俺たちの年金を取り戻そう! 「ジーサンズ はじめての強盗」を採点!

俺たちの年金を取り戻そう! 「ジーサンズ はじめての強盗」を採点!

©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

■〈あらすじ〉

ブルックリンに暮らす80代のジョー(マイケル・ケイン)、ウィリー(モーガン・フリーマン)、アル(アラン・アーキン)の3人は、ウェクスラー社で40年間勤め上げ、現在は年金で生活している。ある日、同社の所有者が代わったことで、彼らへの年金の支払いが突如打ち切られてしまう。さらに、ジョーの抱える住宅ローンが一夜にして3倍になり、家が差し押さえの危機に直面する。銀行の担当者に相談に行ったジョーは、強盗が誰も傷つけずに大金を奪い去る現場に偶然居合わせ、ウィリーとアルに「俺たちの年金を取り戻そう」と、銀行強盗を持ちかける。3人はいよいよ決行の日を迎えるが、ウィリーには2人に言い出せない秘密があった。

■〈解説〉

『WISH I WAS HERE/僕らのいる場所』のザック・ブラフ監督が、高齢者を取り巻く社会問題を扱いながら、ハートフルなコメディに仕上げている。96分。

中野翠(コラムニスト)

★★★☆☆奇抜なアイディアと贅沢なキャスティングを生かし切れず、中盤から気が抜けた。大真面目に描いたほうが深く笑えたはず。

芝山幹郎(翻訳家)

★★★☆☆動きや台詞のぬるさは免れがたいが、憎めない雰囲気が出たのはZ・ブラフの功績。監督デビュー時の愛嬌が戻ってきた。

斎藤綾子(作家)

★★★★☆80代の足取りの覚束なさや息切れをドキドキしつつ楽しめた。世の中の仕組みを庶民の感覚で斬る結末が素晴らしい。

森直人(映画評論家)

★★★☆☆モラトリアム感覚で描くお達者コメディ。配役だけで頬が緩む。79年作のリメイクだが、今の世相が背景だと相当現実味が。

洞口依子(女優)

★★★☆☆余裕綽々の老人パワー爆発喜劇。老いても肉食系! 葉巻にシャンパン、甘いパイを平らげなきゃ。愉快な共犯者達に吃驚。

INFORMATION

「ジーサンズ はじめての強盗」(米)
6月24日(土)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:ザック・ブラフ
出演:モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキン、アン=マーグレット、ジョーイ・キング、マット・ディロン、クリストファー・ロイド ほか
https://warnerbros.co.jp/movie/g3z/

(「週刊文春」編集部)

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