いまも同じ百均でバイトしてます。

山口 一応、僕も高2からコンビニのバイトを始めて。いまも同じコンビニで働いてます。藤井だけ、頑張る若手芸人みたいに思われたくないんで言っておきます。

ーー宮迫家、意外かつ相当に厳しいですよね。

藤井 そうかもしんないですね。まぁ、家族旅行でハワイに行ったり、国内でも沖縄とかいろんなとこに連れてってもらってますけど。でも、家族旅行は高1までしか行ってない。しかも高1のときは、僕だけ飛行機の座席がエコノミーだったという。

ーーえ。

藤井 でも、ちゃんと親父からは説明を受けました。ちょうど僕らが「お笑いインターハイ2017」に出てた頃で、親父は僕が芸人を目指しているのをわかっていたんでしょうね。

 でも、芸人になるならどうこうといった話ではなく「なにひとつ苦労しないで、ファーストクラスやビジネスクラスに乗れるような生活をしてたらダメだ」みたいなことを言われて、僕も聞いていてものすごく納得できたんですよね。基本的に僕に干渉してこない親父なんですけど、この時はガッツリ話してきました。いま思えば、お小遣いが少なかったのも親父の考えだったんじゃないですかね。

ーー自分で稼がずに贅沢を経験していると、芸人だろうとなんだろうと生きるうえでのハングリーさがなくなると。

藤井 親がビジネスなのに子どもがエコノミーって、たしかに変な話ですよ。けれども、親がそういうふうに育ててくれたおかげで普通の感覚を持つことができたといいますか。

■玄関だけ異様に広い宮迫家

ーー小さな頃は「うちはよその家とは違う」と感じていたのですか。

藤井 親父がテレビに出ている人なんだなとは、小さい頃から認識してました。でも、家では普通にお父さんしていたと思うので。あと、小学校、中学校のとき、周りのみんなが「お父さん、宮迫でしょ」とか「会わせてよ」とか言ってこなかったんですよ。だから中学まで、学校では変に悩むこともなくて。

山口 僕や他の子たちも、藤井や親父さんを特別視することはまったくなかったですね。ただ、運動会や授業参観日に藤井の親父さんが来てると、他の学年のお母さんたちが盛り上がってたような。

藤井 いや、そんなでもなかった気がする。

ーー山口さんは「宮迫家ってうちとは違うな」と感じる部分はありますか? たとえば、家がでかいとか。

山口 あんまり、よその家に興味を持たないんですよね。とりあえず藤井んちは、前の家もいまの家も玄関だけ異様に広いんですよ。友達の家のなかでも、ずば抜けて広くて大きい。

藤井 たしかに。だから、みんな驚くんですよ。玄関で「うわ、凄くない?」となるけど、部屋にあがったら賃貸感バリバリなんで「あれ、なんか普通じゃん」みたいな。

■YouTubeでの親子共演を説得されていた

ーー取材にあたっていろいろ資料を読み込んでいたら、公立の小学校と中学校に通われていたのは意外な驚きでした。私立のハイソ校に通っているものとばかり。

藤井 ほんとですか? 私立のすごいところに通ってたら、お笑いやってないかもしれないですね。

山口 そうかもね。

藤井 芸人仲間にも「豪華な生活してたの?」とか聞かれるけど、一切なかったんで。さっきのエコノミーもそうですけど、欲しい物をボンボン買ってもらうなんてなかったし、後輩の芸人さんが家に来てワイワイガヤガヤしていることもなかった。

ーー昨年11月24日、宮迫さんのYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』で親子初共演を果たしました。宮迫さんから説得されての共演でしたが、ずっと「出ないか」と言われていたのですか?

藤井 一昨年の年末あたりから説得されるように。でも、親父は酔っ払ってる時にしか言ってこないんですよ。父子でお酒を飲むことはほとんどないんですけど、たまーに飲むと「ちょっと出えへんか?」と。言われるたびに断ってました。山口にも「出ないかって言われたんだけど」と、毎回報告はしてましたね。

山口 僕は出たかったので報告されると「出たい!」って言うんですけど、そうすると藤井は「後で考えるわ」って。そのうち答えが「おまえは黙っててくれ」に変わっていきました(笑)。

 でも、そこは父子の話なんで俺の意見は関係ないですから。自分の父親の仕事に関わるのが、なんか嫌だなっていうのはすごくわかるので。さすがにそこは、僕の気持ちよりも相方の気持ちを優先したいなと。

藤井 どうもありがとうございます(笑)。

■宮古島ロケでYouTube親子初共演

ーーそれでも出演されたのは。

藤井 まぁ、折れたに近いですかね。本当はずっと親父のことを隠したかったんですけど、芸歴も3年目に入ったし、いつまで隠しておけばいいんだろうとも思っていて。

 親父のファンの方々が僕らがFM伊東なぎさステーションさんでやらせてもらってる『フライドポテトのラジオスタリオン』を聞いてくださったり、SNSに入ってきてくださったり、それこそライブに見に来てくださるようになって、隠しておくのもなんだかなぁと。それでOKしました。

山口 沖縄の宮古島に行くって企画だったんで、僕のほうは旅行に行く気分で。だから、楽しみで仕方なかったんです(笑)。

ーーなにか得るものはありましたか。

山口 もちろんです。ロケというものを経験させてもらったのは大きいですね。

藤井 貴重な体験でしたね。僕らも早く売れてロケやりたいなって思いましたね。

山口 出たことで、なにかを言われることもなかったよね。

藤井 構えすぎていた自分が恥ずかしくなりましたけど「そりゃそうか」って。テレビのすごい番組や大きな大会に出たわけでもないし。

■カメラが回った瞬間に「芸人だ」と…

ーー宮迫さんの仕事ぶりを目の当たりにしていかがでした?

藤井 若手芸人とベテランの方や売れてる方の違いを見せつけられました。若手芸人って、どうしてもカメラが回っていないオフの場面でも張り切っちゃうんですよ。とにかく笑わせなきゃと焦って、カメラが回ってないのにボケたりして。

 その点、親父はどっしりと構えていて、オンになると全力を出して、オフのところはしっかり休むみたいなのができてるんです。声の出し方ひとつ取っても、オンになるとバシッと。仕事している親父をはじめて間近で見て、圧倒されましたよね。

山口 すごかったです。カメラが回る前までは「いつもの親父さんだな」と思ってたんですけど、カメラが回った瞬間に「芸人だ」みたいな。そこで僕らも緊張しちゃって。すごかったね、あれ。

藤井 一気に緊張感がね。俺たちが出てるライブとは、その緊張感とはまた違うなっていう。

山口 オーラがあるんだよね。宮古島のロケで、オンとオフの宮迫さんがキッチリ分かれたというか。友達の親父だったけど、いまは僕のなかでは芸人の宮迫さんもいるようになりました。藤井の家に遊びに行くと寝転がっていた宮迫さんは、あくまでオフだったんだなって。

藤井 「親父、すごかったんだな」って、思い知らされましたね。

写真=深野未季/文藝春秋

「仲が悪いわけではないけど…」宮迫博之の息子(21)が語る、父親との“微妙な距離感”と芸人を目指したキッカケ へ続く

(平田 裕介)

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  • 1

    息子も金の為に人を陥れる奴かな?

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