吉田大八監督、三島由紀夫の異色SF『美しい星』に挑む

吉田大八監督、三島由紀夫の異色SF『美しい星』に挑む

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「主演のリリー・フランキーさんが52歳(キャスティング時)でちょうど原作の主人公と同い年だったんですね。運命的なものを感じました。悲劇と喜劇が一体となった原作の雰囲気を体現できて、且つ人間の奥深いところにもタッチできる俳優がいるとしたら、リリーさんだろうなと」

『桐島、部活やめるってよ』などで映画界に新風を吹き込んできた吉田大八監督の最新作『美しい星』(三島由紀夫原作)。ある日突然、“自分たちは宇宙人”と覚醒した家族が地球を救うために奮闘する異色のストーリーだ。

「最初は皆、僕に宇宙人の明確なイメージがあって演出していると思ってたみたいです。でも宇宙人なんて見たことありませんから、僕の方が俳優側から出てくるものに期待していました(笑)。1人ひとりと徹底的に話し合いましたね。娘役の橋本愛さんに、愛と美を象徴する金星人として『美しさを大放出して下さい』とお願いしたら、『ハイ、わかりました』と、本当に手加減なしの凄まじい美しさでした」

 吉田監督は作中の家族同様、UFO目撃体験をもつ。

「絶対的な神様を持たない人間たちの未知との遭遇や覚醒の物語って、もしかすると日本人ならではなのかもしれません」

INFORMATION

映画『美しい星』
5月26日全国ロードショー
http://gaga.ne.jp/hoshi/

(「週刊文春」編集部)

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