狙いは首脳と直談判! ジャニーズ「Love-tune」退所発表当日、リーダー安井謙太郎が事務所を訪れた理由とは

狙いは首脳と直談判! ジャニーズ「Love-tune」退所発表当日、リーダー安井謙太郎が事務所を訪れた理由とは

12月1日、仕事へ向かう安井を取材班は直撃した

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「うやむやにしたくはないという思いもありまして、会社の方とお話しさせていただいて。昨日のような発表をさせていただくことになりました。皆様がいたから、僕たちは本当に夢のような景色、夢のような時間を皆さんに見せていただくことができました。本当にそれはもう、感謝という一言で言い切れないような思いなんですが。本当に僕たちを輝かせてくれて、ありがとうございます」

 12月1日、「Love-tune(ラブ・トゥーン)」のリーダー・安井謙太郎(27)は、パーソナリティを務めるラジオ番組「らじらー!サタデー」(NHKラジオ第1)の中でこう述べた。

 この前日の11月30日、ジャニーズJr.のファンクラブ会員向けサイト「ジャニーズジュニア情報局」で、Love-tuneメンバー7人全員のジャニーズ事務所退所が発表された。Love-tuneは2016年5月に結成。安井、真田佑馬(26)、諸星翔希(24)、森田美勇人(23)、萩谷慧悟(22)、阿部顕嵐(21)、長妻怜央(20)の7名で活動をしていたジャニーズJr.内の人気ユニットだ。

 番組ではこの後、Sexy Zoneの菊池風磨(23)が夜10時台のパーソナリティとして登場。Love-tuneメンバーと仲が良いことでも有名な菊池もこうコメントした。

「出会って10年以上経つ友達がいるんですけど、そんな彼らが次のステージに進むということが決まりまして。彼は今回きっといろんな葛藤があってね、新しい道を選んだのかな、なんて思ってますけども。なんでも話し合う仲なんですけど、僕には今回そんなに相談がなかったというか。ちょっと寂しかったんですけど、それはそれで彼らしいなというか……そのプライドというかね。それはそれで僕は背中を押したいなと思ってるんで」

 菊池は番組内でケツメイシの曲「仲間」を流し、「この曲がスゴく浮かんだので。何より背中を押せたらいいですね」と、胸の内を明かした。

 過去にない異例の一斉退所で世間から注目を浴びたLove-tuneだが、その後、メンバーらは肩の荷が降りたのか、落ち着いてそれぞれの毎日を過ごしているという。

「退所発表前、彼らは事務所や関係者とのやりとりで相当気が張っていた。発表後は気が抜けたようで、何処か上の空でした。今では、まず目の前のことから取りかかっているという感じです。学生のメンバーは今まで学業に専念できず、単位が取れていない状態だったのが、卒業に向けてしっかり勉学に励んでいます。萩谷はライブに出演し、スティールパンという打楽器を演奏する姿がツイッターにアップされたり、阿部は俳優の阿部サダヲやあべ静江らとともに、芸能界のあべさんが集まる“あべ会”に参加。その模様がお笑い芸人のあべこうじのインスタグラムにアップされていました。他にも年末ということで実家に帰省し、長めの冬休みを取っているメンバーも居て、それぞれがゆっくり静養できているようです。しかし、彼らからは『諦めた』という言葉は一度も聞いていません。次のステップに向けて準備しているという話もあります」(ジャニーズ事務所関係者)

 メンバー7人のうち5人は11月30日付けですでに退所済みだが、レギュラー番組の契約の関係で、森田は12月31日、リーダーの安井は2019年3月31日退所予定だ。安井1人だけが取り残される形となっている。

「最近の安井はさすがに元気がありません。グループも解散し、辞めることが決まっている中で仕事に身が入らないという感じですね。そもそも、今年3月くらいから事務所内には、Love-tuneのメンバーと向き合って、話を聞いてくれるようなスタッフはほとんどいませんでした。それは今でも変わらない。ほとんどの事務所関係者は、安井に対して、腫れ物に触るように扱っていますね」(別のジャニーズ事務所関係者)

「週刊文春デジタル」は、退所発表当日に事務所を訪れる安井の姿を撮影した。実はこのとき、安井は藤島ジュリー景子副社長に直談判するために事務所に乗り込んだのだった。

「Love-tuneメンバーは、退所の話が出てから何度も『ジュリーさんと会って話したい』と訴えていた。事務所とジャニーズJr.が初めて契約書を取り交わすという説明会が行われた2018年1月10日、その場で契約書にサインせず、一度持ち帰ったことで、事務所内の“反乱分子”と見られるようになってしまいましたが、メンバーたちは反乱するつもりなど全くなく、『その誤解を解きたい』と話していました。しかし、何度アポイントを求めても、ジュリーさん本人が話してくれることは一度もありませんでした。ジュリーさんと直接話すこともできず、退所するということにメンバーは、理不尽さや悔しさを感じていたようです。

 退所発表当日、そんなメンバーの思いを背負った安井は、リーダーとして『最後に話さなければ』と思い立ち、マネジャーや事務所関係者に『会いに行きます』と伝え、事務所を訪れた。しかし、事務所に入り関係者にジュリーさんに取り次いで欲しいと伝えると、少し待たされた後に、『忙しいから会えない』と伝えられた。わずか15分弱で事務所から帰されてしまったのです。今でも会うことはできていないそうです」(同前)

「私にとって娘より大事なのはタレント」――2015年1月に行った「週刊文春」のインタビューでジュリー氏の母・メリー喜多川副社長はこう大見得を切った。だが結局、世襲を優先し、2016年にSMAPという国民的アイドルグループを失ったのである。今回の前代未聞の一斉退所劇は、その“負の連鎖”がいまだに断ち切れていないという証左だろう。“SMAP解散の呪縛”が解ける日はいつやってくるのか。

(「 週刊文春デジタル 」オリジナル記事)

(「週刊文春」編集部/週刊文春)

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