【ソフトバンク】今の“ミスターホークス”はスワローズと同じ背番号「1」

【ソフトバンク】今の“ミスターホークス”はスワローズと同じ背番号「1」

©松中みなみ

■なぜ「とり」をテーマにしたのか

親愛なる長谷川様

 まだ梅雨入りもしてないのに毎日、真夏のように攻撃的な日差し。私は紫外線に日々怯えてますが野球となれば話は別! 昼でも夜でも冷えたレモンサワー片手に観戦にはこれからの時期さいっっこうですよね!

 特に神宮球場は私も大好きな球場で、ヤフオクドームにはない懐かしさのある照明の感じとか、都会なのに開放感のある景色がなんともいえない。そこに山田哲人ハイボール≠2、3杯ぐびっといったらさらにその照明がキラキラキラふわ〜と輝いて……今すぐ神宮に行きたくなりますね。今年は神宮球場で交流戦がないのが残念。

 さて今回、長谷川さんから「対戦しませんか?」と言って頂き、さらにはテーマをコラム初心者の私にゆだねてくださいました。なんて優しい方……。

 色々考えましたが、共通のテーマといったら一番に思いつくことが“とり”でした。村瀬コミッショナーを伝書鳩に「とりをテーマにお願いします!」と打診した所「面白そうですね!」と、ご快諾していただけたので一安心。この記事にトリかかりました。

 にしても、「なんでとり?」って長谷川さん思ってました?

 だって2017年は酉年なんだもん。

 とり年に鷹が優勝を勝ち獲る! と選手一♀ロで昨年の雪辱に燃え、始まった今年のキャンプ。

 日本一≠目指すこの旗を見て、今年は羽ばたける気がしました。

 キャンプ取材終わりの宮崎のホテルで、チーム名に“とり”がつく球団で実際、酉年に優勝したチームを調べた所、ホークス、楽天イーグルスはなし。唯一、ヤクルトスワローズが1993年にリーグ優勝(連覇)! さらに日本一に輝いていました。

 おお、これが酉年効果……! いや、当時のヤクルト監督・野村克也さんの手腕かな。

 ノムさんといえば、私の世代だとヤクルトや阪神、楽天の監督さん。という印象ですが、選手時代は南海ホークス(現ソフトバンクホークス)で大活躍。戦後初の三冠王にも輝いたスーパーヒーローはこのホークスで育ったんですよね。誇り……!

 野球となるとボヤきがちだけど、野球を離れた場所ではとっても優しくてのんびりした方で大好きです。

 この写真は有馬記念を一緒に観戦した時にトリました。クリスマス感満載のお揃いコーデで、私の宝物。

 この日、ノムさんは私に神ってる有馬記念の予想を教えてくれました。

『競馬エイト』という競馬新聞をひらき、実力馬がめじろ押しのなか、オーシャンブルーという10番人気の馬を指差して、「これがいい」と鶴のひと声。プロ予想家もたった1人だけ◎をつけていただけの、人気薄な馬でした。それを見て「こういう1つだけ印ってのがいいんだよ。しかも何だか野球のボールの形みたいでしょ」とボヤき。あ、ポツリ。

 すると! なんと! 2着に飛び込んできました!

 単勝27.6倍の10番人気の馬ですよ? さすがノムさん。鋭い勘は衰え知らず。もしくは、能ある鷹は爪を隠す……かな。

 それで馬券は? ……そこは外してました。「ありゃ〜あ。(笑)」と全然悔しくない感じで笑うノムさんに懐の深さ、ドシッとかまえるキャッチャー感を感じました。

■スワローズもホークスもミスターの背番号は「1」

 長谷川さんとはこの文春野球コラムが始まる前、親睦会でお会いする機会がありましたが、私は次の仕事にすぐにトバなければならず、乾杯しか出来ませんでした。開幕後、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍されている長谷川さん。どんな人なんだろう。そう思って、今までの記事は全部読ませていただきました!
 
 長谷川さんの書いた記事の中でも私が特に好きだったのがミスタースワローズ≠ノついてのお話でした。読み終わったあと若松さんについてさらにググってた自分がいたくらい。

ミスタースワローズといえば、背番号「1」

 こちら、ミスターホークスといえば、小久保裕紀さんがつけていた背番号9がパッと思い出されます。今シーズンはまたトリプルスリーが期待されてる柳田選手が継承。それと嬉しいことに松中信彦の3でしょ。(今は松田宣浩選手)と言ってくれる方も。

 だけど、私は今のミスターホークスはヤクルトと同じ背番号1。だと思ってます。

 かつては秋山幸二さんや柴原さんがつけ、そして今はキャプテン内川聖一選手がつけるかっこいい番号。その内川選手もヤクルトにご縁があるひとり。ベイスターズ時代に、“生きる伝説”杉村繁打撃コーチ(現ヤクルト一軍打撃コーチ)にお世話になっていた、いわば杉村塾の門下生です。内川選手も「杉村コーチがいなかったら今の自分はない」とハッキリ断言していました。

 ブレイクする以前、「お前の特徴って何だと思う?」と杉村コーチに聞かれた時に「ポイントを前に、強い当たりを打つ事です」と答えたところ、こう言われたそうです。「相手ピッチャーもそうやってポイントを前に打たせてアウトにしようとするから、同じことを考えてたらそりゃアウトになるだろ。だったらしっかり引きつけて、手元で変化するボールに対して反応できないとダメじゃないか」と。

 それから、毎日徹底して色んな角度からティーを放ってもらう中で、あぁ、この球ってこうやって打つんだ≠ニイメージがしやすくなり、意識が変わったそうです。言われる内容は同じでも、伝えられ方でこんなに違うんだと感じた。と。

 そんな、自分を変えてくれた恩師の前で活躍を見せて下さい!と言いたい所ですが内川選手は、残念ながら只今2軍調整中……。 ただ、内川さんがいない間も、そこをカバーできる四番級がヨリドリミドリ。それがホークス最大の強み。代わりに4番に入ったデスパイネ選手や、柳田選手、そして松田選手が日替わりにホームランを放ちチームは明るい状態をキープ。

昨年のことを早く払拭しないと。そのためには優勝するしかない!≠ニ力強く応えてくれた内川キャプテン。

 なので長谷川さんには申し訳ないですが、まずはこの“とり”対決を勝たせて頂きます。ホークスは日本一目指してどのチームよりも鷹〜く飛ぶよ∧( 'Θ' )∧

 だとう、やくると! だとうつばくろうだ〜

みなみより

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※「文春野球コラム ペナントレース2017」実施中。この企画は、12人の執筆者がひいきの球団を担当し、野球コラムで戦うペナントレースです。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイトhttp://bunshun.jp/articles/2844でHITボタンを押してください。

対戦中:VS 東京ヤクルトスワローズ(長谷川晶一)

※対戦とは同時刻に記事をアップして24時間でのHIT数を競うものです。

(松中 みなみ)

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