カイル・マクラクラン「さらにスケールアップした世界観。伝説の『ツイン・ピークス』が帰ってくる!」

カイル・マクラクラン「さらにスケールアップした世界観。伝説の『ツイン・ピークス』が帰ってくる!」

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 鬼才デヴィッド・リンチ監督によるTVシリーズ『ツイン・ピークス』が26年ぶりに帰って来る。全米で1990年に放映されるや大ヒット。日本でも社会現象を巻き起こした。国境の町「ツイン・ピークス」で〈世界で一番美しい死体〉ことローラ・パーマーを巡る怪事件に挑んだクーパー捜査官を再び演じるカイル・マクラクランが来日した。

「92年、番組のシンボルだったコーヒー繋がりでCMに起用されたり、僕にとって日本は大好きな国。クーパーとして皆さんと再会出来てワクワクしてます」

 前シリーズ最終話で「25年後に逢いましょう」というセリフがあった。ほぼリアルな時間経過のままドラマが再起動されたのだ。

「13年にデヴィッドから突然『電話では決して話せない! ニューヨークへ来てくれ』と電話が来た。会って『カイル、クーパーを演ってみないか』と打ち明けられたんです。彼とは『デューン/砂の惑星』(84)以来コンビを組み、良い友人だったのですが、まさか『ツイン・ピークス』を再びとは思いもよらなかった。しかも、ずっと誰にも言わないでいた秘密の企画だったとは!」

 出演者はオリジナル・キャストに加え、ナオミ・ワッツ、ローラ・ダーン、ティム・ロス、アシュレイ・ジャッドなど豪華な新キャストも話題を集めている。

「まず泣き虫の保安官補アンディと再会できて嬉しかったね! 昔の仲間とは『ローラ・パーマー最期の七日間』(92)以来で、同窓会のノリで過ごしたよ。リンチと初めて組むクルーは独特の世界観に魅せられて興奮し通し! 今回、僕も1人で3役以上を演じているんだけど、極悪非道の男から赤ん坊のような人物まで演じ分けるのはエキサイティングな経験でした」

 現在、放映中である全米では、スケールアップした世界観や謎の数々が話題で新しいファンも急増している。

「長い時間を経て、町も登場人物たちも年齢を重ねたことが描かれています。だけど、あの世界観はそのままに舞台はアメリカ全土、いや時空間すら超越していきます。数多くの新しいキャラクターがクーパーを中心に錯綜し、終幕の一点へと導かれていく壮大な物語になっている。これが本国で、前作を知らないファンを惹きつけている新しい魅力ですね」

 今回は前作のミステリに加え、大きなテーマが据えられているというのだが……。

「現在、アメリカを含め全世界の善と悪のバランスが狂っています。ドラマを観れば、きっと失われた善悪の均衡を正そうというメッセージも伝わるはずです。非常にアクチュアルなエンターテイメントを楽しんでほしいよ!」

カイル・マクラクラン/1959年、アメリカ合衆国ワシントン州生まれ。デヴィッド・リンチ監督『デューン/砂の惑星』で主演、映画デビュー。以来、リンチ作品の常連として人気を博す。日本でも缶コーヒー「ジョージア」CM等で知られる。近年は『セックス・アンド・ザ・シティ』『デスパレートな妻たち』にも出演。

INFORMATION

新作「ツイン・ピークス」
WOWOWプライムにて7月22日(土)スタート(全18話)。【第1話無料放送】毎週土曜夜9:00〔2カ国語版〕/毎週金曜夜11:00〔字幕版〕
http://www.wowow.co.jp/drama/tp2017/

(岸川 真)

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