「山ちゃん結婚」と「磯野貴理子離婚」で見えてきた、“世間を友た?ち化”する巧みな作戦

「山ちゃん結婚」と「磯野貴理子離婚」で見えてきた、“世間を友た?ち化”する巧みな作戦

山里亮太と蒼井優の結婚記者会見 ©文藝春秋

「女性目線て?いくと、結婚って子と?も産んた?りするし?ゃないて?すか。さっき散々山里さんの顔のことか?話題になってましたけと?、私はちょっと子と?もの顔か?心配て?無理……た?なと(笑)」。

 今や日本国中か?完全お祝いムート?の山里亮太&蒼井優のほっこり婚。ちょっとやりすき?て?は……と思えるほと?過剰な「非モテ芸人か?モテ女優をケ?ット!!」という報道に、インターネットでは「いやいや山ちゃんは最強のハイスヘ?ック芸人」「山ちゃんと結婚て?きる蒼井優こそ幸せ」「蒼井優は本物を見極める目を持ってるから」など、「誰か?この二人をとことん褒めちき?れるか」というまさに“不毛な議論”が展開されておりました。そんな中。

 フシ?テレヒ?『とくタ?ネ!』て?、コメンテーターて?ある産婦人科医・宋美玄氏から、冒頭の発言か?飛ひ?出したのて?した。 当然の如くの大炎上て?す。「もし男か?こんなこと言ったら大変なことになる」「男になら何を言っても構わないの?」……本当、マシ?て?その通り。

■なぜ真ん中高めストレートな炎上をしてしまったのか

 しかも普段から女性の身体の専門家という立場からシ?ェンタ?ーや性差別について発言し一定の支持を得てきたお医者さんて?す。少なからす?ショックを受けた人も多かったよう。結婚するからといって必す?しも子と?もを持つとは限らないこと。望んて?も妊娠出産か?叶わない夫婦もいること。職業柄最もセンシティフ?に扱わねは?ならないて?あろうこの前提をあっさりと反故にし、さらに他人の容姿をも侮蔑する。正直引くくらい真ん中高めストレートな炎上案件て?した。

 そうなんて?す。た?から逆に気になるんて?す。発言には人一倍気を使ってきたと思われる「リヘ?ラル」キャラの医師か?、いきなりタ?ンフ?カーの前に飛ひ?出してったようなもんた?から。突発的101回目のフ?ロホ?ース?症候群なのか……しかしこの方の発言の後半部分て?なんとなくの察しか?つきました。

■即アウトな発言をさせてしまう「友た?ち」という罠

「美人の女優さんはそういうとこにはコンフ?レックスはないんた?なって、ちょっと全然斜めからの感想なんて?すけと?」

 この先生は以前山ちゃんと共演したことか?あるそうて?、おそらく「私と山ちゃんの仲た?ったら大丈夫」と思ってしまったんて?しょうね。「キツイ悪口を言える=仲良しの証」た?と勘違いするタイフ?の人た?。山ちゃんにこんなこと言えちゃう仲良しの私。たた?の「おめて?とう」し?ゃなく「斜めからの感想」を言えちゃう私。ああなるほと?。

 と、納得したと同時に、少し怖くなりました。職業的に即アウトみたいな発言をさせてしまう、この「友た?ち」という罠か?。辛島美登里も歌ってるし?ゃないて?すか。「“友た?ち”っていうルールはとても難しいケ?ームね」と。向こうか?いくら胸襟開いているように見えても、簡単に飛ひ?込んて?いくと痛い目を見るんて?す。こと芸能人相手た?ったら尚更。なせ?なら彼ら彼女らは、私たちに「友た?ち」と勘違いさせるフ?ロた?から。

 山ちゃんの結婚か?ここまて?人々の心を掴んた?理由も、この山ちゃんの巧みな「友た?ち作戦」にある気か?するんて?すよ。

「タ?メな俺たち/私たち」を心地良く包み込む“ダメな山ちゃん”

 今まて?自身の性格の悪さや容姿の劣等感、モテないことをハ?フ?リックイメーシ?にしてきた山ちゃん。言うまて?もないことて?すか?、そのハ?フ?リックイメーシ?とは山ちゃんの「場の空気を読み自分をと?こに置くのか?正しいかを瞬時に判断する頭の良さ」と対になるものて?す。ここか?重要。特にラシ?オて?自ら流布していく「タ?メな山ちゃん」は、非常に心地良い温度て?世の「タ?メな俺たち/私たち」を包み込んて?いました。

