「作品をなめている」 指原莉乃発言にアニメファンが反発した理由

「作品をなめている」 指原莉乃発言にアニメファンが反発した理由

2018年紅白歌合戦のリハーサルにて ©文藝春秋

「超楽しかったです。もう悔いはありません。ありがとうございました!」

 4月28日、卒業コンサートを行った指原莉乃(26)。笑顔にピースサインでそう叫んだ彼女は、AKB48グループを卒業後も順風満帆なのだという。

◆ ◆ ◆

 テレビ局関係者が語る。

「卒コンには、ゲスト出演などめったにしない松本人志がサプライズで登場。関係者席には各局のプロデューサーが勢ぞろいで、あたかも“指原詣で”の様相を呈していました」

 指原は『ワイドナショー』(フジテレビ系)をはじめ、9本にも上るレギュラー枠の継続も決定。他の元AKBが卒業後の仕事に苦しむ中、彼女がこれほど重用される理由は何なのか。

「『すごい立場が上の人には友達感覚で話す』と“ジジ殺し”の心得を語るほど、物怖じせず大御所の懐に入り込む。『笑っていいとも!』で共演したタモリからはトーク術のアドバイスを受け、卒業にあたっても事前に相談していた。アイドルが言及しないような話題にもズバズバ切り込んでいくスタイルを確立し、今や女版・中居正広と言える存在です」(芸能関係者)

 若手アイドルのプロデューサーとしても活躍中。

「秋元康氏から直接、薫陶を受けており、今年2月には2つ目のグループを立ち上げた。こちらも“ポスト秋元康”と呼ばれるほどの手腕を見せている」(同前)

 さらに大きな仕事も舞い込んでいる。今夏公開される国民的アニメ『ワンピース』劇場版のメインキャスト、歌姫アン役だ。3月に起用が発表された際、『ワンピース』を製作するフジテレビのプロデューサーは理由をこう説明した。

〈AKB総選挙3連覇という偉業を成し遂げ、アイドル界の頂点に君臨する指原さん以外にこの役を任せられる人はいませんでした〉

 だが、この抜擢に大ブーイングが巻き起こっている。

■アニメファンが猛反発「作品をなめている」

「アンは一昨年、オリジナルストーリーの舞台で初登場したキャラ。お転婆なヒロインとして人気を博しました。現在公演中の舞台にも登場し、役者の動きに合わせて声優の早見沙織が声をあてています。彼女は『プリキュア』シリーズなど有名作品に出演する実力派声優。竹内まりやから楽曲提供を受けるなど、歌唱力の評価も高い彼女を差し置いて『指原以外いない』と歌姫役が横取りされたことに、アニメファンが猛反発しているのです」(アニメ誌ライター)

 怒りにさらに油を注いだのは、卒コン後の記者会見での指原の発言だった。

「歌手はやらない。今日を聞いてもらって分かると思いますが、歌は苦手なので。今日でやり尽くしました」

『ワンピース』のファンは、こう嘆息する。

「舞台でもアンは圧倒的な歌声で観客を魅了する重要な役どころ。下手を自認しているのに受けるなんて、作品をなめていますよ」

 しかし、一体なぜこんなキャスティングがまかり通ってしまったのか。

「今やバラエティ女王の指原には各局からオファーが殺到中。自局の番組に出てもらうべく、一歩でもリードしようとしたフジが、指原が大好きと公言するワンピースの役を卒業祝いのプレゼントとして差し出したのです」(フジ関係者)

 ファンは歌姫の“御代替わり”なんて求めていなかったはずだが……。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年5月16日号)

関連記事(外部サイト)