田口淳之介逮捕 メンバーが怒ったKAT-TUN脱退劇とカギを握る小嶺麗奈

田口淳之介逮捕 メンバーが怒ったKAT-TUN脱退劇とカギを握る小嶺麗奈

©時事通信社

 2016年の電撃脱退から3年、元KAT-TUN・田口淳之介容疑者が大麻取締法違反の疑いで逮捕された。脱退・退所が突然発表されたとき、一体何が起こっていたのか。当時の記事を再掲する(記事中の年齢や日付、肩書き等は掲載時のものです)。

出典:「週刊文春」2015年12月10日号

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 デビュー35周年の近藤真彦を筆頭にして“鉄の結束”をアピールしてきたジャニーズで燻り続けていた火種がついに燃え上がった。田口淳之介の突然の脱退・退所発表。6名いたKAT-TUNはこれで僅か3名に。“乱”の裏には年上女優とその母親の存在があった。

「あいついい加減にしろって、皆呆れてます。大バカですよ。先の事なんて何も考えてないと思いますよ」

 田口を知るある芸能プロ関係者は、ジャニーズ事務所所属の田口淳之介(30)が起こした“乱”に激怒し、そう吐き捨てた。

 来年3月にデビュー10周年の節目を迎えるジャニーズのアイドルグループ「KAT-TUN」に激震が走ったのは、11月24日放送の「ベストアーティスト2015」(日本テレビ系)でのことだった。

「僕、田口淳之介は来年の春をもちましてKAT-TUNを離れ、ジャニーズ事務所を退所することになりました。自分自身、30歳を目前にしてこれからの人生の歩み方を考えたうえで、メンバーには本当に申し訳ありませんが、自分の道を選択させて頂きました」

■脱退者は赤西、田中に続き3人目

 番組の総合司会を務める嵐の櫻井翔(33)が「KAT-TUNのみなさんからひとつ重大なお話があるということです」と切り出すと、出演していた田口自身の口から突然の脱退発表がなされたのだ。観覧に訪れていたファンからは悲鳴が上がり、固い表情のメンバーたちが画面に映し出された。

 KAT-TUNの脱退者は、赤西仁(31)、田中聖(30)に続き3人目。6人で結成されたグループは当初の半分となる。

 ジャニーズファンが話す。

「田口クンはメンバーの中でもファンサービスが特にいいんです。コンサートでも投げチューとかしてくれる。それが今年5月の東京ドームコンサートで『色んなことがすげぇあって……』と急に涙を流した。京セラドームのカウントダウンコンサートも今年はなくなって、『何かあったんじゃないか』って噂になっていたんです。メンバーが4人になってからのコンサートでは『俺ら前向くから付いてきて』って言って、感動して泣いてる子もいたのに……」

 放送後にはメンバーそれぞれのコメントも発表された。グループのリーダー的存在である亀梨和也(29)は「グループの一員としては、なぜ今なのか。情けなく、悔しい気持ちです」と不快感を隠さなかった。

 さらにメンバー内で田口と一番仲が良かったとされる中丸雄一(32)は、出演する情報番組「シューイチ」(11月29日放送・日テレ系)でこう話した。

「仲間として2点ほど思う所がありまして。一点は脱退理由。もうひとつは、今後の活動のビジョンがあるのかないのかが不透明過ぎるなと。可能な範囲で、田口君にはその点を説明して頂けたら」

 だが田口は黙して語らず。11月30日深夜には、ラジオ番組「レコメン!」(文化放送)に出演するも、「今僕がKAT-TUNとしてできるのは、最後まで全力を尽くすこと」と言うのみだった。

 テレビ局関係者が話す。

「4人になってからも事務所は随分力を入れてきたんです。田口は一番人気が低い“末っ子キャラ”でしたが、2012年、堺雅人主演の人気ドラマ『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)や、昨年の綾瀬はるか主演の『きょうは会社休みます。』(日テレ系)に出演するなど、大いにプッシュされていた。その影響でファンも増え、昨年のコンサートでは田口のグッズが売り切れるというこれまでにない事態も起こった。恩を仇で返すとはこのことです」

 脱退劇の事情を知るテレビ局スタッフが話す。

「田口の件、水面下では春先から話し合いが進められていたのです。正式に脱退が決まったのは11月の中旬頃。発表の直前でした。メディアにスッパ抜かれるのを嫌って、すぐに発表したようです。ただ今思えばサインはあった。スズキの『ソリオ』のCMが同じジャニーズのTOKIOに代わったり、田口が務めていたラジオのパーソナリティが長瀬智也(37)に代わったり。結局、あの“花見報道”が問題視されたようですよ」

■脱退劇の鍵を握る小嶺麗奈の存在

“花見報道”とは今年4月、「女性自身」に掲載されたスクープのことだ。記事では、田口が女優の小嶺麗奈(35)と、彼女の母親と一緒に花見を楽しむ様子や、3人が同じマンションに出入りする姿が報じられた。