 自分は一番下にいる、た?からこそ上にいる人たちか?妬ましいのて?ある、という軸か?フ?レない。今インターネットて?最も求められるのは、こうした謙虚さ。この人は芸能人た?けと?自分と同し?た?と思わせてくれる親近感。 そんな自分の大事な「友た?ち」か?、美しい女優と結婚するのて?す。そりゃもう我か?事のように盛り上か?りますよ。

 結婚会見て?もひたすら謙虚に「非モテの自分か?こんなに素敵な人と結婚て?きました!」という姿勢を崩さない。そんな山ちゃんを見て、「友た?ち」たちはケ?スい質問するマスコミに憤慨し、と?こからか探してきた山ちゃんのいい話、山ちゃん本当はこんなすこ?いんた?話、をインターネットて?と?んと?ん拡散していく。山ちゃんの「友た?ち作戦」の結実を見た思いて?す。

「ファン」とも違う、この「友た?ち」という感覚。ここをくすく?ることの重要性は、先日ネットを騒か?せた磯野貴理子の離婚話て?も強く感し?たところて?した。

■磯野貴理子が突然“大事な友だち”になる不思議……

 これまたフシ?テレヒ?『はやく起きた朝は』て?、番組中に突然離婚を発表した磯野貴理子。仲良しの森尾由美と松居直美と他愛もないおしゃへ?りを繰り広け?る空気感の番組て?「す?っと見てくれてる方に、報告をね」「こ?めんね日曜の朝に」と前置きをした上て?離婚か?決まったことを淡々と報告しました。24歳年下の夫からの「子と?もか?欲しい」というあまりにもな離婚理由に、森尾と松井は瞬間に号泣、気丈に振舞おうとする磯野にまた号泣……。

 これは瞬く間に拡散され、主に女性たちから(磯野の夫に対して)強い批判か?沸き起こり、「磯野貴理子を守らねは?」の機運か?一気に高まりました。 ツイッターに流れてきたこの動画を見たとき、すこ?く不思議な気持ちになったのを覚えています。 自分も森尾由美と松居直美と磯野貴理子と一緒にあの場にいて、一緒に泣いているような感覚。 それまて?特に気にもしていなかった(すけ?え年下の人と結婚したんた?よな、あと元チャイルス?、くらいの)磯野貴理子か?、急に自分の大事な友た?ちて?あるかのような錯覚に陥っていたのて?す。

■発信力のある芸能人が一方的に情報を流す世界は怖い

 芸能人か?自分た?けに大事な秘密を、辛い悩みを打ち明けてくれてる……これもまさに「友た?ち」作戦て?すよ。た?って感情抜きて?考えれは?、発信力のある芸能人か?電波を使い離婚という相手あることの一方的な情報を流すわけて?すから、それってめちゃめちゃ怖くないて?すか。事実はと?うあれ、発信力のない側の言い分は明らかにされないまま、一方的に「悪」の烙印を押されてしまう世界は怖い。たとえと?んなに「しょうもないやつ」た?ったとしても「しょうもないやつに口無し」か?良しとされてしまう世界は怖いて?す。

 たた?、その辺りの冷静な判断もつかなくなっちゃうほと?、タレントさんか?仕掛ける「友た?ち」という魔法は甘美て?心地良いということなのて?しょう。そして今更なか?ら、くた?んの医師の失言の痛々しさを思うのて?す。

 スター不在の時代と言われております。た?からこそ、「視聴者を友た?ち化する」という手法は、これからのタレントさんにとっての生命線なのかもしれません。その点、「結婚指輪はお断りしました、大切なものは失くしちゃうのて?」「(新婚旅行は)高知か?いい、高知か?好きなんて?す」「(山ちゃんの好きなところは)冷蔵庫をちゃんとすく?閉める」と、独自のほっこりワールト?を堅守し一歩もこちらに歩み寄ろうとはしない蒼井優って、やっは?スターて?すね。最後になりましたが、どうぞ末永き幸せを……。

(西澤 千央)

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