カクシンハンが『薔薇戦争』を上演 今度はどんな新機軸を打ち出すのか――

カクシンハンが『薔薇戦争』を上演 今度はどんな新機軸を打ち出すのか――

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 シェイクスピア作品を現代的に解釈することで定評のあるカクシンハンが『薔薇戦争』を上演する。三部作の『ヘンリー六世』を圧縮した作品と『リチャード三世』の同時上演だ。『ヘンリー六世』では内省的な王(鈴木彰紀)が内戦を招く。トールボット(河内大和)、ジャンヌ・ダルク(長内映里香)、マーガレット(真以美)、ヨーク公(大塚航二朗)などが活躍する芝居であり、これを単一の作品にまとめることが木村龍之介の腕の見せ所。『リチャード三世』では冒頭のリチャード(河内)によるアン(真以美)への求婚やエリザベス(宮本裕子)の説得が注目箇所となる。

 パイプ椅子でフェンシングの試合を見せたりするカクシンハンは公演の現代性を重視する。『マクベス』でダンカン王殺害後、天気予報のテレビ画面に「容疑者のマルコム王子は逃亡中」とテロップを流した木村が今度はどんな新機軸を打ち出すのか。

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INFORMATION

カクシンハン『薔薇戦争』
W・シェイクスピア作、木村龍之介構成・演出
7月25日〜8月12日、東京・目白・シアター風姿花伝
http://kakushinhan.org/info/warsoftheroses

(結城 雅秀/週刊文春 2019年7月25日号)

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