堂本剛が語る“成長”と「ハゲーー!」議員の“未熟”

堂本剛が語る“成長”と「ハゲーー!」議員の“未熟”

(c)iStock.com

「理解できない人と一緒に何かをするのは、成長だと思うんです」。今週の文春で紹介されるKinKi Kidsの堂本剛の言葉である。

 特集記事「堂本剛 突発性難聴で入院 “硝子の中年”の悲劇」では、先月、歌番組の出演をキャンセルした堂本剛の現在と、KinKi Kidsのこれまでをまとめている。 

 デビューから間もない95年に主演した連ドラ「金田一少年の事件簿」は大ヒット。堂本剛は一躍売れっ子になる。その当時、睡眠時間は3、4時間の毎日で、休みは年に3日もなかったのではないかと関係者は語る。また今回の突発性難聴は、SMAP解散により、今まで以上の活躍が求められることからの、心身への負担が原因ではないかと記事にある。

 この記事、一見、“ジャニーズ残酷物語”のようであるが、冒頭で紹介した言葉にいたるまでの、堂本剛という、人ひとりの成長譚となっている。

■剛と光一、結成20年以上を経てたどり着いた境地とは

 KinKi Kidsのふたり、堂本剛と堂本光一の不仲は昔から有名で、仕事以外では口も利かないという。そもそも性格が正反対で、「ジャニーさんは繊細な剛と負けん気の強い光一という二人の資質を早々に見抜いて指導」し、結果、同じことをしても、剛は褒められ、光一は怒られる。それが不仲を加速させたのかもしれない。

 また、地元・奈良県の友人は堂本剛を「人見知りで人前に出るのが苦手」だといい、そんな性格もあってか、04年のソロコンサートでは、「正直、まだファンには気遣っている。ほとんどの人(ファン)がいらない」とぶちまける。これにはファンも激怒し、堂本光一との溝も深めてしまう。

 それでも時を経た今では「ファンのおかげだ」と感謝を語るようになる。

 また不仲だと言われる堂本光一についても、「光一のことは理解できません」と言ったうえで、「理解できない人と一緒に何かをするのは、成長だと思うんです。本当に、言葉では説明できない関係性というか、信頼関係というか……」と続ける。

 背を向けあっているようでいて、同じ方を向き、同じ道を歩んでいる二人であった。結成から20年以上を経てたどり着いた境地といえる。

■「このハゲーーーーーっ!」と罵られる議員秘書の残酷

「このハゲーーーーーっ!」「明日は何が起こるのかな〜〜〜〜〜ドキドキ〜」など、秘書に熾烈なパワハラ・パンチラインを浴びせたことを週刊新潮に報じられ、「目下、自動車会社をしのぎ日本一有名な『トヨタ』」(週刊新潮の今週号のキャプション)になった豊田真由子。

 この件を引き合いに出す今週号の飯島勲の連載「激辛インテリジェンス」は、「『このハゲー!』はつらいよ」。コラムはテレビから流れる豊田真由子の「ハゲーー!」の罵声が頭蓋骨に響くと嘆くことから始まり、議員秘書について論じていく。なにしろ飯島は小泉純一郎の秘書を長きにわたって務めた人物である。おまけに立派なハゲ頭だ。

 ここで飯島は、理不尽な目にあう議員秘書たちの残酷物語を紹介していき、そのうえでいい事務所の見分け方を披露する。「議員事務所を見るとき、大事な指標は同じ秘書が長く務めているかどうかよ」と。自分の事務所をろくに切り盛りできない者が、まして国家を運営できようかということである。

■「ハゲると、思い通りにならないものと寄り添っていかなければならない」

 ところで、かつて飯島勲も参加した雑誌の企画「ハゲノミクス ハゲと共に生きてゆく」(文藝春秋・2014年12月号/文春オンラインでは「ハゲ徹底討論『いちいちハゲを気にするな』」に改題)で、経営学者・楠木建がこう説いている

「僕は若いうちにハゲたことに感謝しているんです。というのも、ハゲると、思い通りにならないものと寄り添っていかなければならないから、リアリズム的な考え方が促進される。でもそれはハゲだけにかかわらず、人生の基本ですよね」

 堂本剛のいう「理解できない人」だったり、ハゲのような「思い通りにならないもの」だったり、それらと向き合うことで人は成長する。華麗なるキャリアの豊田議員には、それだけの胆力がなかったようだ。

(urbansea)

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