 今回の脱退劇の鍵を握るのが、小嶺の存在だ。最初に交際報道が出たのが07年。田口とは約8年にわたって交際を続けている。

 前出の芸能プロ関係者が説明する。

「これまで田口は事務所に対し、交際の事実すら認めず、事務所側は不信感を募らせていました。決定打が春の“花見の報道”だった。それで手塩にかけて育ててきた事務所の副社長、藤島ジュリー景子さんも『もう好きにしなさい』と匙を投げたそうです。小嶺との交際報道が出るたび、田口は別れるように言われても頑なに拒みつづけてきた。メンバーの皆がピリピリしていても『仕方ないじゃん』と話すなど、空気の読めないところがあった。『せめて2人で人前に出るのを控えろ』と妥協点を探っていたのですが……」

■スピリチュアルな小嶺母娘の影響が……

 小嶺は熊本県出身。1995年、石井聰亙監督の映画「水の中の8月」でヒロインに抜擢され女優デビュー。同年、「3年B組金八先生」の第4シリーズでもヒロインに起用され、10代から高く評価された。

 熊本の同級生が語る。

「芸能界入りは、お母さんが履歴書を送ったことがきっかけだそうです。中学の途中から東京に行ってしまい、卒業式も途中で帰るほど芸能活動にのめりこんでいた。あの頃が一番いい時期だったんだと思います」

 だが、ここ数年は女優としては活動しておらず、2012年に都内にオープンしたヒーリングサロンの経営をメインにしていた。

「彼女の母はタロットやスピリチュアルなもの、霊的なものが大好きで、麗奈もその影響で店を始めた。カウンセリングが中心ですが、アロマテラピーのグッズやパワーストーンで作られたアクセサリーなんかを扱っています。10年以上、女優を続けている中でストレスで身体が弱くなっていた時期に、東日本大震災があって、それがオープンのきっかけだったそうです。ただ、代官山に出した一店舗目はジャニオタの嫌がらせもあって閉店し、現在では完全予約制です」(小嶺の友人)

 この母娘の影響が田口に及んでいる可能性は高いという。3人は強い絆で結ばれているようだ。

 別の小嶺の友人の証言。

「田口君との仲は聞いていました。『何を言われようと一緒にいたい』って。彼が事務所を辞めたがっているという話や、彼女自身もジャニーズ事務所にあまりよく思われてないということも聞きました。

 年齢は麗奈が姉さん女房だけど、引っ張ってるのは田口君。麗奈は寂しがり屋ですごく弱い子なんです。でも、麗奈のお母さんは『脱退して結婚しなさい』なんて絶対言わない。むしろ逆。いつも『今後どうするの』『ちゃんと2人で先のこと考えて一番良いことをしなさい』とアドバイスしてました。麗奈から子供がほしいとか結婚したいとかって話を聞いたことはありません。『自分がまだ子供だから子供は産めない』と言っていました」

 息子のアイドル活動を応援する田口の母親は当初、2人の交際を良く思ってはいなかった。周囲には「アイドルとして大事な時期なのに大丈夫かしら」と洩らしていたという。そんな田口の母の心を溶かしたのが、“犬”だった。

「田口君のお母さんも麗奈ちゃんも超がつくほどの犬好き。麗奈ちゃんは親がブリーダーということもあって犬についての知識も深く、田口君と飼っているボーダーコリーをきちんと躾けている。田口君のお母さんとは何度か会ううちに犬の話で意気投合し、『麗奈ちゃんの躾けが上手で、それはもう賢い犬なの』と嬉しそうに話していました。今では麗奈ちゃんも『お母さん』と呼んでいます。互いの家を行き来して一緒に食事を作ることもあるみたいです」(田口家の知人)

 熊本に住む小嶺の親族は、

「問い合わせたけど、結婚も妊娠も聞いてません。小嶺家は代々女は独り者が多いんで、麗奈もそうなると思っていたんですが」

 と話すが、ファンの間では“結婚秒読み”とも目されている2人。ただ、田口の脱退以降の芸能活動はまったくの白紙である。

「田口も小嶺も芸能界カムバックは無理でしょう。礼儀を知らなすぎる」(前出・芸能プロ関係者)

■「僕はジャニーズを辞めて全部なくしてしまった」

 デビュー直前の10年前、KAT-TUNは事務所社長のジャニー喜多川氏(84)が特に気にかけるグループの一つだった。それを物語るのが次の写真。05年、ジャニー氏に連れられてロサンゼルスのリトルトーキョーを訪れたメンバーが、ジャニー氏の旧友たちと一緒に収まっている。自身が生まれ育ったロスに、ジャニー氏がまだ20歳前後の若いメンバーを引き連れて行ったことに、グループへの期待の大きさが窺える。だが10年後、櫛の歯が欠けるようにメンバーは半数になってしまった。

「ジャニーズにとって、今年は大きな意味を持つ年。グループのトップ、近藤真彦(51)がデビュー35周年を迎え、紅白への出演も決まった。先月には、V6の20周年を祝うべく、嵐やTOKIOらがライブに駆けつけ、ジャニーズの“鉄の結束”をアピールしていたのです」(同前)

 そんな雰囲気に“田口の乱”は水を差したのだった。

 元KAT-TUNの田中聖はこう証言する。

「僕はジャニーズを辞めて全部なくしてしまった。寂しいという気持ちもあった。田口の脱退はテレビで知りました。僕が脱退して迷惑をかけ、逆に10周年に向けて団結してきた部分もあったと思うのですが……」

 小誌ではかつて光GENJIに在籍した山本淳一の“その後のダメ男人生”を報じたが、今後、田口はどんな人生を歩むのか。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2015年12月10日号)

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